August

08/31 −死−
 不意に携帯電話が鳴る、着信元は実家から。書類の提出に俺の保険証のコピーが必要とのこと。 それだけならごく普通の電話なのだが、続きがあった。名古屋に戻ったときに、近所の 商業を営む、俺が昔から『姉ちゃん』と慕っていた人が倒れたと言う話は聞かされていた。 しかし、そのまま・・・亡くなったとのこと。享年45歳。
 物心ついたときにはすでにその商店に俺はよく遊びに行っていたものだ。まるで “もう一つの自分の家”のように。いつも温かく微笑みかけてくれた姉ちゃんの顔が 目を閉じるだけで蘇る。よく、とにかくよく働く人だった。店はコンビニと同じだがフランチャイズには 加入せず、かたくなに「商店」であることにこだわり続けた。お惣菜も取り寄せのものももちろんあったが 俺は『姉ちゃん』の作ったサンドウィッチがとにかく好きだった。実家には何度か帰ったが 『姉ちゃん』とは会う機会に恵まれずここ何年かは顔さえ見ることは無かった。 その『姉ちゃん』の突然の“死”。俺はどう受け止めたらいいのか?
 “いるはずの人間”が“いなくなる”。命ある限り、最後にはすべて『無』になる。 当たり前の事なのにどうしてこの『当たり前を』受け入れることを拒む自分がいるのだろうか? 『姉ちゃん』は幸せだっただろうか?45年で人生を終えることが、本当に望まれることだったのだろうか? 俺には仕事のために生き、そして働きすぎたが故にその生涯を普通の人よりも早く終えた。 それが本当にこの世に生を受けた“一人の人間”としての生き方として・・・。
 愛すべき『姉ちゃん』に心からのご冥福をお祈りします。

08/24
 名古屋での最終日、毎回そうだがテンションがグッと下がる。
 大学時代の友人から食事の誘いがあり、近くの焼肉店へ。この店も俺が名古屋に いるときは無かったものだ。昔はさびれた商店街も新しい店が誕生し、勢いを取り戻さん としているのだろうか?下がりきったテンションでは肉の味もどうだっていいように感じてしまう。 こんな時、時間は無情にも瞬く間に過ぎていき、タイムリミットは不意に訪れる。ここ数日の出来事は 『戦場』に戻ってもやっていけるという自信を俺に与えてくれた。
 ただ俺が育ったこの街がここ数日の間に再会を果たした友人のように変わらずに いつまでも残っていて欲しいものだと祈りつつ、俺はまた新幹線へと乗り込んだ。

08/23 −Long Trip 4−
 家の周りを散歩してみた。近くの公園や自分の家の近所。昔工場だったところは今では 巨大な団地が建ち並び、汚かった公園もよく整備されてなんだか逆に落ち着かなかったり。 俺の記憶の中にあるこの街はもっと活気に満ちていたはずなのに今俺の目の前にあるのは ひどく寂れた感が否めなく感傷的になった。
 大学時代の友人に3年ぶり、卒業して以来の再会。予定が合ってメシでもどうかということで 実現した。彼女は俺の記憶と違わず昔のままの魅力的な女性で正直ほっとした。やたらとしゃべりに キレがある女性で、何を食べるかという話になり、彼女は『和・洋・中・珍どれがいい?』と俺に問う。 おもわず『珍?』と聞き直してしまった。この時点で俺の選択肢は『珍』に絞られたわけだが、 『珍』と言ってみたかっただけで特に思い当たる店は無いのだと言う。“何だよ?”と思いながらも 近くの沖縄料理屋へ。
 彼女は2年間務めた仕事を退職し、今は資格を取るために資格の学校へ通っているそうだ。 自分の履歴書に華を添えるというのがその理由。3年ぶりというにもかかわらず時間の流れを 感じさせない不思議な時間を過ごした。何を話したかはさほど覚えていないが、お互いが過ごしてきた 3年間の出来事をあれこれ話し合った。大学時代の話をしていると、俺も年をとったのだと改めて実感した。 次の再会を約束して俺たちは別れた。
 小学校からの付き合いのある友人の元へ。昔俺とバンドを組んでいた彼は大学時代にHIP HOPのDJを始め 4月に自身のレコード店をオープンさせた。彼の行動力やキャプテンシーははっきり言って俺にはない。 俺は友人たちにまめに連絡を取る方ではないのでレコード店オープンまでの経緯はこの日まであまり知らなかったのだが 相当の苦労をしてこの店をオープンまでこぎつけたのだという。相当でかいことを口にする男だったが 彼の凄いところはそれを本当に実現してしまうことである。頑張りすぎるところはあるが・・・。 店を出して落ち着いたのかと思いきや、アーティストとしての行動もしているらしく数人のDJたちと グループを組んでいるらしい。今では地元名古屋ではそこそこの人数を動員するDJへと成長した。 今彼には追い風が吹いているそうだ。彼の友人のDJがDMC(Technics主催のDJの大会)でベスト8に勝ち残り、 DJスクール開校を考えているらしくその際は、俺の友人のレコード店の一部を使うことが決まっているらしい。 売り上げは上がるし、何よりレコード店の強力な宣伝になるからだ。アーティストとしてもまだ本決まりでは ないもののDJ SHADOWの前座としてプレイする話が来ているらしくもし決まれば彼自身の知名度もかなり上がることだろう。 店長としても、一人のアーティストとしてもこれからの彼の動向に単純に期待している。
 彼との再会も俺にとってかなりいい刺激になった。俺は負けることが大嫌いだから。フィールドは もちろん違うものの、俺も一人のアーティストだ。何らかの結果を出して彼等に提示できればと思って止まない。 エンジニア/プロデューサとしてこれから学ばなければならないことは山積み状態。だからこそ音楽は辞められない。 天職かどうかは今のところ分からないし、興味もない。しかし、俺は好きなことを仕事にしている今を最高に楽しんでいる。

08/22 −Long Trip 3−
 何年の付き合いになるだろう?幼稚園に行くずっと前から知っている、幼なじみでありよき友人。 そして『尊敬すべき馬鹿』、それがこの日出会った友人。彼は高校時代に俺と同じくドラムを始め、 今でもバンドマンとして活躍している。俺は昔から彼がうらやましかった。本能赴くままに行動し、 目立つこと、人を喜ばすためなら何だってやり、やれる彼が。俺とは全く対局に位置している。
 俺も目立ち、人を喜ばすためなら何だってやる方だが限界がある。それに対し彼はその限界を 平気でこえた次元でもとびきりの笑顔でこなしてしまう。俺は考えて考えて行動をするタイプで彼は 直感的に行動するタイプ。お互い“我”が強いので対立することもしばしば。
 酒を飲みながらお互いいい感じに酔っぱらっていたので久しぶりに腹を割って話をした、何時間も。 マジな話なら実家に戻った時によくするのだが、この日はいつにもまして二人とも饒舌だった。 その中で彼は『お前には芯がない。それは我が強いために』とバッサリ。今俺は裏方であれこれ動いているが どこかで自分を主張したいという部分が邪魔をしてそれが相手によっては衝突を生み出す。 口では“裏方”を主張するものの、やっていることは“主役”を狙うそれ。彼の目には中途半端に映るらしく 『芯がない』と言う言葉に表れたのだろう。正直最近気にしていたところだったので痛いところを突かれた。 だが、この言葉で俺はどれだけ救われたことだろうか?道に迷い始めていた俺を進むべき道へと戻してくれたのだから。 自分の目指すもの、位置するべき場所や言動に気を配ること。これら全てがこれからの俺の課題である。 今回の帰省は俺にとって収穫になることばかり。実家に戻ることは俺にとってマイナスのイメージがあった。 疲れ切ってそれを癒すために実家をたよる。その考えが今回180度変わった。頻繁に戻ったのであれば そうかもしれないが、半年に1度くらいの帰省であればむしろ逆であることが多い。久しぶりに会う友人はみなそれぞれ いろいろ考え行動し、苦労もしている。その話を聞くだけでもいい刺激になる。もちろん充電の意味合いもあるのだが。
 マラソンのランナーも幾度か水分補給をする。あれは走っていると疲れるから水分でも・・・という安易な理由ではない。 ランナーは多量の水分を失うため適度に水分を補給しないと人間が生きるのに絶対に必要な量の水分まで失うことになる。 つまり、死んでしまうのだ。話がかなり飛躍してしまったかもしれないが、誰しもがむしゃらに頑張ればいいというわけではない。 適材適所で息抜きをしなければ自分のからだが悲鳴を起こしてしまう。そうなってしまってはそれまでの頑張りが 水の泡。そうならないようにこれからも全力で息抜きをすることを考えなければなんてことを思う今日この頃であります。

08/21 −Long Trip 2−
 高校から親交の深い友人と久しぶりの再会。彼は愛すべき“馬鹿”の一人だ。 ある時彼は真剣な顔をして『ミニカーはスゲーよ!』と言った。ある時彼は神妙な顔で『俺は村を作りたいんだよ!』 と言った。そしてある時彼は自慢気な顔でこう言った。『俺ビデオカメラが欲しいんだ!・・・業務用の(?)』 どれもこれも俺には理解できないものばかりだったが、それを人の『個性』とよぶのだろう。
 彼は大学を卒業し、あれこれ考えた末とりあえず就職をした。就職自体本当に“とりあえず”だったので 1年後に退職。しばらく失業保険をもらいながら本人が言うように「産業廃棄物」のような生活だったそうだ。 その生活の中で彼は『何か』を見つけたようで、今彼はテレビの脚本家をやっている。今はローカル局の仕事だが、 結果を出して東京に進出するのだと鼻息も荒い。
 彼は熱く俺に『馬鹿になりたい、ならなくてはならない』と語った。始めは俺も呆れ気味に聞いていたものの、 次第に彼の世界にのめり込み、結局最後には納得させられてしまった。“モノを創る人間”にとって「まじめさ(堅さ)」 だけではすぐに限界が来てしまうのだという。無難なラインのモノなら出来るが、より上を目指すとしたら+α(馬鹿さ) が必要なのだそうだ。なぜ納得したのかというとこれは俺にとっても足りないモノだからだ。 努力はするし、勉強もするのだがそれだけでは「ある程度のモノ」しか生まれないのだ。なんの面白みもない無難なモノしか。 彼も俺もモノを創るという共通点があるが故避けては通れない「馬鹿になること」。 今の俺では「馬鹿のまね」をすることが限界で、「馬鹿」にはなれない。真の馬鹿になれた時、彼も俺もきっと素晴らしい 作品を生み出せることだろう。意外な人間からのサプライズ、これがあるから俺は実家に帰ってきたいと思ったのだろう。

08/20 −Long Trip−
 半年ぶりの故郷への帰省。ここ数ヶ月いろいろと考えもがいていた俺にとって これほどの良薬はない。大学時代の友達に会う。数年前ならどこかへ遊びに行っただろう。 玉を転がしてみたり、突いてみたりと。そんな案は年を重ねた人間には必要ない項目で、 落ち着いてゆっくりと話が出来る場所があればそれでいいのだ。まじめな話、昔の話、 熱い話、馬鹿げた話・・・。毎回そうだが、こういった現場で交わされる話で身になる部分は ごく僅か。それでもその僅かな“収穫”のためにはそれだけの余分が必要になるのだ。
 時間というものはことに残酷である。制限や制約があるからだ。おそらく無限に続くものならば それはそれでうっとうしく思うはずなのに、都合のいいときだけ文句を言う、人間なんてそんなもの。 無心に無限の言葉のやりとりはいつの間にか辺りを暗く染め、俺たちは家路につく。
 故郷で一番期待するものはおそらくこれだろう、『まともなメシ』!一人暮らしのそして貧乏な俺にとって これほど有り難いものはない。禁じていたわけではないが飲まないようにしていたビールも どんな高級な酒にも勝る、今日ばかりは。たとえそれが安い発泡酒だとしても。 これほど一日が終わるのがもったいなく思えるのはなかなか珍しいなと感じつつも酔っぱらった 酒に弱い俺を容赦なく眠りへと誘い込む。ここには俺をいらつかせるものは何もない。 ここは俺にとって楽園、NeverLandなのだから。

08/14 −棚からぼた餅 〜その5〜−
 前回とは違い、かなりビジョンが出来上がった状態でのレコーディング(リリックはスタジオで 考えるらしい)で、着々と仕上がっていく。
 エンジニアという仕事は「要求される前に予測をしてあらかじめ作業を終えておくものだ」と 以前の研修で言われたことがあるが、エンジニアの村上さんはまさにそれで「こうしてもらいたいんですけど・・・。」 と言われる頃には「はい。そう思ってすでに用意してあります。」と当たり前のように答える。 見ている俺には村上さんが超能力者のように思えた。刺激的な瞬間だった。
 全ての録りを終えラフミックスの作業へ。MIXの作業は違う人間が行うとのことで、今日録ったもの のバランスを整えるのだ。ココでも微調整の音の違いが全く分からない俺がいた。 ラフとはいえ、要求はどんどん飛んでくる。「そこの○○の部分にこういう処理を・・・。」 「そこの××の部分を△△にさしかえてもらってもいいですか?」など。それをあっという間に プレイバックまでにもっていく村上さんが俺には眩しく映った。同じオペレーションを 今の俺がやるとしたら何時間必要だろうか?・・・そんなことを考えながら。
 一度OKが出て、もう一度確認という段階で「やっぱり・・・」というのが何度もあり、 変更に変更を重ね、ついに『OK!』の声が。長いような短いような、ついに完成した(正確にはまだ未完成だが) 作品を聴いて改めて思った。『これは格好いい!』と。初めてプロの現場、プロの空気の中に立ち会わせてもらって エンジニアの村上さんを100としたときに今の自分がどの辺りにいるかということが分かったし、 それはこれからの俺の課題でもある。
 全ての作業が終わりアーティスト陣が引き上げた後、村上さんは『アシスタントはホストだよ』と 言われたのが印象的だった。レコーディング環境が進歩したおかげでアシスタントの仕事は減った。 だからといって何もしなくていい訳ではない。エンジニアの技を盗むのはもちろんのことクライアントに目を配るのだ、 タバコをくわえれば、火をさしだすといったように。
 プロの現場に立ち会うのも大事な経験である。俺はいつあの眩しいスポット、エンジニアというポジションに つけるだろうか?などと思いながらふと時計に目をやると朝の9時。眠ったわけではないので、どうやら夢ではないようだ。 疲労困憊のからだと満たされた精神。今回の作品、絶対買います!

08/13 −棚からぼた餅 〜その4〜−
 今日もSUIKENさん、S-WORDさん、KZAさんそしてDJ Kentさんの曲のレコーディングに アシスタントとして参加させてもらうことになった。むしろなっていた。
 前回録ったものはマイクの問題(音が求めていたものと違うと言う理由)から、 リクエストされたマイクを使用して録ることに。ほぼ録り直しだという。
 前回使用したマイクはAUDIO TECHNICAというメーカーのAT4060という型で25万相当の 代物。音が気に入らないと言うことで登場したのが、SOUNDELUXというメーカーのU99。 驚く無かれ、このマイク1本で70万もする代物なのだ。もともとNEUMANというメーカーの U67(百数十万)という型のレプリカ(モデリング)なのだが、それでも高級品。 慎重に慎重を重ねて扱った。壊しでもしたら・・・。
 必ずしも高いものがいい音がするというものでも無いのだがこのU99、ものすごくいいです。 耳がまだ出来上がってない、いわば“素人”の俺が聴いても差は歴然。買いです! ちなみに今日は19時開始予定でS-WORDが到着したのは21時、(F.O.N.の二人は19時半ころに 来てくれていたが)SUIKENさんは22時半頃。あがりは始発よりも間違いなく遅いなと確信。
 スペシャルなマイクにスペシャルなアーティスト陣。プロのエンジニアに素人の俺。 微妙な位置関係だが、これも勉強とばかりにエンジニアの村上さんの仕事を見せてもらうのだが、 微調整している音の違いが全く分からない。これが『プロとアマの差』なのだと痛感した。

08/12 −棚からぼた餅 〜その3〜−
 偶然?にもレコーディングのアシスタントとして参加させてもらうことになって、 アーティストについて調べたところ、いろいろなことが判明した。
 ラッパー陣は8MC集団Nitro Microphone UndergroundのSUIKENさんとS-WORDさん (シモさんと呼ばれていた)。 プロデューサはKZAさんとDJ KentさんからなるFORCE OF NATURE。アシスタントの立場なので あまり深くは聞けなかったので、あくまで憶測だが。
 J-HIP HOPを全く聴かない人間であるため、ネットで調べるまでは全く知らなかったのだが、 この分野ではかなり有名な面々であるらしい。知っていたら変な緊張感があったに違いないので ラッキーだったと考えておこう。今回の曲は深夜放送されている『サムライチャンプルー』と いうアニメで使われるらしい。全国ではおそらく放映されていないだろうが・・・。 このアニメ自体はサムライが登場するアニメにもかかわらず、ところどころでHIP HOPの要素が 盛り込まれているというなんともかわったものだ。(効果音でスクラッチなどが使用されている)
 今回がきっかけでもっと国内の音楽にも目を向けてみるべきだと認識させられた。 物事の一部で全体を判断するのではなく、もう一歩踏み込んでそれを判断することはあらゆる分野 に共通することで非常に重要なことでもある。口で言うのはこんなにも簡単なのに実際はなかなか できないことだけど。

08/11 −棚からぼた餅 〜その2〜−
 18時からの予約だが、アーティストが到着したのは20時。音楽業界ってそんなもん なんだな。と密かに思っていた。到着して『じゃあ、録りますか!』となるにはまだ時間が必要なようで 打ち合わせ、打ち合わせ、食事、打ち合わせと録りが始まったのは結局23時頃。 どうやらまだ完成してはいないようで、ある程度のビジョンはあるものの、煮詰めている段階と言ったところか。
 この日訪れたアーティストはSUIKENさんとS-WORDさん。J-HIP HOP界のバリバリメジャーアーティストである。 俺は彼等のことを聴いたことが無かったが(J-HIP HOPのアーティスト自体に興味が無いので。)、 いざ録りが始まって鳥肌が立った。超がつくほど格好良かったから! 俺のイメージでは売れてるHIP HOPはRIP ...だとかnobody ...のように盛り上がれたり、楽しいだろうと 言うものばかりで『格好いい』というものではなかった。
 だが、ただただ言葉が見つからない。『格好いい!』としか。 ZEEBRAのようなドスの利いた声で、「悪」を感じさせる格好良さ。俺はその現場に参加(見学) させてもらえてる。なんと幸運だろうか?
 当たり前かもしれないが、高いプロ意識を感じることができた。細部までこだわり、 どん欲に『格好良さ』を追求する姿勢は日常の生活ではあまりお目にかかれない。 納得いく状態でこの日のレコーディングは終了。時刻は朝の4時半・・・。スタジオの掃除などを終え、 家に着いたのは7時過ぎ。だけどなんと心地のいい疲れだろうか?

08/10 −棚からぼた餅 〜その1〜−
 アシスタントエンジニアとして初めて働く仕事。今日は外部のエンジニアがMIXの作業で スタジオを利用するとのことで、俺はその補助的な役割。レコーディングのアシスタントを 任されるにはまだ心許ない俺でも務まる程度の難易度。クライアント到着予定より30分前に スタジオ入りし、機材の電源を入れたりコーヒーを準備したり。あとはエンジニアさんの仕事を 見学させてもらうくらい。・・・と思っていたのに。
 予定時間を少し過ぎた頃にA&R(アーティストの制作担当や発掘を行う、レコード会社の人間) の人が訪れ、当然挨拶は交わすのだが、どうやら今日はMIXの作業ではなさそうな予感・・・。 連絡をしてくると言うことでその人は席を外し、次に訪れたのがエンジニアさん。 思い切って尋ねてみた。『今日はMIXの作業ではないのですか?』
 『まだ詳しくは聞いてませんが、おそらくレコーディングですよ。』との返答。 詳しく聞いてないのは俺自身。頭が真っ白になった。まだレコーディングのアシスタント を任される程の器ではないからだ。右往左往しても仕方ないので、腹をくくった。エンジニアの人にも 事情を説明し、正直に「あまり力になれないかもしれません。」と。見栄を張って作業の足手まといに なるくらいなら、あらかじめ恥をかいておこうと。
 助かったことにエンジニアの人が凄くいい人で必要最低限の要求だけに止めてくれた。 おかげで落ち着いて仕事を手伝うことが出来た。とは言っても80%くらい見学だったが。

08/05
 疲れたみなさん、こんばんわ。俺も疲れています。息抜きのために新しい趣味を模索中。 の俺が最近はまっていることは、REMIX。・・・結局音楽でした。
 レコーディングでいろいろな音ネタが増えたので、いじくっていたところ楽しくなってきてREMIXに なってしまったた。もともと太鼓叩く人なので、リズムを考えるのは得意であるものの、 それ以外はからっきし。いやー、音楽は奥が深い!なんて言ってる場合じゃないのだが、 未だ新しい趣味は見つからず・・・。何か無いものかしら?

2004/Jun.|Feb.| Mar.|Apl.|May| Jun|Jul|