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何が。 そんなにイライラしてるのか。 理由は分からないまま・・・でも、何かが心を曇らせてた。 大好きなバイト先で 大好きな生徒たちと触れ合っているのに 気分が。 ちっとも晴れない。 関わられると、イライラする。 ――サイテーだった。 先生として。 心に余裕がなきゃ、“イイ先生”になんてなれない。 そう、思い知らされながらも・・・ 晴れない気分。 なんで。 ちっとも分からないよ。 何がそんなにイライラするのか。 これと言った原因もなく ただ、気分が晴れない。 そんな時に。 余計に、イライラさせられるような事があって・・・ 落ち込む、ってこういうこと。 とにかく声が聞きたいと思った。 メールだけじゃ物足りなかった。 電話、しちゃおうかな。 そんな事を考えながらも。 取り止めのないメールを続けて・・・ そうしたら。 なんで・・・? まるで図ったかのように、 突如鳴り出した 君からのコール音。 着信を見なくても 誰からかなんてすぐに分かった。 耳元から聞こえる 君の声。 どこかホッとした。 クサクサした気分が、吹き飛んで行くのを感じた。 自然に笑いがこぼれる。 それにつられて 君が笑う。 楽しいリズムの中。 突然真剣になった君が。 暗い声で。 今日は気分がクサクサして ちっとも気が晴れなくて 理由のないイライラが続いて だから 電話した、と。 君が調子に乗るから 実は私も・・・とは言わなかったけれど。 だけどね、本当は 私たちって、案外相性いいのかも知れないね。 ――なんて。 言えるわけないじゃない(笑) でも 嬉しかったよ。 自分でも分からなかった 今日のイライラの原因が 君の言葉で分かった。 気持ちは同じだったんだね。 君も、私も。 ただ、君の声が聞きたかった。 |