**脳梗塞、老人介護について**

私が脳梗塞という病気を知ったのは約10年前のことです。
祖父がこの病気になりました。

脳梗塞とは頭の血管がつまってしまう病気です。梗塞を起こした場所によって手が麻痺したり話せなくなったり、ときには動けなくなったり、命に直結することもあります。

10年前、初めて発病した際、発見が早かったため大事に至りませんでした。
その後、薬物療法と食事療法で様子を見ていましたが・・・。

5年前に再発。
今度は以前とは違っていた。
耳が聞こえてないようです。おそらく聞こえを司る部位を梗塞したのでしょう。
幸いなことに手足には麻痺はありませんが・・・。
医師の説明では音は聞こえてるのかもしれませんが、聞き取ることができないようです。
私たちの声は木や葉っぱが揺れてるように、ざわついてるようなものだと・・・。


祖父には病気だという意識がなかった。
あったのかもしれないが、受け入れなかったようだ。
本当は入院が必要だったが・・・もう治らない病気なら家に帰るとの一点張り。
とても入院できる状態ではなかった。
本当は入院して欲しい。血管を広げる治療を受けてもらいたかった。


家に帰ってきた祖父は、「もう病気は治った」という。
自分の都合のいいように思い込んでいる。私たち家族が、どんなに心配しているか祖父には分かってないようだ。

祖父には私たちの声は分からないようであり、接し方が難しい。
痴呆か病気のせいか分からないが、今までできていたことができなくなった。
電子レンジの使い方がわかななくなってしまった。
真っ黒になるまで温めたり、燃えるようなものまで入れていた。
何度も使い方説明するが理解ができない。
そして最後に「おまえら、人を馬鹿にするのもいいかげんにせい!」

ガソリンと灯油を混ぜていたこともあり冷や汗をかくことは、たびたびあった。
一番心配なことは・・・。
身体が思うように動かせないのに、小型特殊機を使って仕事をしようとすること。
いつ事故るか、もしかすると加害者になるのではないかと不安にも思う。
昼間は家に祖母しかいない・・・。

その祖母もクセモノだった。
まだら痴呆である。本人を目の前にしていうと怒るのだが・・・。
ガスの元栓がしまってないことは多い。

祖父は一番強いという意識があるため、祖母は祖父に逆らえない。
小型特殊を触らないように言っても、祖父には届かない。

介護といっても、祖父も祖母も自分のことは自分でできる。
他の寝たきりになった人に比べると、まだまだ手はかからないため難しいほうではないと思うが・・・。
大変なものには変わりないです。
この近年は子供返りがすごいです。

ちょっとした言動でも腹を立てるらしい。
私たちは祖父、祖母のために良かれと思って言ったりしたことが気にくわないようです。
年寄りやと思って・・・って。

2000年、5月、私は結婚した。
家を離れてしまったが、これで介護が終わったわけではない。
嫁に行っても、祖父も祖母も私の大事な家族です。
何か起きた時は、すぐ駆けつけられる距離にいます。

24時間、母だけに介護をさせるわけにもいかない。
母にも休息が必要です。
母から頼まれた時は、私が祖父母の様子を見に行きます。