Angel


木洩れ日あふれる昼下がり
君は黙って 空を眺めてた
寂しげな枝をそっと揺らす風は
遠い春の訪れを予感させる

君が手にした厚い書物は
遠い異国の物語
見覚えのあるそのタイトルは
確か天使が出てくるお話

高い空から瞳を逸らして
嬉しそうに声を弾ませながら
君の中から 笑顔がこぼれる
「やっぱり 雪が降ってる――・・・ 」

いつか読んだ物語には
天使は 空から舞い散る氷の粒に乗り
白い大地に降り立つ と書いてたっけ
君は この雪に天使を見ているのか


きっと君は知らない
本当は天使はここに
僕の心の中に 棲んでいるということ

きっと君は知らない
本当は僕の心の中に
いつも 天使が棲んでいるということ


いつも 君が棲んでいるということ






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<由莉香コメント>
カウンタゲットのお礼として、アイちゃんにプレゼントした詩です。
アイちゃんのHPのタイトル、“The dwelling of angels”をテーマに書かせて頂きましたv
天使の住処――それは、他でもない、自分自身の心の中だということ。
このテーマを考えた時に、真っ先に浮かんだのがこの想いでした。

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