ニューエイジからハードボイルド、歴史小説から冒険小説まで、
フィクション・ノンフィクションに関係なく
個人的な趣味で読んだ本を思い入れたっぷりに紹介します。
さて記念すべき最初の1冊は
ニール・ドナルド・ウォルシュ著 吉田利子訳(サンマーク出版:@A定価=1,800円+税、B定価=2,000円+税)
@では、宇宙を見つける 自分を見つける
Aでは、宇宙を生きる 自分を生きる
Bでは、宇宙になる 自分になる
とそれぞれテーマを持って対話が続けられています。
まず、この対話が始まったのは著者であるニール氏が仕事・家庭・健康とすべての面で打ちひしがれ、気持ちを吐き出すために誰にともなく便箋に書き殴った(と言った方が近いようです)手紙(投函されることのない)が発端となって神との対話が始まります。
実際に話し合うと言うよりもニール氏が書いた文章に神が口述筆記と言う形で答えることで対話(?)続けられます。
本文を引用してみますと
このときは、自分を苦しめている相手ではなく、もっと奥にある根元に直接、思いをぶつけたかった。
人間を苦しめている根源、最も偉大な相手だ。わたしは神に宛てて手紙を書こうと考えた。
悪意のある激しい、混乱と歪曲と罵倒に満ちた手紙になった。それに怒りをこめた問いのかずかずが並んだ。
どうして、わたしの人生はうまくいかないのか。うまくいくためには何が必要なのか。どうして、わたしは幸福な人間関係を結べないのか。どうして、いつまでたっても金に困りつづけていなければならないのか。そして最後に━━これが一番大きな質問だったが━━こんなに、もがきつづけていなければならないなんて、わたしがいったい何をしたというのか。
驚いたことに、回答のない苦々しい質問を書き終えてペンを放り出そうとしたとき、私の手は見えない力に押さえつけられているように、紙にのったままだった。ふいにペンが勝手に動きはじめた。
何を書こうとしているのか、予想もつかなかったが、わたしはともかく手が動くのにまかせた。すると……。
あなたはほんとうに、すべての質問の答えを知りたいのか、それとも八つ当たりをしてみただけなのか?
このようにして神との対話が始まります。面白いのは、神自身が宗教(現在のあらゆる)をどちらかというと否定していると言うこと。神はユーモアの持ち主であること(すべてを創造したのだから、当たり前ですが)。答えに詰まることなく(これも神だから当然か)、実に明確に答えていることなど。すべての言葉が新鮮な響きを持って心に染みわたります。しかし、敢えて難点を言えば、アメリカ人が書いたものと言うこともあるのか、キリスト教に関する文章が多くを占めていることでしょうか。いわゆる日本的なドロドロとした怨念の世界がないというか、あまりに爽やかすぎて、ウン?という感じがしないでもないのです。霊魂の世界━━恨み辛みをこの世に残したまま亡くなった人━━に関することには触れていないのです。Aで書かれている「ヒトラーは天国に行った」というのは衝撃ものでしたが、祟りや霊障と言われるものに関してはどうなのでしょう?ポルターガイストにも触れていませんね。もし神が答えてくれるなら、この辺の所にも気を配って欲しいものです。何か他の本でも触れますが、アメリカイズNo.1という気持ちが見え隠れしないでもないです。
気持ちの持ちようと言ってしまえば、それまでですが、もっと突っ込んで欲しい気もしますね。でも今のところお気に入りの1冊なわけで、皆さんも呼んでみて自分なりの感想を持てばいいのではないのでしょうか。自分の感想もあらためて書いて行こうと思います。主観で本を選んでいるとは言え、紹介する以上ニュートラルな立場で書いていかなければならないと思いますんで。
最後に本の中で心に残った言葉を引用します。
「人生は創造であって、発見ではない」