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夢と睡眠

睡眠の意義

人間は通常夜になると、意識レベルが低下します。つまり眠たくなります。
そして、ベットに入り、意識を失います。つまり寝ます。
これが睡眠です。
睡眠は、それが不足すると自動車運転中などに意識を失う(寝てしまう)などするので、注意が必要です。
なぜ、人間が、そしてほとんどあらゆる生物が睡眠をとるのかについては諸説があります。

まず、
エネルギー節約。
寝ている間は、熱消費量が減るので、全体として食料の節約になります。飢饉に強い固体になるのです。冬眠すれば冬が越せます。

疲労回復。
寝ている間に、人体組織の疲労回復や修復を行います。
また、睡眠中は成長ホルモンが多く分泌されるから子供は睡眠中に成長、大人は睡眠中に老化防止をすると考えられます。

記憶力回復。
人間はレム睡眠中に、不要な記憶を消去しているという説があります。
レム睡眠を行わないハリモグラは、脳が以上に大きい。それは、不要な記憶まで蓄積しているからだといいます。
確かに、どうしても覚えたいことは、寝る直前に覚えろ、といいます。
睡眠のだいぶ前に覚えたことは、寝ている間に、抹消されてしまう可能性が高いのかもしれないのです。

睡眠障害

問題のある睡眠、睡眠の問題を睡眠障害といいます。
代表的なものに、まず不眠症が上げられます。
不眠症は、「眠れない」ということが、生活上大きな問題になっている症状をいいます。

入眠障害は、眠りにつくのに時間がかかりすぎる不眠症です。
中途覚醒は、睡眠中に度々目が覚めてしまう症状です。
早朝覚醒は朝早く起きすぎる症状です。
慢性的なものは、大体において神経症と関連がある不眠症です。

また、寝る時刻が問題なものは、リズム障害です。睡眠のタイミングの障害です。

昼夜逆転は、昼間寝ていて夜起きている状態です。
夜間に働く職場では問題はないのですが、
昼間起きていなければならない人が、昼夜逆転になると問題があります。
比較的多くの場合、昼間になにかしらの危機的環境を抱えていて、
それに対する無意識の回避行動が慢性化したものと考えられますから、
本人が改善したい場合には、朝や昼間の紫外線照射や、夜のメラトニン服用で治療します。

夢をなぜ見るのか、夢の内容に意味があるのかについても諸説あります。
ここでは、精神分析系の夢理論を紹介します。

フロイトは、夢は昨日の体験と幼児期の体験が材料になっているとしました。
昨日の体験とは、最近の体験、経験が夢の中で再現されがちなこと、
幼児期の体験とは、幼児期などに抑圧された願望が、形を変えて現れてくることをいっています。
ですから、フロイトにとって神経症の人が見る夢は、
幼児期の抑圧された外傷体験などが、差し障りのない題材を選んで夢の中に現れているものですから、
それを開放=意識化してやることが治療方法であると考え、夢を大変重視しました。

ユングは、フロイトの考えに加えて、
集合的無意識のイメージが材料として関わっていると考えました。集合的無意識のイメージとは、
神話や童話に見られるような、全人類に共通する根源的なイメージをいいます。
またユングは、夢というものは、自らの無意識を理解する貴重なメッセージであり、
まさに無意識そのものと考えました。
さらにユングは、無意識というものが、過去にばかりとらわれているものではなく、
未来も見据えているものであると考えました。
ですから、ユングは、
集合無意識的なイメージを理解し夢を分析することによって、
過去が原因となっている神経症を治療できるばかりでなく、
未来的な不安が原因で起こっている神経症も治療できる。
また、無意識的に気がついている、
身の振り方や、未来に関する観測も、同時に夢から引き出せると考えました。