《教習日記 第1段階》

教習日記その1.

私が自動車学校に通ったのは、ちょうど大学3年の夏休みごろです。
周りの友達もほぼ免許を取り終えてて、そろそろ私も免許でも取るかなって、思って通い始めました。
私の通った自動車学校は、担当の先生が決まってて、どの先生に当たるかによって、教習が楽しいものになるかどうかが決まってしまうといっても、いいくらいです。
私は、すでにその自動車学校を卒業した友達と同じ先生を指名することに決めました。
友達曰く「ぱっと見は、ものすご怖そうに見えるけど、結構面白いし、教え方は上手よ。」ということです。
他に、どんな先生がいるかもわかんないし、面白いんなら、それが1番!ってことで、その先生を指名しました。
初めての教習のとき、友達から「ぱっと見は、ものすごく怖い」と何度も聞かされていた私は、先生を見ても、それほど怖いとは感じませんでした。(どういう姿を想像してたんだよ?)
何はともあれ、まず車に乗って、教習スタート♪そこから私は、微妙に先生が怖く思えました。
まず、先生の質問攻めにあってしまったのです。車好きの男の子なら、あれぐらいの質問、スラッと答えられるのかもしれないけど、そこは女の子。車に乗ったことはあれど、何がどうなってるのかなんて、わかるはずもありません。
そこで、どんな質問攻めにあったのか、ここで再現してみましょう。
先生「(ハンドルを指して)これは何?」
私「ハンドル」
先生「その足元にあるやつは何?」
私「アクセルとブレーキ」
先生「どっちがどっちか?」
私「知りません」
ちゃんと教えてもらいました。
先生「(ルームミラーを指して)これは?」
私「バックミラー」
先生「ルームミラーやの」
とまぁ、こんなぐあいで、次から次に、「これは?」が続きます。
そして、最後に、ギアの部分に入りました。
私は、AT限定でとったので、ギアの部分にアルファベットが載っています。
先生「(Pを指して)これは?」
私「パーキング!」
先生「(Rを指して)これは?」
バックだと思っていた私は、もう少しで、「バック」といいそうになりました。しかし、バックだとBだよなぁ?なぜ、Rなんだ??と汗汗してたら、
先生「リバースよ」
私「バックのことやろ?」
先生「そう」
先生「(Nを指して)これは?」
私「えぬぅ?さぁ??」
先生「ニュートラルって言って、ギアがどこにもかみ合ってない状態よ」
私「へぇ」
先生「(Dを指して)これは?」
私「ドライブ!」
先生「(数字の2を指して)これは?」
私「う〜ん。す・数字?」
先生「・・・。おう。確かに数字やけどよぉ。」と言いながら、手が私のほうに・・・。
当然、逃げました。(笑)
結局、数字の部分は、エンジンブレーキとやらで、力が必要なときや、長いくだり坂でフットブレーキを踏みつづけたら、ブレーキが効かなくなるので、そういうときに使うと教えてもらいました。
まぁ、そんなこんなで、質問攻めは終えて、ようやく初運転♪
しかし、車って言うものは、乗ってるのと運転するのでは、あんなにまで違うのか?って思ったね。
自分では、とてつもなくスピードが出てるように思えるぐらい、怖かったのに、実際のスピードは、20キロぐらいだったんだから。
とりあえず、教習初日は、AT車のクリープ現象で動くスピード+申し訳程度に、アクセルを踏んだスピードで、場内を走ってました。

2001年08月28日 11時42分22秒

 

教習日記その2.

教習2日目。前日に比べ、多少はスピード感覚に慣れたとはいえ、やっぱり怖かったなぁ。
たった1回しか会ってない先生なのに、お互いに何度か会ったように、自然な会話が成り立ってたような・・・。
本日も、場内をぐるぐると(今思えば)ものすごく遅〜いスピードで走っておりました。
すると・・・、
先生「あ〜〜〜、眠みぃ」
私「えっ?」
先生「眠みぃ。寝ていいか?」
私「寝ていいか?って、言われても・・・、いいわけないでしょ。でも寝たら、死ぬよ。」
先生「別にええよ。ちょうど盆前やし、初盆ができて、いいやないか。」
私「でも初盆は、49日が過ぎなできんよ。」
先生「ははは。お前は、変なこと知っとるのう。」
私「まぁね。お父さんが亡くなっとるからねぇ。」
先生「そうか。」
私「そうなのよ。」
先生「まぁ、でも2日目で、こんだけ話せたら、上等よ。」
私「そ・そう?」
先生「実際に免許取ったら、人と話しながら運転するやろうが?そのときに、しゃべれんかったら困るやろうが。だけ、俺は、しゃべりながら運転できんと、1人前とは、言わん。」
私「へぇ。」

運転2日目で、こんだけしゃべる私も私だけど、先生から話し掛けられたら、無視するわけもいかんしねぇ。(笑)
それに、大体教習2日目の人の運転で、「寝ていいか?」って聞く先生も聞く先生だと思いません?
「いいですよ。」とも言えんしねぇ。
まぁ、とても、教習中の会話とは、思えませんね(笑)。

2001年08月29日 13時47分58秒

 

教習日記その3.

教習3日目は、何をしたんだろう?(笑)
まぁ、去年のことだから、はっきりと覚えてなくてもしょうがないか。(言い訳)
まぁ、場内をぐるぐる走ってたのは事実だけどなぁ。
そういえば、ウインカーとやらを使い出したのが、この時期っぽいなぁ。
それまでは、障害物(駐車車両)を避けるときも、ウインカーなしで避けてました。っていうよりも、ウインカーなんぞ出す余裕がないって言うのが本音かな。先生もそんなこと言わなかったしね。
それが、この日は、
先生「今日から、ウインカー出せよ。」
私「は〜い。」
先生「ウインカーの出し方、知っとるか?」
私「え?習ってないけ、知らんけど。」
先生「ウインカーはの、右側を出したいときは押し下げる。左側は、押し上げるんよ。いいか?上下に動かすだけやけの!間違っても、引っぱったりして、壊すなよ。」
私「は〜い。」
さらに、障害物を避けるときは、安全確認とやらをしないといけないわけで、そのやり方も教えてもらいました。
先生「ウインカー出して、反対車線に行くときは、1,2,3のタイミングで、安全確認するんぞ。1でルームミラー、2でサイドミラー、3で目視いいか?」
私「は〜い。」
先生「本当に、わかっとるんか?」
私「頭ではわかったけど、体が動くかどうかはわからんよ。」
先生「そりゃそうやの。」
とまぁ、こんな感じで、教習が始まったわけなんだけど、1,2,3の安全確認など、ほっとんどしてないっていうか、一応1,2,3って、安全確認をしているかのように見えるけど、実際には、ただやったってだけで、安全確認にはなってませんでした。(笑)
だって、そんなにいっぺんにいろんなことをしろって言われても、無理だよぉ。(今では、きちんとできてますけどね)
とまぁ、3日目はこんなことぐらいかな?
あんまり面白くなくて、ごめんねぇ。
たまには、普通の教習の日もあるさ。

2001年08月30日 12時12分22秒

 

教習日記その4.

教習4日目。この日は、なにかあったかなぁ?(がんばれ!私の記憶!!)
思い出した。
ええと、この日も例のごとく、場内をぐるぐる走っておりました。
どうやら、私は、左折をするとき、ちょいと大回りをする傾向があったようです。(よく考えてみると、「脱輪」とやらを1回もしてないのよねこのときまで)
当然、左折のときは小回りをしないといけないわけで、先生からも言われました。
先生「また大回りになりよる。」
私「え〜。そんなことを言われても、わからんよぉ。」
先生「もっと、小回りせな。よし、脱輪してもいいけ、もっと小回りせ!」
私「う・うん。」
で、場内をぐるぐる走っているうちに、当然、左折が出てきます。
そこで、左折のたびに、私は心の中で「小回り、小回り」って言いながら左折をしておりました。
すると、本当に、脱輪をしてしまったわけですねぇ。脱輪した瞬間・・・、
先生「脱輪したら、いかんよ〜」
私「はっ?さっき先生が、脱輪してもいいけ、小回りしろって言ったやん。」
先生「そうやったかのう?」
私「いいました!!」
思わず、運転をしながら、先生に突っ込んでいました。(笑)
このときの状況を見せてあげられないのがとても残念ですね。
かなり、漫才チックでした。
先生に突っ込む私も私だけど、さっきということがまったく違い、しかも、とぼける先生って一体・・・。
指示が異なると、教習生は戸惑ってしまいます。(笑)
(先生の名誉のために言っておきますが、これは、あくまでも冗談の範囲です。普段の運転に関する指導は、一貫したもので、とてもわかりやすかったです)

2001年08月31日 09時30分47秒

 

教習日記その5.

教習5日目。この日は、S字とクランクと坂道発進をしたようです。
第1段階の鬼門(?)とも言うべきS字とクランク。これで、苦しめられた人も多いのではないでしょうか?
かく言う私の友人もここでかなり苦しめられたようです。
その友人から、S字とクランクは、とてつもなく難しいものと言う先入観を持っていた私は・・・。
先生「よし。今日からS字とクランクと坂道発進をするぞ!」
私「え〜。まぢでぇ?」(教習なんだから、まぢに決まってる)
先生「ホントよ。心配するな!俺が、こうしたら通れるって言う答えを先に教えてやるけ、よ〜く覚えとけ!!」
私「は〜い。」
それで、どうしたら通れるかと言う答えを教えてもらって、実際にやってみると、あ〜ら簡単。脱輪などすることも無く、通れてしまいました。「あれ?通れちゃったよ。こんな簡単に通れていいの??」って思ったもんな。
同じ先生で教えてもらったのに、なかなか通れずに苦労した友達って・・・。
すると先生は、
先生「これができんやったやつがあるんよのう。」
私「それって、(私の)知ってとる人やろ?」
先生「おう。」
私「その人って、すし屋でバイトしよる人やろ?」
先生「おう。」
お互いに、誰かわかっているにもかかわらず、あえて、本名を出さずに楽しんでいました(笑)。
坂道発進のほうは、私はAT車限定免許だったため、な〜んの苦労も無くすんなり終了!
先生「よし、坂道発進に行くぞ。」
私「は〜い。」
坂道発進の辺りになったら、
先生「よし、『坂道発進』って書いてあるとこら辺で、車を止めろ!」
私「は〜い。」
先生「止まったら、サイドブレーキを引く。」
私「はい。」
先生「よし、進め。」
私「あのさぁ。サイドブレーキを下ろすのと、ブレーキからアクセルに踏み返る順番って、どっちが先なん?」(実際は、ブレーキからアクセルに踏み変えて、前に進みそうなことを確認した後、サイドブレーキを下ろすようにしてます。)
先生「(笑いながら)好きにせ!心配せんでも、お前はAT車やけ、下がることはないけの。これが、MT車やってみぃ。下がるんぞ!」
私「ふ〜ん。」
とまぁ、こんな感じで、何の苦労もなく、この日も楽しい教習を受けたんですが、後で聞いた話によると、このS字とクランクは、「車両感覚」って言うものがわかってないと、通れないみたいです。
でも私は、先生のわかりやす〜い説明のおかげで、1度の脱輪をすることもなく、通れたんだけど、車両感覚って物を把握することなく、自動車学校を卒業してしまいました。
果たして、これでよかったのだろうか・・・。

2001年09月01日 17時19分18秒

 

教習日記その6.

教習6日目。この日は、かなり面白い教習だったね。
本日は、この日記にたびたび登場してくる友人が自動車学校に遊びにきたというか、先生が前からその友人に「遊びに来い!」って言ってたらしい。
ちょうど私が教習を受けているからってことで、遊びにきたんだけど、先生と話す時間なんてないから、私が教習車に乗るときに、一緒に教習車のところで待ってたの。
教習6日目の私は、友人を後ろに乗せるなんて無謀なこと考えてなかったんだけど、先生がいきなり、「さぁ、乗れ。」ってのたまったので、友人を後ろに乗せたまま、死のドライブが始まってしまった。

さて、本日の教習の模様を再現してみましょう。
(よく覚えてないけど、何か、先生の呼び方がひどいって話から)
友人「ひどい時なんて、車の前で待ってたら、いきなりおっ、来たか、へたくそ。っていうんよ。」
先生「だって、ほんとのことやないか。」
私「○○(友達のこと)に、私でも取れたんやけ、なべさんも取れるよ。っていわれた。」
先生「そうやの、下手でも取れるんやけお。」
友人「その下手な人を卒業させたの誰よ。」
先生「それを言ったら、終わりやないか。(笑)」
ほかは、友人がすし屋でバイトしてるので、すしネタもってこいだの、先生と私とで友人のバイト先に行って、おすし食べて、友人の名前で、領収をきるとか・・・。
おすしを食べるついでに、お酒も飲んで、帰りは先生が飲酒運転をして、捕まったら、友人の住所と誕生日とを言って、「免許証忘れました。」って言えばいいし・・・。(おいおい。自動車学校の先生が言う内容か?)
まぁ、友人のおかげで、普段以上に面白い教習を受けられてよかったけどね。

教習終了後、友人曰く「何か、私と教え方が違う。私のときは、S字やクランクのとき、もっと先生が恐ろしかった。」とのことでした。
そのことを、次の教習のときに先生に言ったら、「一緒よ。」って言ってました。
しかし、「まぁ。何度言ってもできんかったから、毎回毎回同じこと言いよったら、疲れるのよ。」って言ってましたけどね。
 

2001年09月02日 11時03分28秒