
| はじめに 石仏さまといえば、よく見かけるお地蔵さんを思い浮かべます。 しかし、少し注意して見るとさまざまなお姿や形、作られ方などがあります。 作った人の信仰心に配慮しつつも、鑑賞する作品として見ていて軽く手を合わせる程度で、申し訳なく思いつつ尋ね歩いています。 石仏さんの形態いろいろを知りたいと、調べてみました。その中から主要なものを記しました。 |
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| いろいろな区分(無学問的、独断と偏見?) 1.磨崖仏(まがいぶつ) ![]() 自然岩石に彫られた石仏さまである。 かなり大型のものが多く、見上げるパターンになり、「ホーツ!」と感嘆します。 線彫りのもの、丸彫りに近いもの(大分県国東・臼杵市の臼杵石仏群、右の写真)、浮き彫りのものなどがあります。 2.石窟仏(せっくつぶつ) 岩を掘り、岩窟(石室)内に彫られた石仏さまである。中国の3大石窟は別として、石窟はそれぞれが独立した寺院を構成しています。 本格的に洞穴の中に居られたりすると、少し緊張を強いられますが、幽玄な感じが何ともいえません。 (大分県安岐町の下馬場石窟仏) 3.石龕仏(せきがんぶつ)岩を龕状態に掘り込み、石仏さまを彫ったものです。石材で作った小建築物の中に石仏さまを掘った石室状態のものもあります。 (伊万里市東山代町脇野・白蛇山の石龕仏) 4.板碑(いたび) ![]() 木造の卒塔婆が、石造に変化したもので、板石塔婆や青石塔婆ともいう。青っぽい石材を使って、石の一部や全部を板状にし、額部と平面をつくり、石仏さまを彫ったり、字(種字・梵字・願文など)を彫り込んだりしたものです。 (福岡市博多区冷泉町・大乗寺跡、左の写真) 5.塔(とう) 石塔(せきとう)の層塔(3〜13重)の四方に、石幢の六方に石仏さまを彫ったものです。(松浦市調川町上免天満宮)唐津・松浦方面でよく見かけます。 6.丸彫り単独仏(スタンドアロン仏) 地蔵さん(福岡太宰府市五条・旭地蔵尊)、観音・菩薩さま、いろいろたくさんあります。少なくなっていて残念ですが、旧道や街道沿いに見られる、大好きな野仏さまなどに出合うと、うれしくなります。 7.丸彫り群像仏(ネットワーク仏) ![]() 仁王(2体組)、3尊(3体組)、6地蔵・観音(6体組)から、16・33・36・100体組、500羅漢(佐賀県小城町・星厳寺・左の写真)までいろいろあります。 特に、羅漢さまの様ざまなお顔やポーズを見ると、「ニターツ!」と笑みがこぼれます。 |
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