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     コ ン ヴ ィ ・ ツー ル 通 信     2003/4/20 創刊号  
 

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コンヴィ・ツール通信は、私たちの人生を豊かで、楽しいものにしてくれる

とっておきの「ツール(コンヴィ・ツール)」を教え合うことで、自分と社会

を変革するインターネットのメール・マガジンです。

 ◆コンヴィヴィアリティとは「共にいきいきと喜ぶ」という意味です。◆
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□今回の目次

■はじめまして

「コンヴィ・ツール通信について」


■「これはコンヴィだ!」のコーナー

     「十里木高原から愛鷹山・越前岳への登山道」

  (富士山、駿河湾という雄大な景色を見るためのコンヴィ・ツール)


■連載 21世紀の市民社会を考える


       「コンヴィヴィアリティのための道具(1)」


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■はじめまして


       ◆「コンヴィ・ツール通信について」◆


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●読者の皆様、こんにちは。このメルマガを購読してくださいまして、ありが

とうございます。さて、これからこのメルマガでは、私たちの人生を豊かで、

楽しいものにしてくれている、とっておきの「ツール」をお伝えしていきたい

と思っています。

●私たちの生活を振り返ってみると、衣食住から、勉強、楽しみ、自己実現へ

の活動など、いろいろな面で、それを助けてくれる「道具(ツール)」を使っ

ていることに気づきます。それは一人ひとりが使う道具、例えば携帯電話みた

いなものもあるでしょうし、社会的に工夫された道具もあるでしょう。例えば

学ぶための「学校」などはそうしたツールの代表例かもしれません。他にも法

律なんかも、私たちの社会が作り上げた一つの「ツール」と言いてもいいかも

しれません。

●こうしたツールの中には、私たちの人生を楽しく、豊かにしてくれているも

のもありますし、中には逆に私たちが自由に活動するのを妨げるようなツール

も存在しています。最近話題の不登校の問題などは、学校が、私たちを生き生

きとさせてくれるツールにならない場合があることを教えてくれます。逆に、

NPO法などは、多くの人たちの自由な社会的活動を助けています。

●そしてこのメルマガでは、たくさんの人への取材や、投稿などを通じて、そ

れらの人たちの人生を豊かに、楽しくしてくれているツールに注目します。そ

してこのメルマガを通じて、私たちが、それらを教え合い、時には他の人たち

の経験を参考にしながら、自分の生活に取り入れ、より豊かな生活を送ること

ができるようになれればと願っています。こうしたツールのことを、ここでは

コンヴィヴィアリティのための道具(略してコンヴィ・ツール)と呼びたいと

思います。

●将来、このツールはこうすればもっとコンヴィだね、とか、このツールはコ

ンヴィじゃないから使うのをやめようとか、このツールはどんなふうに使えば

もっとコンヴィか聞いてみようなどという、会話ができるような場ができると

いいなと思っています。またジャンル別や地域別のコンヴィ・ツール通信に発

展していければと考えています。なにとぞ、よろしくお願いいたします。


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■「これはコンヴィだ!」のコーナー


     ◆「十里木高原から愛鷹山・越前岳への登山道」◆

 (富士山、駿河湾という雄大な景色を見るためのコンヴィ・ツール)

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●十里木ドライブインから登っていくと、目の前に富士山が180度広がる。

裾野が一面に見渡せ、地球の丸さが実感できる。しかも十里木ドライブインか

ら越前岳までは、ゆっくりでも2時間くらいで登ることができる。雪のない時

は山登りの初心者でも行けると思う。(登山道は急なところもあるので最低限

の装備は必要です。)越前岳にまで登ると眼下に、伊豆半島から、駿河湾が一

望に見渡せる。

●仕事で少し迷ったとき、気分が晴れないときにおすすめ。この風景を見ると

本当に地球が大きく、私たちがとても小さい存在であることを実感できる。少

しうつうつとした状態にあるときなど、この風景を見ればすべてふっとんでし

まう。私自身、以前の仕事に行き詰まっているときに、たまたま発見し、結婚

後、妻に、そして最近子どもに見せに行った。都合3回いっただけだが、私の

人生の一部になっている。

●近くには十里木高原のペンション群がある。その一つ「ふんわりこん」に泊

まったが、コンヴィとまでは言わないが、値段も安く、食事もおいしい。しか

も歩いて登山道までいけ、星空が美しいなかなかの宿である。時間がある人に

お薦めだ。アクセスは車が中心だが、車のない人は三島の駅からバスでも行く

ことができます。

●写真


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■連載 21世紀の市民社会を考える


       ◆コンヴィヴィアリティのための道具(1)◆


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●近年のNPOブームや市民活動の盛り上がりの中で、21世紀は市民社会になる

と言われている。そして政府、企業という従来のセクターに加え、NPOを始めと

する市民セクターが第三番目の社会セクターとして活躍するだろうという議論

も聞かれる。私も基本的には賛成なのだが、ただ、単にこの3つのセクターが

描かれるのではなく、市民という存在を中心にして、それが政府、企業、NPOと

いう各セクターと交わる形で表現されたほうがよいと思う。これは、政府も企

業もNPOも市民が中心となって運営していく社会こそが、市民社会であると考

えるからである。

●つまり、政府の中でも、企業の中でも、NPOの中でも、さらには日常の生活の

中でも市民的な視点から活動することは可能だし、逆にNPOやボランティア団体

であっても、市民的視点を持たないこともありえるわけである。だから、これ

からはNPOだから、企業だからというような外面に囚われることなく、実質的な

内容を見分けていくことがが重要になる。単純な営利性、非営利性ではそれは

見分けられない。そういった意味で「市民としての十か条」のような指標が求

められる。

●しかしこうした指標には、現在必ずしも広く同意されたものがあるわけでは

なく、これから議論を積み重ねてゆくべきものだ。そういった問題意識を持っ

ていたところ、先日I.イリイチの「コンヴィヴィアリティのための道具」とい

う本に出会った。もともとは、インターネット・コミュニティという新しい市

民的つながりを可能にする場について学んでいたのだが、そうした関連の本を

読む中で、パソコンというものが、この「コンヴィヴィアリティのための道具

」に感動したハッカー(本来コンピューターにとても詳しい人の意味)によっ

て作られ、インターネットもそうしたハッカーたちの活躍もあって生まれたこ

とを知り、是非とも読みたいと思ったのだ。

●このコンヴィヴィアリティとは、もともと「生き生きと共に楽しむこと」と

いう意味を持つ。そしてイリイチはこの言葉を、「人々の間の、そして人々と

環境の間の自立的で創造的な交わり」であると説明するとともに、「人間的な

相互依存のうちに実現する個的自由」とも表現している。日本語訳では「自立

と共生」と訳されているが、共に楽しむことを強調して「共愉」という訳語を

あてるべきという主張もある。いずれにせよ、この言葉の中には「各人が環境

や人々に自由に働きかけ自己実現を目指すこと」、「他人の自己実現を妨げな

いこと」、さらには「他者とともに、楽しく生き生きといきていくこと」を重

要視する価値、倫理が含まれていると言ってよいと思う。

●そしていま、こうした「コンヴィヴィアリティ」という概念を掘り下げて考

えていく事で、市民的視点を持った活動かどうか判断するための指針を明確に

する助けになるのではないかと感じている。なぜならこの用語はイリイチが現

代社会の病巣を描き出し、克服するために紡ぎ出した、ある種とても重い言葉

だからだ。しばらく、このコンヴィヴィアリティという言葉にこだわりながら

考えていきたい。


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         発行人 ちゃお(あべの) 事務局 博野英二


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