相棒は 独立開業する地を 見つけあぐねていた
希望する場所には 当然 同業他社が存在する
あまりに 見つけられない 様子に 私の親は 見かねて
いろいろな場所の 提供を 申し出た
その中に 今も 更地として所有する 埼玉の土地があった
大学時代の同級生が その周辺で すでに 開業している
という ことを 理由に 相棒は 首を縦にふらなかった
それでも 中途半端状態の 娘を 慮る 母は
とにかく 見るだけ 見てきて欲しい
近所に 実家の会社の 社員も 住んでいる
そこを 拠点に 見に行けば良いと 主張した
相棒は ほとんどのことは 私の意見を尊重するが
一度 否 と 言った ことを 翻すことは 99%ない
私は どうせ 無駄なのに と 思いつつ 相棒を連れて出かけた
そして 社員の家に 到着した 時
そこに 母が居たのだった
強烈なる 母の主張
家族の誰もが かなわない 人生 ここぞ という時だけの 主張
、、、、だけれど 相棒は それさえも 撥ね付けた
そして 現在 相棒が 同業者が居る からと 却下した
どの 候補地より
同業者 だらけと なってしまった この地を 見つけてきた
同業者ができる度に 私は 思う
母の思いを 撥ね付けた 罰が当たっているのだ と
嘆く 相棒に そう語ると 相棒は黙り込む
自分で選択した 結果 であることを 再認識する 瞬間だ
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