キリスト教の2000年 


 聖書は、大きく分けて旧約と新約から成り立っています。
旧約は、天地の創造にはじまり、人類の罪を明らかに示し、人類を罪から救うキリスト(救い主)の到来を預言しています。旧約聖書に記されている事柄のうち、紀元前4000年ごろまでの記事については、歴史的に確証することができます。

 新約は、旧約の預言の成就を示しています。旧約で預言されていたキリストが、その預言のとおりに2000年前のユダヤのベツレヘムに、確かにお生まれになりました。そのご生涯について、新約聖書から伝記のようにあれこれと知ることはできません。

 しかし、新約聖書が、はっきりと教えていることは、旧約で預言されていたキリストは、イエスであるということです。彼は、そのご生涯の最後の3年ほどの期間を、特に12人の弟子たちと共に過ごされました。そして、その弟子たちに、旧約以来待ち望まれていた救いの道がどのようなものであるかを、教えてくださいました。弟子たちは、イエスの十字架の死を目撃し、復活されたイエスに出会いました。そして、その御方こそがキリストであり、その御方を信じることのみが救いの道であることを、イエスご自身によって示していただいたのです。

 弟子たちは弱い者たちでしたが、聖霊の力に強められて、世界への伝道を開始しました。こうして、まかれた種が成長するように、キリスト教2000年の歴史が始まったのです。

 キリスト教は、その歴史の中で、何度も消滅してしまうかのようかのような危機に直面しました。しかし、その度に歴史が証明したのは、キリスト教信仰の驚くべき生命力と回復力でありました。

 「イエスこそキリストである」と、弟子たちによって大胆に伝道された福音は、人の心から心へと、時代を経て、今日に至るまで伝えられてきました。現在の世界では、57億人の人口中、18億人ほどの人々が、イエスを自分の人生における永遠の救い主(キリスト)と信じています。


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