飛天のいろいろ



飛天とは

飛天の始まりは、インドだと考えられています。

  インドに発祥した飛天は、さまざまな形態をしていて、天空を飛ぶというよりも、天空に浮かぶ形をしています。
 また、男女が一対の造形をしているものが多いようです。

  その後、 西へ伝承していった飛天は、だんだんと、「天使(エンゼル?)」に形を変えていきました。

  一方、東へ伝承していった飛天は、シルクロードをたどり、中国、朝鮮を経て伝わりました。日本に入ってきた時には、仏を守護し、讃えるために、神仙像となり、真人、仙人へと、混合し、形を変えています。
  さらに、虚空(天空)を飛びながら、天華を散らしたり音楽を奏でたり、香を薫じたりの形態で現される天人(天女・天童)と形を変えて現され、一般に飛天と呼ばれています。

その他の日本の飛天
  あちらこちらに、有名な飛天を見ることが出来ます。下記な
どは、よく知られている所でしょう。
 ○川原寺で出土した摶仏
 ○薬師寺三重塔・東塔の最上部
 ○宇治・平等院の鳳凰堂の小壁
 ○京都・法界寺の阿弥陀堂壁画
 ○延暦寺の紺紙銀字法華経の見返り仏画
 ○厳島神社の法華経の見返り仏画
  ○京都・教王護国寺(東寺)の天蓋

飛天の造形いろいろ
1.絵画
  たくさんの近世画家さんたちによる、独創的な美しい飛天画を見ることが出来ます。              

2.仏画(写仏)
  写仏画家さんたち、歴史研究者さんたちなどが、観察した通りの飛天画を描いておられます。             

3.彫刻
  丸彫りの飛天は、少ないようですが、レリーフなどは各地で各様のものを見ることができます。
            

参考資料など
 ○ 「飛天の道」 小学館
 ○ 「アジア遊学 Vol14」 勉誠出版
 ○ 「写真集・シルクロード」 NHK出版
 ○ 「中国・日本の美術」 講談社
 ○ 「季刊・銀花・127号」 文化出版局
 ○ 「週刊・古寺を行く」 小学館
 ○ 「週刊・日本の国宝」 朝日新聞社
 ○ 「模写で描く仏画入門」 日本放送協会
 ○ 「日本美術全集」 学研
 ○ 「原色・日本の美術」 小学館
  ○   県や市の図書館にて、書籍類
 ○ 近辺の古刹にて、仏像の光背、梵鐘など

 まったくの独断と偏見を承知で、飛天についてあれこれ調べた結果です。
 主に、書籍類や探訪から調べた結果の中から、まとめています。
 三保の松原で有名な羽衣伝説、かぐや姫の竹取物語などの女性美につられて(?)、飛天に惹かれて、長年の間眠っていたテーマです。

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