其の四

 

近頃わからないことだらけだ。ポリンキーの三角形の秘密、池田雅俊がなぜ石川が好きなのか、西南になぜ将棋部があるのか・・・まあ、全て同じ穴の狢、一蓮托生だ。特にポリンキー・・・ピタゴラスの三平方の定理よりも難しい。もし私に勇気があれば、石を投げてやるのにな・・・。しかし、わからないからこそ光り輝くものがある。そう、化学の参考書。わからないから封印されたのだ。封印される事・・・すなわち、半永久的に生き延びられるという事だ。というと、‘秘密とは朽ち果てないなにか’と定義づけられるのでは?さらに、パンドラの箱とも関連付けられる。パンドラの箱・・・最後に残ったのは希望だった。そう、化学の参考書も最後に残ってるのは希望なのだ。その希望を捨てた私・・・愚か者なのか?

 

人は時間には勝てない。池田雅俊の顔を見たまえ・・・とても同い年とは・・・。小学校時代がいかに暗く、いかに波乱に満ち、いかに苦労したかをその顔が物語っている。昔私のクラスに、先生に「明日は定規を持ってきてください!」って言われて、三角定規を持ってきた奴がいた。車にはねられるのは分るが、自転車にはねられて、上腕二等筋を断裂させるような奴だった。もう、うっかり八兵衛もまっ青だ。極めつけは‘神経衰弱’・・・なぜ衰弱させる必要が?わからない・・・夢の中でいつも追っかけてくるワニ・・・わからない。これからもわからないことが増えていくだろう。これが人生っていうものなのかも・・・

 

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