2002年秋 オランダ〜フランス〜スイスの旅(おまけ編)
シャルル・ド・ゴール空港(フランス)〜スキポール空港(オランダ)
1STハプニング(ターミナル)
僕たちにとっては帰るだけの平凡な一日となるはずだった最終日、
しかし思わぬハプニングが僕たちを襲うのだった。
まずバスで空港までついたのだがなんだか様子がおかしい。
いつも飛び立つド・ゴール空港にKLMのカウンターがないではないか!?おかしい!?
聞いてみるとここはターミナル2でKLMはターミナル1から出るとのこと。
「なんだ、そういうことか」ド・ゴール空港は円形をしておりその反対側らしい。
ちなみに円形といっても中央を道路が走っており歩いて渡る事は不可能なのでバスを使わなければならないのであった。
納得してバス乗り場にのって待っていると・・・来た来た、バスが来た。
これでなにはともあれターミナル1へ行けるようだ。
ところがな、なんとバスは空港を出てしまい街に向かうではないか?どんどん遠ざかるド・ゴール空港。
同乗した他の旅行客もそれぞれの母国語で不安をささやきあっている。
流れ出る汗、激しさを増す鼓動・・・。
10分後僕らの不安をあざわらうようにターミナル1があらわれた。
どうやらターミナル1はメイン(僕が今までそう思っていただけだが)の空港から
10分ほど離れたところにあるようだった。円の反対側にあったのはターミナル3とのこと。
しかしそんなややこしいことしないでくれ。
同じ空港名にしないでくれ。わかりにくくてかなわん。
バスがとまって降りる客すべてが「ここはターミナル1で間違いないか?」と運転手に確認していった。
シャルル・ド・ゴール空港のややこしさは万国共通のようだ。なんとかしてくれ、フランス。
2NDハプニング(出発時刻変更)
しかしハプニングは続くのだ。オランダ行きの僕らの便が時間変更で40分遅れることになったのだ。
僕たちはオランダで乗り換えて日本に帰る予定をしていたのだが
トランジットの時間がそもそも1時間しかなかったのだ。これはまずい。大丈夫なのだろうか?
それにオランダでも買い物もう少ししたいというのに・・・。
ただこの時点ではまだなんとかなるだろうという楽観的な考えが大半をしめていた。
いざオランダについてみるともう12時55分!次の飛行機は1時25分には出発予定である。
飛行機をよく利用する方ならおわかりいただけるだろうが
飛行機の出発時間はたいてい予定時間より10分早く変更されるものだ。
とすれば、あと20分しかない。早くしなければいけない。
しかし20分は短いようで長いともいえる。まず遅れることはないだろうとたかをくくっていたが
降りついた場所はスキポール空港の端。そして乗り込む場所は反対側の端。
ということでやはりゆっくりしてられない。重い荷物を抱えて僕らは走った。
3RDハプニング(長蛇の列)
猛然と走ってきた僕たちは絶望的な光景を目にする事になる。
なんと手荷物審査のゲートに長蛇の列ができていたのだ。
もうだめなのか!?はっきりいって1時15分は絶対に無理だ。せめて1時25分に間に合ってくれ!
とにかく並ぶしかない。遅々としてすすまない列にとりあえずすすずをおいて
時間の有効利用ということでその間に最後の買い物(互いの母親への贈り物)をしに免税店に走る。
ただあせる気持ちは一向におさまらない。
スカーフを買ったのだが店員さんがまた馬鹿丁寧につつんでくれるのだ(苦笑)
それはもうこれ以上ないというくらいに丁寧に丁寧に何度もやり直して。
足が震えてくる。もういいよ、急いでるんだよ〜(涙)
やっと店を出たときにはすすずはゲートの手前まで来ていた。
審査のゲートをこえたとき時刻は1時23分だった。
あと2分。走れ!走るんだ。
4THハプニング(トランジット失敗)
疲れた体にむちをうち重い荷物もなんのその僕らは走った。走った。
途中時刻が1時25分を指す!ゲートに列が見えた!
「やった!まだ並んでる!日本人もいるから大阪行きだ。飛行機はまだ出てない!」
僕は心のどこかで思っていた。こんなにピンチになっても結局は間に合うんだ。
予定通り日本に戻れるんだとどこかで信じていたのだ。
ほらね、間に合ったでしょ、「よかった〜」
そして航空機のナンバーを確認する。
その瞬間すべての力が体からぬけていった。
「・・・違う、この飛行機は2時15分発の東京行きの便だ」
飛行機はもう出ていた。列は次の便のものだったのだ。
茫然とする僕とすすず。本当に乗り遅れてしまうなんて・・・。
あまりの衝撃にトランジット失敗した実感もわかないが希望も消え去った。
もう言葉も出ない、疲れが一気に押し寄せる。
楽しいはずの旅行が暗転してしまった。
ただそのままにしているわけにもいかず僕は代わりの便がないのか、
パリからの便が遅れたことでなんとかしてもらえないのか聞きにスチュワーデスさんにかけあってみた。
すると「あら、この便ならゲートが変わったのよ、それにトラブルで今整備中だからまだ出てないわ、急いで!」
スチュワーデスさんの顔が天使に見えたのは言うまでもない。
こうして僕たちはトラブルに次ぐトラブルを乗りこえ日本に帰ってくることができた。
機内についたとき僕は半そでTシャツ一枚のいでたちであったことも追記しておきたい。