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木洩れ日あふれる昼下がり 君は黙って 空を眺めてた 寂しげな枝をそっと揺らす風は 遠い春の訪れを予感させる 君が手にした厚い書物は 遠い異国の物語 見覚えのあるそのタイトルは 確か天使が出てくるお話 高い空から瞳を逸らして 嬉しそうに声を弾ませながら 君の中から 笑顔がこぼれる 「やっぱり 雪が降ってる――・・・ 」 いつか読んだ物語には 天使は 空から舞い散る氷の粒に乗り 白い大地に降り立つ と書いてたっけ 君は この雪に天使を見ているのか きっと君は知らない 本当は天使はここに 僕の心の中に 棲んでいるということ きっと君は知らない 本当は僕の心の中に いつも 天使が棲んでいるということ いつも 君が棲んでいるということ |
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