第一章 赴任

3.歓迎会

 歓迎会は、マカティーの〈割烹日本〉で行われた。歓迎会ののメンバーとは、鈴木工事長、山羽、田中、我々二人で計5人で。割烹日本のドアを開けると、本田さんに日本人、二人がビールを飲んでいる席に案内された。本田さんが、二人に
本日赴任して来た、川崎をお願いします。
と紹介され、私も、
「宜しくお願いします。」
と一礼をし席に着いた。二人の印象派、一人は、色が真っ黒でスポーツマン・タイプ、この人が、鈴木工事長で、もう一人は、ボッテリとして眼鏡を掛けた学校の先生タイプ、この人が、田中さんで鈴木工事長の後輩になる人。取り敢えず、この四人で鈴木工事長の乾杯の音頭で歓迎会が始まった。「出身はどこなの?」「何歳なの?」とか他愛の無い会話で30分位経過した時に、一人の男が私たちの席に、
「遅れました。」
と言いながら席に着いた。その時に、鈴木工事長が
「山羽は、いつも遅いからな、時間に来た事が無いからな〜」
って一言。この人が、山羽さんです。印象派、神経質な感じに見えました。山羽さんが、
「山羽です。」
と言いながら、私の前に手をだされ、私も、
「川崎です。宜しくお願いします。」
と握手を交わしました。この時に、これが外国の挨拶なんだな〜って思っていたら、行き成り、山羽さんから
「英語は3ヶ月で、覚えってくれよ。」
私は、
「あぁ、はぁ〜」
しか言えませんでした。私の頭の中で、明日からの不安が大きくなって行くのが感じていたら、田中さんから助け舟が、
「その内に覚えるから、耳を慣らすことからだよ。」
私の顔が不安だらけに成っていたんでしょう!ちなみに未だに耳を慣らし中です。勉強せんとあかんわ〜!!この時に、私の直属の上司に成る人が山羽さんと判明したのだ。しかし、この時、緊張していたので、何を食べたのか覚えていない。それに、日本から来たばっかしだから、日本食に興味が無かったのかも・・・。今は、日本食が恋しくなる・・・ボソ
 歓迎会も2時間ぐらいで終わって、歩いて三分位の所にホテルが有り、皆に連れられてチェック・イン。なんと、先ほど乗って来た車がホテルの前にいるではないか。チェック・インと言っても荷物を車からホテルの受付に移動さしただけだった。明日の朝7時半に、ロビーで田中さんと待ち合わせて会社に出社することに。このホテルが、寮代わりに使われていたのだ。でも、このホテルが有る場所が凄い!周りは、ネオン街なのだ!!
これを見た瞬間、一気に、疲れや不安が無くなってしまった。(爆)

 なんと、ホテルの真横のごゴー・ゴー・バーで2次会開始・・・。入り口を入った瞬間に、私はド肝を抜かれてしまった。日本のフィリピン・パブとは、全然違うではないか、薄暗い店内の奥にステージが・・・そこには、スタイルの良い子が、パンツとブラだけのユニホーム姿で10人位踊っているではないか、それに、同じような格好した子が20人位いるのだ。それに、外人の上に乗ている子とか・・・・。周りに気を取られていると、テーブルの上には、半分解けた氷がグラスの中で妖しく揺らいでる。誰かが水割りを頼んでいてくれていた。ここでも、乾杯の儀式は行われたが、皆にはパートナーが付いているではないか・・・。山羽さんにパートナーを見つけるように進められ、辺りの子を物色していると田中さんのパートナーから友達を紹介され、その子が、私の横に鎮座した。ここからが、傑作なのだ。私は、英語が喋れないので、少ししか判らないタガログ語を使い身振り手振りで喋っていたが、知っている言葉がなくなり、殆ど無言状態になり、その内、女の子もトイレに行って帰ってこなかったのだ。ところで、他の皆さんはと言うと自分勝手に好き勝手遣っていました。これも、日本の二次会と違うところ・・・・。
 二次会も1時間ぐらいで終了しホテルに帰ることに・・・。

 二次会では、殆ど話をせずに終わったような気が・・・?
 歓迎会と言う、自分達の飲み会だったのでは・・・?
 

  読みつかれた人はまた明日・・・