世界の変わった結婚式
〜シンガポール〜
ここもまたいろいろな人種の方が住む街。シンがポーリアンでも、系統別に結婚式のスタイルを見てみる。
シンガポールでは、宗教的理由から、恋愛結婚より、見合い結婚のほうが一般的。イスラム教徒は、未婚の男女が、2人きりで街を歩いたりできないため、見合いし、婚約してから交際するのが普通。そのため、恋愛が育ちにくく、女性の社会進出が進み、日本に比べ真に近い状態で、男女の平等が進んでいるところである。そのため、女性の未婚化・晩婚化の問題が起き、政府を悩ませている。そのため、出産を奨励し、また、国営の集団お見合い大会も行われているようである。
《中国系人の場合》
やはり新郎が新婦の家までお迎えに行く。しかし、簡単には家に入れてもらえず、しばし家の前でおし問答。花嫁の値段交渉?!ともいえることが行われ、「花嫁にほしいなら99999ドル払えなどと親族に言われる。これは、9や8が縁起のよい数字とされている。おし問答のすえ新婦と対面した新郎は、新郎の家で「赤い茶の儀式」が行われる。このあと、新婦の家でもこの儀式が行われる。衣装は、女性は、真紅の布地に金糸で刺繍された中国式のウェディングガウン。教会の場合は、西洋式のウェディングドレス。新郎は、中国式もあるが、最近はタキシード。
赤い茶の儀式とは?
プラムから作った赤い茶を杯に注ぎ、新郎新婦から両親・祖父母に、新婦から新郎に、新郎から新婦に捧げる儀式で親子固め・夫婦固めの杯を意味する。
《マレー系人の場合》
マレー系人の場合、大抵イスラム教徒なので、前にも話したように婚約してから、交際するカタチである。婚約すると、モスク(イスラム教寺院)で結婚準備講座を受講し、結婚にあったっての心構えを習う。
結婚することが決まると、イスラム教徒結婚登録所に届け出、イスラム法官(カティー)を予約する結婚式は必ず新婦の家で行われる。新婦は、新婦の部屋で待機し、新郎と両家の男だけで、イスラム教結婚式「ニカーの儀式」が行われる。この後、カーティーが新婦に結婚の意志を確認し、誓いののち結婚届にサインする。
こうして、新郎と男性陣の前で、結婚届にサインしたことが宣言されると、同じように新郎も誓いののち、結婚届にサインをして、初めて新婦の部屋に入ることを許される。ここで、金のネックレスを新婦の首にかけ、新婦は、新郎に正式な挨拶サラームをして、結婚式終了。衣装は、ペアのマレー式正装。
新婦以外の女性がでてこないことから、イスラム教らしさがうかがえる。
《インド系人の場合》
インド系人の多くは、ヒンドゥー教徒で、星占いを重視し、結婚の登録、結納、日時を決める。これは、ヒンドゥー教寺院で行われる。先に、結婚の登録をしてしまい、そのあと結納や、結婚式が行われる。結婚式もヒンドゥー教寺院で行われる。衣装は、新郎は白いドーティ姿、新婦はサリー姿で入場する。僧侶が新郎に祈りを捧げ、その後新婦が入場する。2人そろって祈りが捧げられたのち、新郎が新婦に金のネックレス(タリ)をかけ、新郎新婦が焚かれている火の周りを3回まわってジャスミンの花の首飾りを互いに掛け合って終了する。
日本とここが違う!
どの民族も披露宴は盛大で、新婦側親類者、新郎側親類者、仕事関係者、と3回にわけて披露宴を開くことが多いそうだ。