vol.2.2〜勝負の行方〜


準備は済み、いよいよ決戦の刻が来た。

前回、S氏の機体が2機と書いたが、1号機にあたる機体は
プロトタイプであり、2号機はさらに改良を加えた機体であった。
今回は2号機のみを使用する模様。こちらもvol.1.2のやつを一号機と
カウントするのであれば、今回はいちおう二号機ということになる。

まずS氏。ぎりぎりまで引き伸ばされたゴムから
勢いよく機体が射出される。

風が強く、なかなかうまく飛べていない。
やはり敵の機体は見かけほど高性能ではないらしい。

「おっこれは意外といい勝負かも!?」

密かに思いつつカワムラも機体を手に持ち、勢いよく投げた。





『ザシュッ!』






が、これは勢いよく飛んでいる音ではない。機体が無残にも地面を擦っている音である。
手を離れた機体は、空気の抵抗を受け、へなへなと翼を曲げながら(フラッタリングという)
あっさりと墜落したのであった。

分かったことは、「圧倒的に翼の強度が不足」しているってこと。
これは大誤算である。

このとき、S氏は機体に微調整を加えることでなんとか風を捉えはじめていた。
こちらとしてもこのままでは終われない。なにか微調整をせねば。。

考えついたのは、強度不足の翼が無くともうまく風を捉えることができれば
少しは飛ぶことができるのではないか?ということ。
そこで主翼の切断を試みた(どこが微調整やねん!)
大部分を切断し、翼長わずか4cmとした。

そして、再挑戦。
今度も勢いに任せて射出。

少しは効果があったのか、前よりは飛んだ。
が、風にあおられて真上にである。そして最後はそばにあった建物の二階に引っかかって回収不能に。

こうして、第一回目の勝負は終わりを告げた。
結果は、その後風を捉えかけたS氏の2号機の勝利
カワムラは完敗、機体をロストするというおまけつきであった

(vol.3.1へ続く)

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