love letter 18
ずっと忘れることが出来なかった
自分の中に存在していた想い。
決して認めてはいけない
認めずにはいられない気持ち。
俺は、Mikiを、求めている。
その想いはとどまることなく膨らみ続けた。
日ごとに増えるMikiとのメール。
何度目かのMikiとのデート。
Mikiとメールをしている。
Mikiが隣にいる。
永遠に続けばいいとさえ思えた時間。
俺はその永遠をどうしても手に入れたかった。
しかし、それでも俺の隣にはいつも彼女がいた。
何とかして自分を見てもらおうと必死になっている彼女がいた。
…付き合ってもう5年になるんだ。
考えていることくらい見るだけでわかる。
きっと彼女は気づいていたんだ。
自分を見ていない俺の視線に。
俺の心に自分がいないことに。
終わらせなければいけない。
もう覚悟は出来ている。
俺には、手に入れたいものがある。
俺には、守りたい人がいる。
たとえどんな犠牲をはらったとしても。
たとえ全てを失ったとしても。
ある喧嘩がきっかけだった。
俺は家を出ると言った。
「それなら私が出て行く」と彼女は言った。
…次の朝目覚めると、彼女はいなかった。
思い出だけがそこに残っていた。
これで、よかったのか。
そんなことは俺にはわからなかった。
自分が最低なことをしていたのはもちろんわかっていたんだ。
だから、終わらせなくちゃいけなかった。
それがお互いのためなんだ。
そう…自分に言い聞かせた。
…やっぱり俺は最低の彼氏だった。
罪悪感と虚無感でいっぱいになった俺は
救いを求めるように教室でMikiと抱き合った。
…自分が正しかったなんて思っていない。
でも間違っているなんて思っていない。
全てを忘れたかった。
Mikiのことだけ考えたかった。
Mikiの傍にいる
その譲れない願いをかなえるために
俺は、彼女と別れた。