有名な寺院めぐり
法門寺
法門寺は、西安の西120キロのところにある。
法門寺は唐代では、知られた皇族寺院で,塔の下には仏舎利が収められ,
調停は法門時のこの仏陀の遺骨を護国の仏舎利として崇拝した。当時法門時には,
24の庭があり,僧侶は一番多いときには5000人あまりに達した。
寺内に所蔵された舎利は30年に一度開かれ,唐代には相次いで7回も
地下神殿が空けられ6回も仏舎利を都へ迎え入れる儀式が行われ,空前のものだったと言われている。
1985年の秋に法門寺の明代のレンガ塔が崩れ,考古学者が処理にあたったところ,
地下1メートル前後のところから唐代の地下神殿が発見され,当時数回も都に迎えられた4つの仏舎利と
それの供養のため献上された大量の金銀の器,宝石や玉の器,シルク製品など貴重な文物が出土し,
考古学上の大発見となった。
この地下急に収められていた仏舎利は,金銀,水晶,玉,真珠とビャクダンなど貴重な材料を幾重にもした宝箱に入れられ,
出土したあとは,再建された地下急におかれた。ところでこの仏舎利の宝箱の周りには,
発掘当時の文物が多く積み上げられており,金銀の器が121点,銅器が8点,瑠璃製の器が20点,磁器が19点,
石刻が11点,真珠や玉の器が400点あまりのほか,シルク製品数百点あった。また金銀の器は,生活用具,供養用具,
法器等に分けられ,一部のものは唐代のものとしては始めて見られるものであった。これら金銀の器は
皇帝専用のあるいは仏舎利供養専用のもので,その工芸はきわめて細かく珍宝とされている。磁器は当時の秘色
(宮中の陶磁器にのみ使用が許された色)磁器で,これは秘色磁器に対する研究に大いにプラスとなった。
瑠璃色の器物からははっきりとした中央アジアと西アジア一帯の文化的風格が見られ,さらにシルク製品は一部灰と化したものがあるとはいえ,
あわせて700点もあり,唐代のものも含まれていた。これらの文物の品質の良さ,数の多さと
内容の豊かさは,考古学的には珍しい発見といえ,唐代の政治,経済,文化,宗教と中外交流の研究にとって非常に重要な価値がある。
法門寺の文物が出土されたあと,明代のレンガ塔と地下宮を再建し,法門時博物館を新築し,
出土した多くの国宝は博物館内の珍宝閣に所蔵され,こうして法門寺は盛唐時代のかつての姿を取り戻し,
著名な仏教寺院であり,観光地となった。