THE MUSIC MAN


2001年9月1日(土)観劇 at NEIL SIMON THEATER, NY ( 53rd st and Broadway )

<story>

舞台は1912年のアメリカ、イリノイ州のリバーシティーという小さな町。
この時代の田舎町に住む人々は、町を巡回するtraveling salesmenからものを買う、という生活を送っていた。
さてこの話の主人公
Harold Hillは音楽教授を名乗る詐欺師のセールスマンだ。
リバーシティーにやって来た彼の狙いは、町にboys band を作ろう、と提案し、楽器やバンドユニフォームの代金を受け取ってそのまま逃げること。
彼の巧みな話術に人々はノセられ、次々とお金を払っていく。
そんな中で唯一彼を疑ったのが、図書館員でありピアノ教師でもある
Marian
彼女に冷たくされても
Marianを口説くHarold

ある日Marianは図書館の中にあった本の中から、Haroldが音楽教授ではない証拠を発見し、
その正体を暴こうとしたとき、
Haroldを通して町の人々が注文していた楽器が町に運ばれてくる。
楽器を運んできた
Wells Gargo Wagon(Wells Fargoとは会社の名前。)にむらがる楽しそうな人々の中に、
自閉症気味の弟、
WinthropHaroldから嬉しそうにコルネットを受け取る姿を見て、
MarianHaroldの正体を暴こうとしていた気が変わる。
そして彼女もまた徐々に
Haroldに惹かれていく。

そんな時、
Haroldに自分の持ち場を荒らされ怒っていたセールスマンの一人がリバーシティーにやって来て、
Haroldの正体を暴こうとする。
そのセールスマンから
Haroldの正体を聞かされたWinthropはまた心を閉ざす。
その姿をみて
Haroldは詐欺師としての自分を改めよとう、と決意する。
ところが騙されたと知った町の人々は彼を追及する。
そんな中で、
Marianは、彼が来てからこの町はどんなに変わったか、どれだけ活気付いて、
子供達もどれだけ幸せそうになったのかを思い出して、と町の人々に訴える。
“Then, where's the BAND?”(「で、肝心のバンドは一体どこにあるんだい!?」)という声が上がったとき、
ユニフォームに身を包んだboyd bandが思い思いにヘタクソな音を鳴らしながら近づいてくる。
ここでハッピーエンド、めでたしめでたし、で幕が閉じる。


<the music numbers >

ACT ONE  第1幕

  1. Overture
  2. Rock Island
  3. Iowa Stubborn
  4. Ya Got Trouble
  5. Piano Lesson
  6. Goodnight, My Someone
  7. Senventy Six Triombones
  8. Ice Cream
  9. Sincere
 10. The Sudder BUt Wiser Girl
 11. Pick-a-little, Take-a-little
 12. Marian the Librairian
 13. Gary Indiana
 14. My White Night
 15. The Wells Fargo Wagon
ACT TWO 第2幕

 16. It's You
 17. Pick-a-Little, Talk-a-Little
 18. Lida Rose/Will I Ever Tell You
 19. Gary, Indiana
 20. Shipoopi
 21. Till There Was You
 22. Seventy Six Trombones/Goodnight, My Someone
 23. Final Ultimo







<reiko's 感想>

最高!

この一言に尽きる。
wandreful, marvelous とのキャッチフレーズがつく通り、本当にその通りだと思った。

このミュージカルのチケットは、劇場のチケットブースで買いました。
定価$90のオーケストラ席(いくつかレベル分けされている場内で一番いい席)が、
information centerのクーポン券を使うとなんと$50になる、とのことで、
TKTSには並ばずチケットブースで買うことにしたのです。
そのほうが確実だし、これは必ず見たかったので。
買ったのは当日の午前中なのに、買ってみてびっくり、これが
ものすごくいい席だったのです。
きっと、真ん中でぼつんとひとつだけ穴が開いていたのだと思う。
ミュージカルには大抵ペアで来ると思うから。
そんな中私がチケット1枚のみ買ったものだから、半端に開いていたいい席がゲットできたんだと思う。
これはおいしい。
前で見るのと後ろから見るのとでは迫力が違うからね。
どれだけいい席だったのかと言うと、前から7列目位で、しかもド真ん中。

そうそう、ミュージカルの始まりのブザーが鳴ったとき、アナウンスメントが流れた。
お決まりの「携帯は切ってください」なんだけど、言い方がウマイ!
「本日の舞台は1912年です。携帯やポケベルは存在いたしません」みたいな事を言っていた。
客席からは笑いとともに
拍手が起こる。
始まる前からテンション高く、いい感じ。

Neil Siomn Theater の前

幕開け一発目は、電車に乗った人たちが、このミュージカルのテーマ曲でもある
“76本のトロンボーン”を演奏。
あまりにうまいのでびっくりしてたら、彼らに特にセリフはなく、俳優ではなく
オーケストラピットの演奏者だった。
演奏者が舞台に立っちゃうなんて・・・とまずここで絶句。
そのあとはミュージカルナンバーの順に沿って次々と話が展開していった。

沢山ある曲の中で私が特に気に行ったのは7番、8番、12番、20番。
7、12、20番は、このミュージカルの中でも大曲らしかった。
7番、seventy six trombones の場面は、Harold Hill がRiver Cityに、boys' band を作ることを提案し勧める場面。
いろんな楽器の吹きまねをしながら、Harodl Hill と子供達が踊るシーンは
圧巻
8番、Ice Cream はこのミュージカルの豊富な脇役の中でも目立つ男性カルテットの登場シーン。
この4人の
ハモリは絶品。4人の歌とはまさにアカペラ。
ソプラノ、アルト、テノール、バスと4つのパートに分かれてきれいなハーモニーを聞かせてくれる所です。
12番、Marian the Librairian は、主役ふたりの絡みのシーン。
Harold HillがMarianの職場、図書館に現れて、MArianを口説くシーンです。
図書館の中で、
本などの小道具を使ったダンスはとても楽しめました
20番、Shipoopi これはクライマックスへ向けて最後の大きなダンスシーンで、
主役2人と、学校の生徒達、町の人々と、主要な登場人物
ほぼ全員で繰り広げられるダンスです。


とにかくこのミュージカルを見ている間中、飽きたり疲れたりすることが全くなかった。
英語は全て聞き取れはしないけど、話が単純なのでストーリーは十分追っていけた。
主役以外にも
個性豊かな脇役が沢山いて、ニュージカル自体に厚みをつける。
そして、明るい話なので、見ていて気分が明るくなるし、歌あり、ダンスあり、しかもかなりのハイレベル。
目で楽しめ耳で楽しめ心も楽しめる。
これが私がこのミュージカルをこんなにも気に入った最大の理由です。
話の内容が重かったり、歌はすごいけどダンスが全くなかったり、逆に歌はあまりなくダンス中心の舞台だったり、
そんなミュージカルが多い中、歌、ダンス、ストーリー、すべて兼ね備えたこのThe Music Manは、
かなり私の中でヒットしたのでした。

最後に、その時の私の興奮具合が良く現れている当時の日記の一部をのせておきます。とにかくサイコーのshowでした。



・・・seventy six trombonesでは沢山のtown peopleがすごいdanceを披露してくれて、私は自然と「すごい、すごい」とつぶやいていた。あまりに楽しくて顔からにやけが取れないし、拍手をするのを止めることが出来なかった。それほどすごかった。studentsの中に一段と目立つ男の子がいて、Tommy とい役名だった。どうして目が行ったかって、その顔とdanceの凄さ!絶対昔からクラシックバレエ をやっていたことが一目瞭然。spanish系の血が入ったちょっと濃い目の顔と黒髪も超かっこいい。ってTommyに見とれてたらTuba吹き役の小さな男の子がバック宙返りした!!かなり長いしメインナンバーらしく、このナンバーが終わったときは満場拍手喝采。役者さんたちが汗を額に光らせてすごい息をはずませて、おなかが腹式呼吸しているのまではっきりわかった。とにかくこのshowはすごくて、またあの4人のカルテットも鳥肌が立つような和音を聞かせてくれるし、歌も凄いし、ダンスも見ものだし、これぞ究極のentertainment!(9月1日日記より一部抜粋)


劇場の前の壁画(っていうか写真)
左がTommy。ダンスがすごくて目を奪われた。





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