減感作療法     

「毎年花粉症がひどくなり、楽しいはずの春が地獄と化している患者さんへ。」
治療に行く医院にチラシがあった。
減感作療法を受けるという計画は、シーズンスタートから決まっていた。第1回目の治療の時に、先生からやってみないかというお話を頂き、私もかなりひどい部類に入る花粉症だったので、まさに「藁をもつかむ」気持ちでこの治療をすることを決断したのであった。
これから治療過程のレポートはもちろんするつもりではあるが、減感作療法について先生のチラシをもとにまとめてみた。一体どうなるかは・・・これからやってみないとわからない。


減感作療法とは
この治療は抗原を注射して免疫をつけていく原因療法ですが、根気のいる治療法です。
治癒率は60〜80%前後です。
ただ、多種類の抗原に反応がある方は効果が落ちます。

翌年の花粉症が始まるまでに維持量にしなければなりませんので、治療を始める時期は6〜8月が適当です。
また花粉症の時期に治療を始めることはできません。
減感作療法が保険適用になります。

利点
 妊娠している場合や薬剤アレルギーをもつ人でも療法を受けることができる。
あと治療効果が持続することが出来る。治療を中断したりすると再発する場合もあるが、計画的に治療を行えば、かなり症状の改善が期待できる。治療の期間が3年と長いが、長期的には薬の使用量が減少し、必要な通院回数も減るので、経済的にも軽減される。

問題点
 週2回の注射を3〜4ヶ月続けなくてはいけないということである。それが終っても3年にわたって治療計画があるので、とにかく根性が必要である。


減感作療法のスケジュール
1回目      

問診、診察、抗原を特定するための血液検査(総lgE、スギ、ヒノキ、ハウスダスト、ダニなどの抗原を調べる)





2回目
      
1週間以上あけて閾値検査を行う。抗原の濃度を変えて陽性になった最も低い濃度(閾値)を決定します。

閾値測定に使用する液は『標準化アレルゲン治療エキス「トリイ」スギ花粉200JAU/ml』。
必ず皮内に0.02ml注射する。
 
※ 閾値とは、膨疹の直径9o以上、発赤の直径20o以上を示す最も薄い濃度の意である。




抗原の濃度は対照液、1/100、1/1000、1/10000、1/100000の5種類を皮内注射し、15分後に判定する。






3回目以降 
  

注射は週2回程度で3〜4ヶ月程度、維持量(局所の反応が径2cm程度になる量)に達したら、1週間に1回を1ヶ月、後月1回の注射を3年程度続けて終了する。


注射後15分経過したら局所を測定し、局所の反応が20〜30oの膨疹になり、それ以上増量できなくなったときが維持量である。