blast!
     

@2001年9月2日(日)観劇 atBroadway Theater
A2003年8月2日(土)観劇 at 文化村オーチャードホール
                     1階11列30番
B2004年8月12日(木)観劇 at 文化村オーチャードホール
                     1階13列27番          

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<概要>

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blast!とは、簡単に言ってしまえば「金管楽器、打楽器、ダンスチームによるマーチングショウ」という事になるでしょうか?
とはいっても、blast!はアメリカでの伝統あるマーチングの
進化系とも言うべきもので、
その実態は、マーチングとは異なるものでしょう。
ミュージカルではないので、ストーリーはありません。
ストーリーはないけれど、舞台の一貫性としてテーマカラーがあり、
そのカラーに合わせて曲が選曲され振り付けが決まっているのだそう。
というわけでblast!はミュージカルでもなくマーチングでもなく、敢えて言えば 
SHOW でしょうか?

<reiko's 感想>

まずはblast!との出会いから。
2001年初夏、アメリカのコロラド州デンバーでの短期留学時代。学校は語学学校だったので各国語対応のPCが設置してあり、メールチェックやHPチェックが出来る環境でした。朝早く学校に行った時や、放課後にはよくPCをいじって、日本にいるときからチェックしていたいくつかのサイトをを閲覧していました。そのうちの一つのサイトが、NYC在住の日本人の方発信のかなり詳しいNY情報のサイト。リンクしていただいている、tips from new york http://www.tipsfromny.com/ というサイトです。
ある日いつものようにその方のサイトを覗いていると、「期間限定パフォーマンスblastを見てきました」という日記がありました。そこには、
「トランペットやトロンボーン、チューバやホルンなどの楽器を演奏しながら飛んだりはねたりのマーチングショウ」というblast!の説明と、その方の感想が載っていました。留学後は日本帰国前にNYC訪問が決定していたし、数ヶ月前までは自分もトロンボーンを吹いていたから急に楽器が懐かしくなった、という2つの要素から、NYに行ったら絶対blast!を見てやる!!とその場で鼻息荒く決心。その後すぐ学校近くのCDショップでブロードウェイミュージカル関連のCDを眺めている時にblast!のCDが売られているのを発見、これまたその場で購入しました。CDを聞いただけでは、まあ普通、という感じでした。CDだけだとblast!で一番魅力的な視覚で楽しむ事が出来ないわけですしね。

数ヵ月後の2001年9月。予定通りNYCに行った私は、チケットを購入するため当時blast!が開演されていた、broadwayと53 streetが交差したところにあるBroadway Theaterに行きました。確実に見たかったのでTKTSには並ばずinformation centerでクーポンをゲットしてbox officeで購入するためです。このクーポンを使うとなんと半額でした。クーポンがきくのは何曜日だけ、とかマチネだけ、とか条件付だったけど、それでも半額ってすごいです。というわけで$40+手数料$1.25=$41.25という素晴らしい値段でチケット入手。劇場を出ると、外に大きなスクーリンがあって、blastのハイライトシーンうを放映していました。ここでもうスクリーンに釘付け状態。短いビデオテープを何度も何度も繰り返し放映していたのですが、音も出るしスクリーンも大きいしで、ひとりで30分くらいそこに突っ立って見入っていた気がします。チケットを買ったのは9月1日、鑑賞は翌日2日のマチネ。この時点でむちゃくちゃ楽しみになっていました。CDよりずっとずっといい!早く見たい!と興奮していました。
翌9月2日(日)、15時からのマチネ鑑賞。
座席はなんと
オーケストラD列114!最高の席です。D列ということは、前からA列、B列・・・と来るのでなんと4列目。私はいつもひとりでミュージカルを見に来るので、こういったラッキーなことがよく起こります。中途半端に1席のみ余った席が回ってくる。残り物には福がある、とはまさにこの事。本番前日に半額で買ったチケットとは誰も思わないでしょう。始めは、マーチングだからもっと全体が見渡せる2階席の方が良かったのかな、とも思いました。が、D列、最高でした。ちょっと端っこの方でしたがそんなのはあまり問題なく、とにかく4列目だから出演者に近い。とにかく音がびんびんに伝わってくる、特に直管楽器などはストレートに音が耳に入ってきます。舞台を走り回る演奏者の額から滴り落ちる汗とか腹式呼吸をしている肺とかが見えるほどの近さでした。ステージが始まってからはあまりものすごさに凄さに鳥肌が立ったくらいでした。すごい、すごい、すごい、とにかくすごい。具体的にどのようにすごいのかというと、楽器を片手で持ちながら側転したり、楽器を放り投げてキャッチしたり。ものすごいロングトーンがあったりハイトーンがあったり・・・。一人一人の技術の凄さと、それを数十人でぴったりあわせることの凄さ。そしてそんな技術はもちろんですが、なんといっても一番凄かったのはその迫力、そしてエネルギーでした。blast、という名の通り、パワー炸裂、といった感じのステージでした。

ショウが終わったあとは、出演者がロビーまで出てきてお見送りしてくれました。出演者がロビーまで出てきてくれたのは、Miss Saigon以来。Miss Saigonもこの同じBroadway Theaterだったので、劇場側の意向かな、と思いましたがそうではないのかな?2回目を日本で見たときもロビーまで来てくれました。私は興奮冷めやらぬまま、貧乏旅行で既にお金を使い果たしていたにも関わらずビデオ購入。日本でじっくり観るつもりでした。ロビーではステージを終えたばかりで興奮気味の出演者と観客が談笑。その中で、車椅子に乗ったおばあさんが、ヴィジュアルアンサンブルのお姉さんに、「ほんとに良かったわ。最高だった。私は今日3回目なの!もうこのステージが大好きで・・・」話しかけていました。おねえさんは膝まづいておばあさんの目線にあわせ、「ほんとに!?嬉しいなあ」と仲良くおしゃべりしていました。そのおばあさんはblast!と書かれたTシャツを着ていて、本当にこのショウが大好きなんだなあ、っていうのがひしひしと伝わってきました。
そんなほほえましい光景をあとに外に出ると、ものすごい人だかりが!その中心を見ると、バッテリーバトルのスネアドラムの片方の人がそこにいました。上のチラシの右側の人です。確かに彼のスネアはすごかった。ソロでもそのものすごい技術と顔芸で観客を沸きに沸かしていたまさにその人。大人気でいろんな人にサインをねだられていて、サインしたり写真を撮ったり。周りにはとっても美形の金髪青目の若い子も暇そうに(?)たっているのに、みんなが群がるのはこのスネアの人なのでした(Nickというらしい)。アメリカではやっぱりユーモアがあって楽しい人がもてるんだなあって思った瞬間でした。私も負けず劣らずミーハーなので、是非彼とツーショット写真を撮りたかったのだけど、アメリカ人の「私も、私も」というパワーに負けたのと、一人旅で写真を撮ってくれる人もいなかったとで、遠めから彼のみフィルムに納めてその場を離れたのでした。それがこの右の写真。今から思えば、やっぱり時間がかかっても最後まで待ってツーショットで取ってもらえばよかったな〜なんて思います。

日本に帰国後、何度もビデオを見たり、人に見せたり・・・。ビデオからもその凄さは十分に伝わってきます。
2002年夏、blast!が翌年に来日する事を知り、なんとしてでもいい席で見たい!と思い、会場であるオーチャードホールのメルマガ会員に申し込み、特別先行予約の権利を手に入れました。チケットを予約したのは2003年の2月頃だったと思います。取れた席は
11列目とこれまた最高の座席でした。
そして
2003年8月2日、渋谷のオーチャードホールでの2回目のblast!鑑賞。初めて見たときから2年経っていたので、出演者も演出も少しづつ変わっていたけど、でも使用される曲などはほとんど同じでした。見所も同じで、これから何が起こるのか、どんなすごいことが起こるのか、わかっているのにそれでもやっぱり「すごい!」という言葉が自然と口から出てきました。何度見ても凄い、それがblast!の魅力なんだと思います。

スネアドラムソロのNickを隠し撮り(?)
(2001年NYにて)

<blast!につい思うこと>
blast!が来日して、最初の頃はチケットも余っていたのに、公演が始まってからマスコミ等で取り上げられたのもあるのか
全公演チケット完売という事態になったのは、やっぱりblast!が一般人に受け入れられたからなのだと思う。管楽器を吹いたことがある人や、マーチングを知っている人であればblast!の凄さはもちろんすぐにわかるけど、そういう人たちはやっぱり自分の興味の範疇だからblast!に魅力を感じるのはある意味当然のこと。でもそんな一部の人たちの間で大ヒットしただけでは、blast!はここまで大きくならなっかったのではないかと思う。立ち上げからロンドン公演、NYのブロードウェイ公演を経て全米ツアーに回り来日、というこの数年に渡るロングランは、管楽器やマーチングを知らない一般の人々にも受け入れられその魅力が伝わったからこその結果なのでは、と個人的に思う。
そしてその理由はやっぱりblast!の舞台にあるのだと思う。彼らの舞台を2度見て今回気付いたのは、
出演者自身が舞台を楽しんでいる事、そしてそれを観客に伝えようとしている事。つまり自分達の技術を見せびらかして「どうだすごいだろう」というオーラを発する舞台じゃないって事だった。専門的な音楽教育を受けて個々にすごい技術を持った出演者の面々が、このblast!の舞台のためにものすごい練習量をこなしてきたそうだけど、そういった練習の厳しさとか、舞台の厳格さとか、つらさ、などを微塵も感じさせない。全員ぴったり揃った動きを見せられた時に通常感じる威圧感が、このblast!では感じない。その代わりに舞台上からひしひしと伝わってくるのは、「すごいでしょ?楽しいでしょ?うちらも楽しいよ。一緒に楽しもう!」っていう空気。出演者一人一人が舞台を楽しんで、その楽しい雰囲気を観客伝えてくれる、そんな気がした。彼らは音楽家なだけではなく、プロの舞台者で、舞台上ではちゃんと演技をしていた。言葉の無い、表情と動きでの演技。そんな彼らのプロ根性や、音楽家ではなくパフォーマーとしての意識が、一般人に受け入れられたのではないか、と思ったのでした。
もうひとつ今回の東京公演で感じたのは、
日本人のノリの良さ。日本人ってこんなにノリが良かったっけ?っておもうほど、会場は沸いていました。大人しく静かに舞台を見るというよりは、凄いところでは拍手が沸く、感動した時は「おお〜っ」っていう地鳴り声が響く、出演者の全身の演技に声をたてて笑う、と、とにかく盛り上がっていました。これぞ舞台と観客がともに楽しんだ証拠なのかもしれません。blast!は楽しんだもの勝ちです。また来日したら楽しみに行くぞ!


<the music numbers >
ACT1 第一幕

1. BOLORO
2, COLOR WHEEL
3. SPLIT COMPLIMENTARIES
4. EVERYBODY LOVES THE BLUES
5. LOSS
7. SIMPLE GIFT/ APPALACHIAN SPRING
8. BATTERY BATTLE
9. MEDEA

-INTERMISSION-

ACT2 第ニ幕

1. COLOR WHEEL TWO
2. GEE OFFICER KRUPKE
3. LEMONTECH
4. TANGERINAMADIDGE
5. LAND OF MAKE BELIEVE
5. SPIRITUAL OF THE EARTH:
 MARIBMA SPIRITUAL /  EARTH BEAT
7. MALAGEUENA






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