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3月25日にザボンの植え替えをしました。2つの鉢を植え替えました。用土の配合は、2種類の配合で植え替えました。
一つの鉢は、
赤玉土の大粒を鉢の6分の1を入れます。
次に赤玉土の小粒を薄くひき苦土石灰を
一握り入れます。
その上に再び赤玉土の小粒を入れ
手のひらで押し押さえます。
赤玉土小粒6、植物性堆肥3、
動物性堆肥1、浅間砂1を入れ
混ぜておきます。
鉢に腐葉土3、植物性堆肥3、牛糞4を
混ぜたものを元肥に入れます。
その上に混ぜておいた用土を入れます。
鉢植えのザボンをバケツに入れ
根を水につけながら根を傷めないように
付いている土を洗い 落とします。
植え替える直前まで水に漬けて置きます。
植え替えの時は原則的に根は切りません。
苦さたり病気になったりている
根以外は切らない。
鉢にザボンを少し押しながら入れます。
作っておいた用土を鉢に竹の箸で
根の隅々に入るように入れます。
最後に手で用土を押さえます。
上から水をやり落ち着いたら
用土の足りない分を足します。
もう一鉢の配合は、これに草木灰を入れましたが、市販されている草木灰を使ったところ、純粋の草木灰ではなく、その中に苦土石灰やその他の肥料などが混ぜられていた為に、根腐れをおこしてしまいました。
最初原因が分からなかったため少し様子を見ていたのですが、色々調べていたら、市販されている草木栄えには苦土石灰やその他の肥料が含まれていることが分かり、すぐに鉢から出し根を見たところ根腐れを起こしていました。
傷んだ根を取り除き新しい用土に植え替えましたが、まだ枯れてはいませんが、あまり良くはなっていません。昔からわら灰などを使っていましたがなかなか手に入らなくなり,市販されているものを買い、昔の感覚で使ったこと、思い込みが失敗の原因でした。 |
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新年を迎えて
昔は、1月3日に、正装してお得意さんへお年賀の挨拶に回りました。植木屋のお年賀は、半紙を渡すだけです。
今時半紙はないと思いますが、昔から植木屋の年始は、半紙に決まっていたいと、親父は言っていました。新年の挨拶にお得意さんを回ると、大変喜ばれました。旦那さんから、上がって行けと言われご馳走になり、帰りにお年玉を貰いました。今では考えられないことです。場所によっては、今でも行われているかも知れませんが、私の所では、もうありません。
現在では、半紙が、タオルに変わり、仕事に伺うときに、新年の挨拶をします。主だったところには回っているようですが!今でもきちっと挨拶に回っている所もあるようですが、多分少ないと思います。昔は、1月は仕事をしませんでした。12月に、1月の分まで稼ぎました。現在は、経費も大変掛かり、1月も仕事を探して頑張らないと、とても暮らしていけない時代です。今考えると、とてもほのぼのした正月でした。昔は、時がゆっくりと流れていたように思いますが、今は時間に追いかけられ、追い越されているように感じます。
寒の内にする事は、マシン油、石灰硫黄合剤、の散布を行ないます。虫の卵や幼虫の殺虫、殺菌をします。土を耕すと言うか、裏返して、寒さで自然消毒を行い土の活性化を促します。早咲きの梅の手入れ、バラの植え替えなどをします。バラの植え替えは、11月から2月までにしますが、人によって、11月が、一番良い、12月が、一番だと様々ですが、私は、1月に植え替えています。特に鉢植えは、毎年植え替えるようにしています。いつも腐葉土3に、堆肥1を混ぜ、炭の粕と混ぜたものに赤玉土6を混ぜます。元肥に牛糞を入れバラを植え込んでいましたが、今年は、植物性堆肥3牛糞1、炭の粕とマグアンプ少量を混ぜ、それに赤玉土6を混ぜた培養度を作って、元肥に牛糞を使ってみようと思います。バラは、若くて太い健康な枝だけ残して後は取り除き、背丈も詰めて植え込みます。一度使った用土は絶対に使いません。常に新鮮な用土を使います。
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石組みの話2
まだ私が、石を完全に並べることが出来なかったとき、よく石が並べ終わるころに、親父が来て、並べた石を壊して、もう一度並べ直させられました。
私が石組みが出来るようになってからだいぶ経ったころ、お客さんに「石を3m位の高さまで植木屋さん流の石組みで積み上げて欲しい」と頼まれました。私は、60cmから1m位の石を積み上げました。旦那さんが帰ってきて石組みを見て、「すごく良く並んでいる」と言われてほっとしましたが、その後旦那さんが、「でもモット大きい石で並べたらモット良くなると思うので、また壊して大きい石で並べ直して欲しい」と言われたので、翌日、石を片付けました。今度は、1mから2m位の石をトラックで持ってきてもらいました。高さ3m幅10mの石組みは、一日では終わりません。この旦那さんは、毎日石組みを見てましたが出来上がるまで何も言いませんでした。2度目は、大変喜んでいました。
再び、その旦那さんから、石組みの続きをやって欲しいと頼まれました。今度は高さ4m長さ10m位の石積みです。やり直しはやだったので、最初から大きい石を使い、並べました。並べている間は、何も言いませんでした。ところが並べ終わると、また、旦那さんは、もう一度壊して並べ直してほしいと言われ、再び並べ直しました。二度目は良く出来たと大変喜んでいました。
私が思うに、この旦那さんは、誰かに、「石組みは、一度壊して組み直すと良い物が出来る。」と吹かれていたのだと思います。本当のプロが、石組みをするときには、頭の中で石組みを造っては壊し最も良いものを描き、現実に石組みをします。逆に並べ直して悪くなることもあります。ひとつの石にはいろいろな面があります。その中で、ココではこの面が一番いいと決めなければなりません。迷っていると良いものは出来ません。人によって描くものが違うので、人の意見を聞いているとまったく模様が見えてきません。自分で決断しないと石組みは出来ません。
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庭木の剪定と庭木の手入れの違いについて
庭の木を植木屋さんに、剪定してください。とお願いしたときに、庭の木をただバチバチ切って、サット、片づけて終わりにして、帰って行くのが、現在の植木屋さんの様な気がします。
そこで、昔の植木屋さんは、「お手入れお願いします。」とお客さんに頼まれると、庭の掃除に伺い、ついでに木も剪定してきました。昔、庭木の剪定は、樹木を掃除することだったのです。
樹木をきれいに掃除しながら、余分な枝を落としていきます。この時に、虫の卵や毛虫を指でつぶしてきます。病気の枝も取り除いてきます。樹木から下りたときには、木には、枯葉や枯れ枝、折れている枝、切り粕など一切何も木には残っていません。
私がまだ初心者のころ、親父に「植木屋の掃除は、嘗める様に掃除をしろ。」「庭木の剪定は、掃除が出来るようになれば、自然に出来る。」と言われました。
15年ぐらい前のことですが、お客さんから、「家に大きな槙の木があるのですが、枝落しをしてもらいたいのですが、切った枝は、自分で、片づけますから、お願いします」と言われたので、私は、「切るのは簡単ですが、枝の片づけは大変ですけど大丈夫ですか。」と尋ねました。お客さんは、「大丈夫です」と答えられました。その家の槙の木は、15メイターぐらいありました。切った枝は庭の真ん中に山盛りになりました。2年後にまた、そのお客さんから、「槙の木を剪定して欲しい」と電話がありました。私は、枝の処理について尋ねると、「枝は、片づけて欲しい。この前は、枝を片づけるのに、二人で1ヶ月も掛かり、ものすごく大変だったので、片づけて欲しい。」と答えられました。
実際に、掃除が得意のお客さんもいますが、それは、樹木の掃除ではなく、地面の上の掃除です。今の植木屋さんは、早く、安く、汚く、と言う感じだと思います。しかし、それはお客さんが望んでいることとは違うと思います。お客さんは、早く、安く、きれいに、だと思いますが、これは少し無理があると思います。
腕が良くなると、手入れの速度も速くなりますが、同時に,給金は安くなることになります。これは、他の職人ではないことです。植木屋さんだけです。
庭木の剪定は、ただ樹木を切るだけの仕事ですが、庭木の手入れは、樹木の掃除と剪定を行います。お客さんがどちらを望むかによって、昔からの技術が、残るか、無くなってしまうか、が決まります。
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庭木の手入れのお話
昔、手入れを頼む家のご主人は、庭師の腕を見極めることができたので、手入れの技術が未熟な人は、すぐに断られてしまいます。今は、早く、安くできればそれでよいと言う考え方なので、本当の手入れができる人が居なくなってしまいます。
どんなに立派な庭を造っても、その後の管理ができなければ、価値がなくなってしまいます。職人を育てるのは、庭木の手入れを頼む人の目です。どんなに高価な樹木を手に入れても、3年手入れをしなければ、ただの山の樹木と同じになってしまいます。また、手入れをしていても、間違った手入れをすれば、その樹木は価値がなくなり、ただの駄木になってしまいます。
よく見るのは、切る枝を残して、残すべき枝を切っているのをよく見かけます。枝が重なり合っている場合は、上の枝を切ります。しかし、ほとんどの人が、下の枝を切ってしまいます。下の枝を切ったほうが易しいので、そのようにするのでしょう。下がり枝ができるのに十年はかかります。その枝を簡単に切ってしまいます。元の形に直す為には10年かかることになります。
自然な樹形にしているのに、ぶつぶつと枝を切ってしまうと、切った枝から細かな枝がたくさん吹いて、とても自然な雰囲気ではなくなってしまいます。はさみで枝抜き剪定をすると、時間が掛かり面倒だから、オオバサミで、刈り込んでしまいます。刈り込むと自然な形ではなくなります。的確に枝抜き剪定をすれば、それほど時間もかからず仕上げることができます。
植えている場所や、樹形に合わせて手入れの方法も変えてやれば、樹形もきれいになります。日本の庭木の手入れの技術は、大きさを変えることなく自然な樹形を何十年も保つことが出ます。この技術をなくすことなく育てるのは、植木屋や庭師ではなく、庭を持っている人の責任です。
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梅の木の話
庭に梅の木がよく植えてあるのを見かけます。日本庭園で梅の木は、侘び寂びを出す為に植えられます。また、普通の樹木を剪定するときに、まず枯れ枝は全部落とします。ただ一つの例外が梅の木です。
私がまだ駆け出しだったころ、親父に梅の木を手入れするように言われました。私は、枯れ枝を全部切って、きれいに手入れが出来たと思いました。その後、親父に梅の木は、枯れ枝を形良く残すのが、本当に上手い手入れだと怒られました。梅の木は皮一枚でも生きています。梅の木は、如何に古木に見せるか、その為に、大事なのが枯れ枝なのです。
しかし、最近庭に植えている梅の木は、畑に植えてある梅の木のように剪定してあります。梅の木の手入れの仕方をよく聞かれますが、どのような形に造りたいかによって、手入れの仕方も変わるので、どのような形にしたいのか聞くと、たくさん花が咲き、実が生る様な形にしたいと言われるので、畑の木とその中間の形にすることを進めます。
多くの人が本を見て切り方を覚えます。二芽残して切る、と書いてあります。これは、梅の花が咲いた後直ぐに剪定する場合のことを言っています。また、枝が充実していない場合、芽を分化させ、樹形を作るための剪定の方法です。
5月,6月ごろ伸びた枝を二芽残しで剪定すると、夏芽が出て、また枝が伸びます。7月ぐらいにその伸びた枝をまた二芽残して剪定すると、今度は秋芽が出てまた枝が伸びます。これで完全に花が咲かなくなります。花は殆んど春伸びた枝につきます。
梅の剪定は、花が咲き終わったら剪定しますが、本当は花が満開に咲いているときに枝を落とします。剪定の仕方は、全部の枝を二芽残しで剪定するのではなく、まず大きく枝を抜き、そして、全体の半分だけ二芽残して剪定します。こうする事で、花後実を取ることが出来ます。4月に入り新しく伸びた枝の葉数が12枚ぐらいついたところで、先端のやわらかい新芽を手でつまみます。これが芽摘みです。芽摘みをする事で、5月,6月の剪定を避けることが出来ます。伸び過ぎた徒長枝は、7月の中ごろに切ります。8月には花芽を用意し始めます。9月から12月までに花芽を確認しながら花を咲かせる枝の長さを決め剪定します。完全につぼみが膨らんでから剪定してもかまいません。
本来庭の梅の木は、やや斜めに幹を伸ばし、枝を交互に出し下に行くにしたがって徐々に長くしていく形が良いとされていました。剪定は思い切った枝落としを行い、花がちらほら咲く感じがよく、どちらかと言えば、梅の風格がある幹を眺め侘びさびを味わっていたと思います。日本人ならこのような気持ちも忘れないでほしいと思います。
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ガーデニングのお話
ガーデニングについて
ガーデニングと言う言葉が出てから、今まで、日本名で読んでいた樹木の名前が、殆んど英語名で呼ばれるようになり、困っています。例えば、ヒノキや、スギの仲間をコニファーと呼び、それらを使った庭を、コニファーガーデンと呼びもてはやされています。
日本庭園を造り管理することをアメリカ・英語圏では、ジャパニーズガーデニングと言います。ガーデニングとは、庭造りや庭の管理のことを、言っているが、日本では、基本的に、イングリッシュガーデンのことを言うと思います。イングリッシュガーデンと一口に言っても、中身は、コンテナガーデン・フラワーガーデン・ロックガーデン・ウォーターガーデン・パーテア・ワイルドガーデンに分けられます。
日本で、流行っているのは、コンテナガーデンやフラワーガ−デンで、欧米から新しい草花や樹木が輸入されています。日本の生産者も新しい草花や樹木を増やし生産されています。そのために、日本独特の形の樹木が無くなりつつあります。昔からあったものは名前を変えて出てきています。這松や這いビャクシンなどは、全く違う名前になっています。と言っても、私も園芸の教室で、コンテナガーデンやフラワーガーデンを教えています。
日本人と欧米人との大きな違いは、草花で分かります。私は、草花や樹木を販売したとき、日本人は「ワー綺麗、このつぼみの多い鉢をください」と言って、まだ咲いていないつぼみの多い鉢を買って帰ります。欧米人は、「ワー綺麗、今一番綺麗な花をください」と言って、満開に咲いた花の鉢を買って帰ります。何度も欧米の人に「なぜ満開に咲いた花がいいのか」と聞きました。殆んど全員が「それは今一番綺麗だから、それにこれから咲く花は本当に綺麗に咲くか分からない」と答えられました。また日本人に聞くと「満開の花は直ぐに枯れてしまうから長く楽しめない」と言う答えが帰ってきます。
日本人は、植木鉢に草花を植えるときに、10株の草花が有っても、多分5株か3株しか植えないと思いますが、欧米人は、10株全部使い鉢いっぱいに植えます。
3,4年前テレビの園芸・ガーデニングを紹介していた番組で、ガーデニングの先生がコンテナ・鉢の寄せ植えを教えるときに、鉢いっぱいに植えることを教えていたが、最近見た、ガーデニングの番組では、日本人にあわせた隙間を空けた植え方を教えていました。欧米の人の考え方は、今その時が一番大切に思っていることで、日本人は、今の事よりこれから良くなる、楽しみは後から来るのが良いと思っている事です。やはり、名前はガーデニングでも、日本人独特の庭造りで良いのではないのでしょうか?
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石組の話
石組みは、宗教的意味合いが強くありました。また江戸時代に入り役石が決められ,石組みの遣り方にも決まりがありました。現在の石組みは、明治時代に確立されました。庭に石を置くのは狭い庭をより広く見せるための物です。石屋さんの置く石組みと作庭家・造園家の石組みとは全く違います。
あるお客さんから電話をもらい、庭を見に行きました。なんでも庭石を売りに来た石屋さんが庭に石組みをしていったそうで、なんだか狭くて困るので見てほしいと言われ見に行きました。その庭を見て大変驚きました。庭いっぱいに丸く石組みが、されていました。何でこうなったのか尋ねると、最初に一つの石を置いたそうです。その石の両側に添え石を置き、その石が役石だそうです。役石の名称を言い、その石の反対側に、対抗する石組みを置かなければいけないと言われ、終わって見れば、円形に石組みされていました。また一つ一つの石に役石としての名前が付けられていました。庭に入るのに石をまたいで入る奇怪な庭でした。お客さんに「石に名前が着いてあるので動かしてはいけないか」と尋ねられたので「こんな名前は無いので大丈夫です」と答えてあげて、石組みをやり直し、新しく庭を造り直しました。
石はただ置いてあればただの石で、石組みでもなければ、庭石でもないのです。きちんと据えてやりたいと思います。また別のお客さんから電話が入り「庭石を置いて貰ってから何だか落ち着かなくなってきて、精神的に変になりそうなので見て貰いたい」と言われ見に行きました。
なんでも自然の石は水平にはなっていないから、水平には置いてはいけないと言われたそうです。見てみると、どの石も斜めに置かれていて、どう見ても変で、落ち着かないように見えました。その石組みをした人は、「これが自然の庭だ」と言ったそうです。確かに自然の中で石を見るとどの石も斜めのように見えますが、その景色全体を見ると水平に置かれた石が見えます。自然の中でバランスが取れていて、斜めの石もその中に溶け込んでいるので、眺めていても落ち着くのです。しかし、実際に自分の庭に置かれた石が全部斜めになっていたら、精神的におかしくなっても不思議ではないと思います。庭石を水平に置き直してからは、完全に治ったそうです。
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松の剪定の話
松の木の剪定について
松の剪定は、地方によって、剪定の方法が違います。横浜の剪定は、江戸式の剪定方法です。関東では、殆どがこの遣り方で行われます。しかし、京都にわざわざ修行に行く人がいます。そして、帰って来て看板を出します。京都式の剪定は江戸式の剪定と異なります。種類は同じ黒松ですが、関東の黒松と関西の黒松では葉の長さが違います。関東の松は葉が短く葉が硬くは先が鋭いですが、関西の松は、葉が長く柔らかいので、剪定する仕方も違います。また関東の松の樹形と、京都の松の樹形は、異なります。関東の松の頭(樹冠)は、一つですが、京都の松は頭(樹冠)が、三つ・五つと複数あります。松の樹冠のことを頭と言います。
私が中学生のときに、修学旅行で京都の二条城を見学に行ったときに、バスガイドさんが二条城の松は、わざわざ江戸から持ってきた松で、京都の松とは形も違い、剪定の方法も江戸式の剪定を行っていると言われ、さすがだと思いました。去年3月に30年ぶりに京都の庭を見に行きました。楽しみに、二条城に着いて、松を見ました。しかし30年前の江戸式の松から、京都式の松に変わっていました。まだ中には、江戸式の名残がある松はたくさんありましたが、枝と枝の間の空間が無くなり形がボケタ松になっていました。
京都の松の剪定は、頭が複数あり、全体がゆったりとした形に仕上げます。江戸式は、頭が一つで、全体の形が三角形になり、枝と枝の間が開き一枝の形がはっきりとしています。関東では、松葉を鋏で切ることはしませんが、関西では葉詰・葉刈りと言う葉先を切る事をします。最近では流通が良くなり日本中の樹木が手に入るようになり、日本中の生産地から植木が送られてきます。松も関東産で無いものが増えてきたので、葉が長く柔らかい松葉の松もあり、今は葉詰をすることもあります。
松の剪定で、松の形は江戸流で松葉は長いので、刈り込んであります。このような松を三河松と呼んでいます。現在静岡で生産されています。葉が詰まり。形が良いので、よく園芸店で売られています。この松を普通の剪定をしていると、だんだん葉が長くなりとても剪定が難しくなります。
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スーサンの日記
自己紹介
今日は庭木の手入れ教室を見に行きました。私は13年間教室で手入れの仕方・方法を教えていましたが、去年6月に医療ミスで頚椎に出血して、緊急手術を受け現在障害が残っています。やっとみんなが手入れをしている姿を見ることが出来るようになりました。私は機械音痴なのでパソコンは使えませんでした。体が動かなくなったおかげで、パソコンをやって見ようと思い、始めました。少し出来るようになると、今度はホームページを開設して見ようと始めてみました。まだ、何にも分かりませんが、少しずつ覚えていこうと思います。
私の家は代々庭を造る仕事をしています。現在は会社にしていますが、日曜日が定休日です。月に3回から4回日曜日、剪定の教室に出ています。教室は雨の日は、雑談や庭木の勉強会をしています。晴れた日は、実際に樹木を剪定しながら、実技の勉強をしています。人に物を教えることは、自分にとって、ものすごく勉強になります。一緒に樹木の手入れ作業をすると、新しい発見をします。剪定する場所を的確に判断出来るようになりました。また、親父に色々言われたことが良くわかる様になりました。例えば、「一度手を入れたところには何度も鋏を入れるな」と言われたときはなんだか解りませんでした。これは、一度で枝の切る場所を見つけることで、何度も切り直しをすると、それだけ時間が掛かり遅くなる為です。一目見て剪定するところを見極める目を作ることです。
私の本当の仕事は、庭を設計して造ることです。主に、日本庭園ですが、最近はガーデニング、ブームで、イングリッシュガーデンや花を主にした庭などが多く、なかなか日本庭園を造る機会が少なくなったので残念です。庭造りは、目に見えない所に時間が掛かります。出来上ってしまえば、何処に時間を掛けたか解らないので、お客さんになかなか理解してもらえません。出来上りは良く見えても後でぼろが見えて来ます。逆に言うと、手を抜けば幾らでも手が抜けると言うことです。造ってもらう側が、目が利かなければ、幾らでもごまかされてしまいます。
今まで庭造りにも流行がありました。昔洋風な庭と言われた庭は、今で言うと南風と言うような庭です。芝生とソテツやドラセナと言った樹木を使い南国のムードあふれる庭でした。また自然主義という庭造りの人たちは、林のような庭を造っていました。ブナや白樺それにササや芝生などで、被い、庭と言うより林その物と言った感じです。結局、10年後林は森になり、切ることに成ります。日本には樹木の大きさを変えず、維持する剪定と言う技実があります。剪定にも色々あり、自然樹形に剪定することが出来ます。枝の途中で切ると切った場所に細かい枝が出て、とても自然な樹形には見えません
茶庭を造る為に茶道も習いました。庭を造る為にタイル張りも覚えました。初めてタイルを張ったのは、お客さんがテラスをタイルで張ってくれと頼まれ、「タイル屋さんに頼んで張ります」と答えたら、「石が張れればタイルぐらい張れるでしょ、それに植木屋さんにタイルを張って貰いたい」と言われてしまい仕方なしに引き受けましたが、タイルのことは全く解らなかったので困りました。丁度近くで、タイル屋さんが仕事をしていたので、タイル屋の親方に張り方を聞いたところ何も答えてくれませんでした。自力でタイルを張っていたら、タイル屋の親方が見に来て、「上手に張れている」と言って目地の遣り方や、細かい部分の張り方を教えてくれました。今ではタイルも張れる様になり、自分の家の台所や玄関のタイルを自分で張りました。
草花の中でも山野草は、難しいので困ります。山野草の定義が現在難しいです。海辺から高山に生息している草や低木全ての植物が山野草であり、野生種から園芸種の区別無く山野草と呼びます。私は、野生種・園芸種に関わらず、より自然に見える草木を山野草だと教えています。しかし、これは私の考えで正しとはいえ無いかもしれません。
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