=アメリカの銀行シリーズ=
【上手に生活するのに与信記録作りから】
前回話しました アメリカの子会社の社長として赴任してきた人でも たかが二、三万ドルのローンでも組めない理由は アメリカにおけるクレジット ヒストリー(与信記録)が 空白になっているからです。 銀行など金を貸し出しする金融機構にしてみれば、 お金持ちでも、肩書きを持った人でも 借金をちゃんと返済するとは限らないので、 肌色がその通りの玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の 移民大国アメリカでは、 今までしっかりと返済している記録を持つ、 与信記録(Credit History)がキレイな人に限って 銀行が信用しているようです。 しかし、ローンと無関係だと言う人、 とりわけわずか数年で帰国する日本の駐在員にとっては、 アメリカ滞在の数年間に、 日本のクレジットカードや、現金を持っていれば 生活が出来るのではないか、と思っている人が多いようですが、 滞米生活を上手に過ごしたい人には このアメリカにおける与信記録を作ることを お奨めします。 借金やローンを組む必要がなくても、 日常生活と関係ある各種カードの申請にしても この信用記録が絶対に関わります。 「割引のない買い物をしたことがない」と 胸を張って自慢するアメリカ友人が居るほど バーゲンキャンペーンはここでは日常茶飯事です。 近所のデパートで年始のクリスマス品を 90%オフを売り出したのがありますが、 その前にそのモノが欲しくてバーゲンを待たず 正札で買った人は地団駄を踏むしかありません。 ただ、多くのデパートやショッピングセンターの メンバーズカードは 小金額クレジット機能がついているので 来米当初、メンバーカードの申請を断られて、 30%から50%の割引が使えなかったその悔しさが 未だに残っているでしょう。 日本のクレジットカードの与信データは アメリカとリンクしていないので 一から作り直すしかありません。 一般的に現地で貯金している銀行から クレジットカードを作ってもらい 毎月きちんと最低返済額以上返済すれば 自分の与信記録はアメリカの主な3大与信データバンクに 蓄積され、自分のソーシャルセキュリティーIDと リンクされます。 通常3ヶ月の与信記録が残れば ショッピング用のメンバーズカードの申請審査や 車ローン審査なら通るでしょうが、 金額の大きい住宅ローンについては、 6ヶ月の記録があったほうが金利も安くなります。 私も家を購入した時には、しかたなく プレミアを払い、よい勉強になりました。 ローンを組むかどうかに関わらず、 アメリカで上手に安く楽しく生活す為には 与信記録作りからスタートする事だと 痛感しました。 |
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