Saturday, August 28, 2004
横浜Thumbs Upで、安部恭弘さんライブへ。
安部さん版アルバム・コンプリートで
今回は『Hold Me Tight』
アコースティック中心で、
アルバム曲順で、一曲ずつ。
当時の状況や裏話なども交えて。
曲によっては、デモテープも用意して
聴きくらべ状態。
このデモテープが、
おそらく松本隆さんの詞と
清水信之さんのアレンジが入る前のものなんだろうけど
メチャメチャ完成度の高いもの。
このアレンジでライブでやってほしい曲などもあった。
『We Got It!』
デモテープを後で披露。
コーラスアレンジはほぼそのまま。
世に出たものから、エアプレイ色を少し抜いたようなものと
想像していただければ。
『Hold Me Tight』
清水信之さんのアレンジを安部さんも絶賛。
「このアレンジを、清水さんがやってきたのはすごかった」
後でデモテープを披露されて、それと比較するとよくわかったのだけれど
原曲はもう少しハスに構えたようなた感じで、
ドナルド・フェイゲンぽい印象を受けた。
個人的にはこのアレンジも好きだし、
エレクトリックのライブでも聴いてみたいひとつ。
安部さんの曲というのは、
結構コーラスがイイ感じのものが多いんだけれど
このコーラス譜面が難しいらしい。
『BAD BOY』
詞の過激さもあいまって、
安部さんのナンバーでは異色の一曲なんだけど
今回のライブアレンジでは、ややマイルドに振ってあって
なかなかいい感じに。
デモテープ音源は若気の至りっぽい部分も満載あれど、
チョッパーバリバリだし、結構かっこよくてポップで良い雰囲気。
これも、エレクトリックで聴いてみたい。
それまで、英語で歌うことの多かった安部さんが
日本語で歌うということは
想像するに、かなり難しい作業だったのだと思う。
桑田圭祐さんが、サザンの初期のころに言っていたことと
同じような表現が出てきたのが印象的だった。
デビュー・アルバムということで
それまでに準備してきたものを
イッキに凝縮して出した。
その凝縮度は、そのアーティストのほかにない1枚だけの魅力。
個人的に、デビューアルバム最高論をとっているワタシには
非常に含蓄のある言葉だった。
今回のライブ、はっきりとした目的が定まっていたこともあって
観客として非常に聴きやすいものだった。
心地よい緊張感と、ハコの雰囲気もあいまってのリラックスムードが
結構、絶妙なものだったと思う。
お喋りも、たわいないものだけではなくて
当時の裏話であったり、
音楽的なエッセンスがわかるもので、
ああ、こういうバックボーンがあったから
このアルバムができたんだな、という納得感。
これは、聴きに行って良かった。
心からそう思えた。
このアルバムを作ったころの
厳しいまでのこだわりを忘れないで、
これからもライブに、レコーディングに
丁寧でいいものを魅せてください。
アンケートには、こんな感じのことを記した。
安部さん、
松田さん、大坪さん、重久さん、
スタッフの方々、
また一緒に過ごした友人たち、
みなさんに
ありがとう。あらためて。
