劇団四季「ハムレット」
13年9月11日(火)in近鉄劇場
| 初☆劇団四季でございます。何よりも「ハムレット」を観たいと思ったきっかけは 茂山逸平さん・宗彦さんの「おそれいります、シェイクスピアさん。」の舞台で、 「ハムレット」の台詞がいくつかでてきていて、本当のお話だとどんな場面で話すのかな・・・。 と興味を持ったから。 今回はできるだけ内容を把握することが目標だったのですが・・・。 非常に内容は良く分かった!!というか一瞬にして舞台にひき込まれてしまった!
デンマークの王子ハムレットは父である王が急死したことを疑問に思う。 また叔父であった男が父に代わって新王になり、母がその叔父とすぐに再婚してしまったことが 信じられず、毎日フラフラとしていた。そんな時亡き父王の亡霊がでるときいたハムレットは 亡霊を待ち構える。。。そして驚くべき父の死の真相を聞くことになる。父が死んだのは病気 ではなく毒殺で、父王が眠っている隙に、新王である叔父が耳に毒を流しこんだと・・・。 「ハムレットよ、父のうらみをはらしてくれ。。。たのんだぞ・・・」そういいながら消えていった 父の亡霊をみてハムレットは復讐を固く誓う。まず彼がしたことは叔父を油断させるため気が 狂ったフリをすることだった。 ハムレットには思いを寄せるオフィーリアという女性がいる。彼女もハムレットのことを慕っていた が、身分の違いから父親に「ハムレット様とは会ってはいけない」といわれていた。そして彼女も 父親のいいつけを守っていた。 ハムレットがおかしくなったのはオフィーリアに対する恋の病ではないかと、心配した新王と ハムレットの母は、オフィーリアを会わせてみる。 オフィーリアが優しい言葉をかけても、自分の母親である王妃が、あれほど愛されていた王が 死んで間もないのに、すぐに違う男に乗り換えたことがゆるせない気持ちから、「尼寺へ行け! 誰とも結婚するな!結婚するなら阿呆と結婚するんだな!」と冷たい言葉をかけてしまう。 でも私は、ハムレットの気持ちをしっているからそんなに冷たいとは思えなくて、むしろ大切に 思っているオフィーリアが母のようになってしまうことを恐れたんだと思う。 気が狂っているフリをしているハムレットの元に町の旅演劇の一座が訪れる。その演技に 魅せられたハムレットは叔父に罠をしかける。それは父を殺した様子を舞台で演じてもらう こと・・・。みるみると青ざめていく新王をみてハムレットは確信する。ヤツが父を殺したと・・・ 一方ハムレットの動きを恐れだした新王はハムレットをイギリスへ追い出そうとする。 母の部屋にいったハムレットは叔父との再婚について厳しくののしる。その言い争いを隠れて 聞いていた、オフィーリアの父親が思わず声をだしてしまい、それを新王と思ったハムレットは 間違って彼を刺し殺してしまう。 父が死んでしまったことでオフィーリアは狂ってしまう。この時の狂いっぷりは本当にすごい! いきなり歌い出したと思ったら泣き出し、声を荒げて叫びまわったと思えば、ニコニコ笑う。 まさに狂気やったね。そうして正気を取り戻すことができないまま、彼女は河で溺れて死んで しまう。。。彼女には兄がいて、一度に二人の人を失った悲しみからハムレットへの復讐を 心に誓う。そんな彼に新王が「ハムレットと剣の試合をするように」と命ずる。 オフィーリアの葬儀が行われる日、イギリスから戻ってきたハムレットは初めて彼女の死を知る。 葬儀の場に現れたハムレットとオフィーリアの兄はつかみあいになるが、そこでハムレットは 「彼女の死を悲しむ気持ちは例え兄といえどもお前に劣らない!」といって去る。 城へ戻ったハムレットはすぐに剣の試合をすることになる。しかしその試合はハムレットを殺す ためにしくまれたもので、オフィーリアの兄の剣先には少し触れるだけでも死にいたる毒が、 もしも剣で殺すことが出来なかったときのために、新王は毒薬が入った酒の盃(さかずき)を 用意していた。 試合が始まる前ハムレットはオフィーリアの兄に「悪いことをした」と素直に謝った。そして 真剣勝負をするうちに、彼を殺そうという気持ちは薄れていった。はじめの2本はハムレットの 勝ち。それを喜んだ母である妃は「お前の勝利に乾杯しよう」と新王が用意した毒入りの盃を 飲んでしまう。焦った新王は「早くハムレットを殺せ!」とオフィーリアの兄をせかす。その時 後ろを向いていたハムレットに向って突然斬りかかった。かすりきず程度なので、試合を 続けたその時・・・。全身に毒の回った母がフラフラと歩いてきて死んでしまう。そしてオフィーリア の兄も傷が深かったため毒のまわりが早く、動くことが出来なくなる。 「全ては新王のしくんだこと!」という言葉を聞いてハムレットは王に斬りかかる。 そして母が飲み残していた盃の毒を新王に飲ませて、止めを刺し、復讐を遂げる。 ハムレットは薄れていく意識の中でこの惨劇の一部始終を隠さずに伝えていくように、 そしてデンマークが平和になるように願いながら永遠の眠りについた・・・。
ちょこちょこというか二箇所ほど感想が入っていますが、お話はこんなカンジです。登場人物は 多くなればなるほど、ややこしくなるので、レポではカット(笑) でも結構ドロドロしたお話なんですよね。悲しい偶然が重なって、どんどん悲劇が起っていった。 もちろん、1番の悲劇はハムレットが新王と間違って愛するオフィーリアの父を殺してしまった 事だとおもいます。そこから歯車が狂ってきてしまったと・・・。 シリアスなお話なのですが、笑えるところもありました。やったらクルクル帽子を回すおじいちゃん がいたりとか、ハムレットが新王に「父上」と呼ばずに皮肉めいて「母上」と呼ぶところとか。 けど観ること自体緊張していたので笑うに笑えなかった・・・。 ミュージカルかと思っていたのだけど歌はなくて正統派の舞台といったカンジでしょうか。 音響効果や、スモークなどの演出がすごくよかったです。3時間ちょっとの舞台なのですが、 時間が経つのを忘れてしまうくらい、物語に入りこんでしまいました。休憩時間がもったいない くらいに(^0^) 今回の舞台で1番気になっていた台詞「尼寺へ行け!!」と「生か死かそれが問題だ」 (舞台では「生か死かそれが疑問だ」でした)を言った時のハムレットの心境を私なりの解釈で 書かせてもらうならば、尼寺へ行け!というキツイ一言はオフィーリアを誰の手にも汚されたく ないという思いからでてしまったことだと思う。やはりハムレットは王子なので彼女と結婚する ということは難しかったかもしれない。しかも彼は復讐を誓った身。人殺しの妻となっても 彼女が辛い思いをするだけ、それならば、尼寺で一生清い心を持ちつづけて欲しいという 気持ちだったのだろう。 そして「生か死か〜」は父の恨みをはらすため、復讐を誓ったが、その誓いの重さを実感し、 いっそのこと自分が死んでしまったほうがラクなのではないという、自分自身への生の葛藤。 復讐から逃げたかったというわけではないのだろうけれど、叔父を殺すために気が狂った ふりをして本当の自分の姿を隠す姿はつらかったに違いない。
今回の舞台は石丸さんという方と下村さんという方のお二人がハムレット役をされていた のですが、私は下村さんのハムレットを観ました。劇団四季としては下村さんの配役は なかなか新鮮であるといっていましたが、私は下村さんのハムレットはすごい好きでした。 雰囲気などがすごーく上品で、ほぅ。。。となってしまうのですよ。 もう一度観たかったのですが、仕事等の都合で観れないことが非常に悲しい。 なので、次の舞台は「キャッツ」かなぁ・・・。どうやら劇団四季にもハマリそうな予感(笑) 長い小学生並の感想文読んでくれてありがとでした♪(笑)
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