やさしさの精神病理       大平健 著   岩波新書

 〜まえがき〜
   席を譲らない‘‘やさしさ‘‘、好きでなくても結婚してあげる‘‘やさしさ‘‘
   黙りこんで返事をしない‘‘やさしさ‘‘・・・・・・・・・・・
   今、従来にない独特な意味のやさしさを自然なことと感じる若者が増えて
   いる。
   悩みをかかえて精神科を訪れる患者たちを通し、‘‘やさしい関係‘‘に
   ひたすらこだわる現代の若者の心をよみとき、時代の側面に光をあてる。
  

      やさしさってなんだろう??  
     嫌なことを「嫌だ」と言う。相手によっては「冷たいよね」と言う人がいる。
     「やさしくして欲しい」という言葉の裏返しなのだろう。
     私はこう思った。
     私はあなたが嫌がることを無理をしてでもして欲しいとは思わない。
     けれど、あなたは私が嫌がることをして欲しいと思っているのだろうか?
     だとすると、冷たいのはお互い様?なのでは?・・・・・・・・と。

     私自身がやさしい人になりたいという理想をもっていて、その理想と
     現実とのギャップに悩んでいたのだと気がつくことができた。
     
     けれども、やさしさって強制するものでもされるものでもないと思うし
     自然に自らでてくるものではないのだろうか。
           
     強制したり、やさしい人でありたいという理想を捨ててこそ本当の
     やさしさに出会えるのではないかと思っている。
        
         悩みから解放することができた一冊の本であり
               オススメ!です








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