心 の 箱

もし、あなたがこの箱の中身を覗いたとしても、どうか触れないで下さい。作者の単なる心の葛藤と、息詰まった気持ちをしまい込む為だけに創った箱ですから。
「誰かが覗いてくれたかも」・・・それで充分です。



7月24日 −−悲しい気持ち−−
いつからだろう。欲しいものを欲しいと言えなくなったのは。
こんなにひねくれてたかな?俺・・・
いつもは勝手過ぎるほどの行動なのに、人と競合するときに自分を抑えてしまうのは・・・
決して顔色を覗って生きているつもりはないし、寛大な訳でもない。
多分、人と衝突することが面倒なのか。
それとも、欲求することが叶えられなかったとき、あの、「悲しい」という気持ちに耐えられないからだろうか。
子供達を見ていると羨ましくなる。もっと自分の気持ちに正直になれたら・・・時々息詰まることも無くなるのだろうか・・・


7月25日 −−縛られる−−
自由に生きたい!と思っている。
縛られたくない!と思っている。
確かにそんなように生きてるつもり。
しかし、何だろう・・・なんとなく辛いのは・・・どこかで縛られているのかも・・・
こんなことしばらく考えたことなかった。
「これって、若いときの俺じゃん!」と感じてはいたが、気づきたくはない。
あの頃は・・・すべてが敵だった・・・戻りたくない・・・あの頃に・・・
だから、深くは考えない・・・今が大事。


7月28日 −−私らしく−−
私が私らしく・・・らしく・・・とは、創るもの?
ならば、すべてにおいて私らしいと言えるのでは。
唯一、我を忘れた瞬間にのみ人は「私らしくない」と言う。
しかし、そのときこそが私の極限では・・・


同 日 −−矜持−−
私を駆り立てるものとは矜持である。
しかし、何かを犠牲にしてまで私を抑えるもの。それも矜持である。


8月3日 −−白昼夢−−
現実。非現実。その狭間は曖昧で、ふたつは限りなく相似している。
そして、人は非現実に対して余りに無防備であるが為、かえってそこに安らぎを失い、憂い、
ますます現実との境が見えなくなる。さながら白昼夢のように。


同 日 −−他愛ない話−−
たかがネット。そのネットの中で仲間が一人減った。ただそれだけの話・・・
でもなんだろう・・・この気持ちは・・・悲しいのかな?
・・・・他愛ない話。


8月8日 −−信用−−
私はあなたを信じている。本当に・・・
そして、あなたは私を疑うことの無いように・・・
それだけでは私を信じられないのですか?


8月11日 −−弱者−−
我々において最も強い人間は、無神経・無頓着な人間である。
人を敬い・尊び・気遣うものは常に弱者となり得る。
故に、常識人でさえ弱者となり得る。


8月23日−−不安−−
私に不安などありません・・・いや、ただ一つあるとすれば、
あなたが私を必要としなくなることでしょうか。
しかし・・・決してあなたが私を必要としなくなることに不安があるのではなく、
必要とされなくなった私が傷つくことが不安なのです。


8月28日−−認識−−
人はおそらく・・・何かの真相について追求し、
認識してしまうとともに関心を持つことを止めるのだろうか?


9月10日−−均衡−−
私は右手にグラスを持ち、限りある水を注いでいる。
今、もう一つのグラスを左手に持ち、右手を休め左のグラスに水を注ぎ始めた。
しかし、どれだけ注げばいいのかを私は知らない。限りある水なのに・・・


9月16日−−悲観−−
私の中の・・・いや、もっと奥の箱・・・
少年時代が詰まった箱。悲しいことしか入っていない箱・・・
時折誘われるまま開いてみるが、何度覗いても悲しいだけ。
もっと奥にしまい込めたら・・・いっそ消えてくれたら・・・
少年であったころを忘れようとしている・・・


9月23日 −−終点と選択−−
人は何かの終わりを感じるとき、始まりを思い浮かべる。
楽しいことも悲しいことも・・・そして二つの分岐点に差し掛かる。
すなわち後悔と希望に。


同 日−−願い−−
どうか私に、
変えることの出来るものを変える力と、変えられないものを受け入れる勇気を下さい・・・
どうか・・・


同 日−−矛盾−−
強く硬い意志を持つ私が、人一倍弱いことを私は知っている・・・
矛盾している・・・


9月27日−−無像−−
暗闇の中、私は両手を伸ばしている・・・何かを掴もうとするように・・・
何を・・・分からない・・・何かが掴めそうなのに・・・なんなのか・・・
・・・・・・・・・酔いに任せて。


10月3日−−象徴−−
私の中に何人たりとも立ち入ることは出来ない。
なぜなら、それが私の矜持であり、全てだからだ。
私以外の者が立ち入ることがあるとすれば・・・そのときは誰も私と認めないだろう・・・


10月20日−−決断−−
ある事柄について決断を下すとき、軽率に下す決断と慎重に考えて下す決断がある。
しかし、結果が同じであるならば、その価値観はさほど変わりない。
   理解してくれるだろうか?
この考えが既に保身である。
自分の保身を考えず、周りの状況を考えて最善と思ったならば・・・
やはり、決断すべきであろう。


10月21日−−私−−
今までの苦しみを全て乗り切って来たつもりだったけど・・・
人は、何回悲しみを繰り返せば感情が無くなるのだろうか・・・・教えて欲しい。


10月22日−−沈黙−−
何かを頼ると甘えが出る。
そして、私はまた自分を押し殺すであろう。


第一時期 完