love letter 1


8月19日

俺がMikiと出逢った日。
すべての、始まり。

アメリカから帰ってきた次の日。
久しぶりに校舎での授業。
まるで夢の中にいたかのようなアメリカでの生活。
そして再び始まる今までと同じ毎日。
…フタタビハジマルイママデトオナジマイニチ…
いや、始まったのは新しい生活。
…夢の…始まり。

その日、そこにMikiはいた。

名前だけは知っていた。
成績はいいらしい。何度か話に出たことがあった。
俺の担当していた生徒の隣に…Mikiはいた。

かわいい子。

それが俺のMikiに対する第一印象。

「この子彼氏とうまくいってないんですよ…」

俺の担当していた生徒がそう言った。

「先生なら私の悩みをわかってくれるかもしれない」

初めて会ったMikiがそう言った。

そんなことを言われるとは思っていなかった。
俺は人の相談にのれるほどゆとりはなかった。
自分のことで精一杯だった。
なぜなら、俺には…彼女がいたから。

二人がはじめてあった時、
新しい時は動こうとしていた。
…まだ誰も気づかないうちに…

…でも、ゆっくりと確実に…

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