母なる川 九頭竜川の源流(九頭竜湖)
油坂の蝶の水に源を発した九頭竜川は、和泉の山々の谷川の水を寄せ集め、、ひとまず九頭竜湖に集まります。
九頭竜湖は昭和42年九頭竜ダム建設によって出来た湖で、面積約9キロ平方メートル、長さ13キロメートル、水深最大100m、中間40m、貯水容量3億5千トンで十和田湖に匹敵する大きさです。
エメラルド色に静かに水を湛える湖は四季折々の大自然の風景を湖面に映す出し、和泉の観光の拠点となっています。
特に春は桜の名所として知られ、ダム完成を記念して植えられた万本桜は湖畔を彩り、訪れた人たちの心を和ませます。
湖畔ではキャンプ場やカヌー、つり、湖水浴が楽しめるリゾート地点になっています。
一大国策事業で出来たダムも40年近く経過した今、すっかり自然の一部に溶け込んでいます...
九頭竜ダム計画が持ち上がったのは昭和32年頃からです。
最初は電源開発と北陸電力が個別に開発計画調査を行っていましたが、北陸地方に残された数少ない一大水力発電計画地点であり、早期に開発する必要性から、昭和36年に通産省、電力界からの勧告を受けて、最上流の九頭竜ダムを電源開発が下流の逆調整地を北陸電力が開発することになり、37年2月地元和泉村に対して開発計画と補償方針等を提示して協力を要請、建設が決まりました。
総工費350億円で昭和40年4月に着工、昭和43年6月に完成しました。
ダムは土と粘土と岩石で出来た(ロックフイル式)で、高さ128m、長さ355mで頂上の幅は12m(底の幅は56m)です。
このダム建設のため、家屋敷が湖底に沈み移住を余儀なくされた戸数は530戸、孤立集落になるため移住して行った戸数が90戸、合わせて14集落620戸、2500人の人が故郷から愛知、岐阜、静岡に新天地を求め移って行きました..。
九頭竜川と湖