love letter 2
彼女。
当時付き合って一年半。
大学一年のときバイト先で出逢った女性。
束縛が強く、何度も俺を裏切った女性。
あいつだけが悪かったわけじゃない。
でも俺だけが悪かったわけでもない。
わかってた。そんなことはわかっていたんだ。
だからといって…俺を捨てようとした事実は変わらない。
毎日のように俺に無理難題を押し付けていた事実は変わらない。
「車で会いに来て」
「遊びに連れて行って」
「仕事つらい。店長と合わない」
「どうにかしてよ」
…すべては俺の責任らしい。
仕事がうまくいかないことも。
休みになかなか会えない事も。
俺は疲れ果てていた。
アメリカに行くことに「開放感」を感じていた。
…あいつがいないことに…
俺は最低な人間だ。
そんなことは自分が一番知っている。
それでもなお付き合っているということ…
それが一番最低だった。
あいつにも…自分にも。
Mikiは俺に何を求めていたのか。
俺はMikiに何を求めたのか。
そんなことを意識する間もなく
二人の距離は近づいた。
…なぜ?
今問いかけてもわからない。
きっと、そうなる運命だったんだ。
気がつけば
二人は傍にいた。
授業が終われば二人でいた。
「自習をする」それがMikiの残る理由。
「自習を見る」それが俺の残る理由。
例えそれを二人が意識していなかったとしても。
例えそれが明らかないいわけであったとしても。
…二人の距離は近づいた。
…教師と生徒…のはずだった。