雨上がり


久しぶりに外へ出たら、降り続いていると思っていた雨がやんでいた。

いつの間に上がっていたのだろう?

明るい日差しと目映いばかりの空が、私を迎えてくれた。



よく考えたら、何日ぶりに外に出たのか分からない。

全てが真っ暗に思えて、ずっと閉じこもっていた日々。

その間ずっと、雨は降り続いているのだと思ってた。

曇り空が明けることなどないと思ってた。

だけど違ったんだね。

私が気付かなかっただけだね。

空は いつからこんなに眩しい色をしていたのだろう。



ずっと自分の殻に閉じこもっていたら、見えるものも見えなくなってしまうね。

気付こうととしなかったから、気付かなかったんだね。

外はもうとっくに明るくなっていたのに。

雨はもうとっくに上がっていたのに。



雨上がりの空は、雨が降る前よりずっとキレイ。

出てこなかったら、気付かなかったね。

地上に降り注いでいるこんなに明るい光。

閉じこもったままだったら、気付けなかったね。

外でずっと 私が出て来るのを待っていてくれた君。







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<由莉香コメント>
矢口ひの様より頂いた、『鈴蘭』の詩に対するお返事に書いたものです。
辛いこと、悲しいことがあっても、それを乗り越えた後は、乗り越える前よりも
ずっと明るい光に包まれているって気持ちを込めた詩です。
気に入ってもらえるといいな♪

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