当時の家庭用ゲーム機

 

僕が小学生の頃、近所の遊び友達で2才年上のお兄ちゃんがいた。

その頃はよく野球、サッカー、鬼ごっこやかくれんぼをして遊んでいたものだった。

そのお兄ちゃんが、「面白い物を買ったから家に遊びに来ないか?」と僕を誘ってくれたのだ。

家に着くまでは教えてはくれなかったのだが、「ごんたくん←(僕のこと)の大好きな物だよ」

と言われ、僕はウキウキ気分。

家に着き、お兄ちゃんの部屋に入ったときに僕はさすがに驚いた。

テレビにつながっている家庭用ゲーム機がそこにはあったのだ。

ファミコンが発売される以前の家庭用ゲーム機は、カセットと呼ばれるものはなく、

本体に何種類かのゲームが内臓されているゲーム機が販売されていたのだ。

デパートのおもちゃ売り場でしか見たことがなかった僕には、すごくうらやましかった。

よくは覚えていないのだが、小学生にはとても買えないほどの高い値段のものだったからだ。

そんな高価なゲーム機を、そのお兄ちゃんは買ってもらったと言うことだった。

ファミコン以降の家庭用ゲーム機からゲームを初めた人には考えられない事かも知れないが、

その当時の家庭用ゲーム機は、線と丸だけでゲーム画面が構成されていて、ただ配置が

違うだけでゲームの名前が異なるだけという程度のゲーム機。

僕が覚えているゲームの名前は、ブロックくずし、テニス(ダブルスもあった)、ホッケーくらいかな?

もっとあったかも知れないけど・・・

ブロックくずしは想像できるかも知れないけど、テニスとホッケーなんてただ画面を2つに分割

してあって、縦の線(ラケット)で白い丸(ボール)を打ち返すだけのゲーム。

ダブルスの場合は、縦の線(ラケット)がもう1本増える。

すでにゲームセンターに通っていた僕にとっては、物足りなさを感じてはいたのだが、

それでも夢中になって遊んでいたのだった。