・・ スゴイスゴイ!! ・・
3/18/2002


今日私がM君のお宅の玄関に入ると、M君はまたお外に連れて行ってもらえると思っていたらしく、それが叶わない事を知ると、やっぱり泣き出してしまいました。
頭を撫でて慰めて手を差し出すと、手を繋いで一緒にお部屋まで来てくれましたが、やっぱりゴキゲンはよろしくないようです。
襖を閉めて2人だけになると、やっぱり悲しそうな顔をしていました。

それでも課題を始めると、最初の内はすごい集中力を見せました。
まず初めにやったのが、大人の動作をそのまま真似させる動作模倣です。
「こうして。」と言いながら頭に手をやったり、膝を叩いたり、拍手をしたりします。
M君はついこの間の月曜まで、この動作模倣が大人の“真似”をしているという事を理解していなく、大人が何をやっても両手を頭の上に持っていっていました。
でも、今日のM君は初めから違いました。
ちゃんと相手の動作を見て、相手のする事をちゃんと“真似”して、その通りにしてくれたのです。
すごく感動しました!
ヘレン・ケラーの水と水さし、と言ってしまうとかなりオーバーな例ですが、彼らが何かを理解してくれた瞬間。これは、かなり感動的なものです。
この前の月曜にはまだ分かっていなかった事を、今日はもう理解している。これは本当にすごい事。すごい進歩です。

その次にやった道具模倣でも、成果は同じでした。
道具模倣は、動作模倣から1歩進んで、道具を使って大人のしている事を真似させるものです。
例えばコップで飲む真似をしてみたり、タンバリンを叩いてみたり・・・。
これは道具を選ばせる事から始めなくてはならず、その第1歩がなかなか難しいのですが、今日はM君は相手が手に取ったものを見て、それから机の上に視線を落とし、 ちゃんと選んで、且つ動作を真似してくれました。
道具を手に取ってから後の動作は、道具を持った時点で体が勝手に反応してしまうので今日の成果とは言えませんが、道具を選ぶ事自体は、これまた大きな進歩でした。

それから、今日始めて導入したのが音声指示です。
これは、言葉だけで指示を与えて、言われた通りの事をしてもらう、という試行です。
例えば「お手手パチパチ、して。」と言えば拍手、「コップごくごく、して。」と言えば先刻のコップで飲む真似をする、といった感じです。
これはやはりなかなかでした。始めてだから仕方ないけれど・・・。
特にコップや歯ブラシなど道具を使うものでは、上記のようにまず道具を選ぶところから始めなければならないのです。
なかなか難しいけれど、まだまだこれから。
これが出来るようになれば、日常でも「あれして。これして。」と言ったように日々練習が出来るのです。
少しずつ少しずつ、会得して行こうね☆




Memoirへ戻る