・・ 仲良しになりましたv ・・
3/22/2002


今日からは、少しH君にとって辛くなるけれど、これまでより厳しく対応する事になりました。
例えばこれまで、H君が次のお菓子の種類をねだる事が多々ありました。
私もお母さんも、本人が自分から希望しそれを大人に伝えているのだから、本人が言うものをあげようとしていました。
でも先日のセラピスト講習会で、お菓子を本人に決めさせるのは良くないと指摘を受けたのです。
なぜならお菓子=ご褒美は勉強に付随してくるもので、これを本人に選ばせてしまっては、勉強よりもお菓子が主体になってしまうからだそうです。
ご褒美はアクマで大人から不測の内に与えられるもの。だから、立場をハッキリさせなければいけない、という事でした。

そこで今日は、本人の希望を全く無視して、要求と違うお菓子を与えてばかりいました。
そうすると、2,3回もしない内にものすごく機嫌が悪くなって、手が付けられないほどに大泣きしました。
これまではこうなる事が分かっていたから、本人の要求通りにしていたのです。
でも確かにこれは大きな間違いでした。なぜなら、こんな事を繰り返していれば、H君に『泣けば要求が通る』と思い込ませてしまい、おお泣きや癇癪を 強化してしまう結果になるからです。
だから、今日はとことん泣いているH君に付き合って、絶対に譲らない事にしました。
でももちろん、これはかなり大変でした・・・。
とにかく大声で泣き叫んで、本当に勉強どころではないのです。
それでもお母さんと2人、辛抱強く待ちました。H君の気が鎮まるまで。

しばらくして、H君はまだ半分泣きながらも、少しずつ課題をやるようになりました。
ここでとにかく調子をつけなくてはと、今日はH君の得意の課題をいくつかやりました。
そうしている間に、段々H君の機嫌も直ってきました。
そこで誉めるついでに、H君とおでことおでこをぶつけてみました。
H君はふっと静かになって、嬉しそうに私の腕に抱きついて来ました。
それで少し、落ち着きを取り戻したかのように見えました。

この時、この子とはいかにスキンシップが大切なのか、という事を思いました。
自閉症の子は他人と全く関わらない思われがちですが、この子たちは本当に構われる事を喜びます。
そういった事に1つずつ気付いていかなければいけないな、と感じました。

今日はお菓子の効果があまり期待出来なかったので(何しろ要求通りのものを渡さないと癇癪を起こしてしまうので)、他の強化子を試してみました。
一番功を奏したのが“くすぐり”でした。
正解する毎に誉めながらくすぐると、H君はとても楽しそうに嬉しそうに笑いました。
最後にはものすごく機嫌が良くなって、楽しく勉強をするまでいく事が出来ました。
今日は、私の勝利です☆
全く、これほどの勝利感はありません(笑)。
くすぐるだけで充分喜んで正解を理解していくので、お菓子もあまり必要ではありませんでした。
なんだかとても楽しかったです。
正解を言うとくすぐられる事が分かっているので、H君は正解を言いながら既に嬉しそうに逃げようとするようになりました。
そこですかさず捕まえて、くすぐります(笑)。
するとH君は、きゃっこらきゃっこら笑います。
でも間違った答えを言うとくすぐって(=遊んで)もらえないので、確実に課題を理解していきました。

なんだか今日1日で、ずいぶんH君と仲良くなれたような気がしました。
彼のワガママを頑として受け入れなかったこと。
そして、それを超えて、楽しく勉強が出来たこと。
お互いに少し解り合えたような、そんな成果のある日でした☆




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