隊員の行った視察の報告


サンビセンテ県サントドミンゴ市(Santo Domingo)他にて


サン・ビセンテ県サント・ドミンゴ(@)、ソヤパンゴ(A)と サン・ハシント(B)の避難所へ行ってきました。

A、Bについては、COENで得た情報をもとに訪ねて来たのですが、両方とも既に避難 所はありませんでした。Aについてはあらかじめ連絡を取ることはできなかったので すが、Bに関しては先方と連絡をとり、避難民がいると確認してから行ったのです が、既にいませんでした。よいことです、としていいのかな?

@のサント・ドミンゴは、実は一番最初の調査で訪れていた所でした。今回は、市役 所を通してではなく、私が仕事を通して知り合った現地に住む方を介し、Canton CanalesとCanton Talpetateを訪問しました。被害がひどかったとされるCanton Rodriguez、Refugioのことも口頭で聞きました。(状況は同じだったので、訪問はし ませんでした。)

Canton Canales、Talpetateでは震災時多くの家屋が倒壊し、あるCaserioでは33軒 中残ったのは2軒のみ。市役所から各家庭に30枚ずつアルミ資材が配布され、(ば らつきが見られるため、恐らく被害の程度によって異なるものと思われる。)それを もとに各自独力で一時的な家を建てている。Cruz Roja Espanolaがテント用ビニール 材を支給。食糧援助は一度。当初、市役所から各被災家庭に、家再建と倒壊家屋を片 付ける費用として100コロンずつ現金が支給される話があったが、結局それはな く、市役所からの支援はそれ以降なし。

率直に感じたことは、彼らに必要なのは「家」であること。ヴェラパスの住民間で感 じたような、再建への意欲はそれほど強く感じられませんでしたが、市役所その他外 部からの援助が殆ど来ていない所であるとは言えそうです。この日現地を案内してく れた方と、現在人々が必要とするものについて少し話をし、以下の3つのプランの可 能性について、当チームでこれから調べる予定です。結果、どのプランがARDESがで きるものとして一番ふさわしいかを決め、28日の話し合いにも持ち寄ろうと思いま す。



A)テチョ・プラン Canton Canalesに在住する400家族のうち、被害がひどい且つこれから家を独自で 再建する意志のある家庭を10家族選び、家再建(屋根部分のみ)の支援をする。屋 根がアルミ材では恒久住宅としては望ましくなく(暑い、瓦屋根を載せても瓦が落ち てくるのが怖い)、ドュラリータ材を屋根資材として各家庭に約30枚(一枚約12 0コロン)ずつ配給する。屋根資材が重いためアルミの壁ではもたないが、土壁なら 大丈夫だと思われる。壁作りは住民負担。

B)ハボン・プラン 石鹸など考えられる日用品などをセットにした物資援助。一つのカントンの全家族、 あるいはいくつかのカセリオを対象。

C)ボデガ・プラン 田舎の家ならどこにでもある、とうもろこしを通年保管するための金属樽。(名前が わからないが、値段を聞くと一つ700コロン。)とうもろこしの保管場所は、トル ティージャ文化のこの国は重要。家屋が倒壊した際、一緒につぶれてしまったものが 多く、どうするのかと聞いたら、月賦で買うしかないだろうとの返事。値段が値段な ので、全員というわけにはいかないが、改めて値段を調べ直し、何家族かを選んでこ の樽を支給する。



以上。