スピーチの形式には大体以下の4種類があります。
1.のmanuscript speechとは、文字通りあらかじめ用意した原稿を「読み上げる」スピーチです。原稿を目で追って読むために失敗のリスクが低いのが利点ですが、聴衆の反応を見ながら弾力的にスピーチの内容を変えるといった事はまず出来ません。
2.のprepared speechはmemorized speechとも呼ばれるように、用意した原稿を暗記、十分に練習した上で聴衆に語りかけるというものです。このスタイルのスピーチでは、視線を原稿ではなく聴衆に向ける事ができ、ジェスチャーなども自由に使う事ができます。
3.と4.はどちらも「即興スピーチ」と訳す事ができますが、意味合いがかなり違います。3.extemporaneous speechでは事前に多少の時間があり、メモ程度の準備ができるのに対し、4.のimpromptu speechは文字通りほとんど準備なしでスピーチをするといったものです。当然ながら、この2種のスピーチをするには、相当の英語力、発想力、構築力が必要になります。
ESSのスピーチ・コンテストでは、主にprepared、extemporaneous、impromptunoの3種のスピーチを通じてスピーチ力を磨いていますが、大会での形式は以下のようなものが標準です(もちろん例外もあります)。
Prepared 用意した原稿(大抵テーマは自由)を暗記し、7〜8分のプレゼンテーション
Extemporaneous 数種のテーマ・タイトルから一つ選択し、15〜20分の準備、4分程度のプレゼンテーション
Impromptu 数種のテーマ・タイトルから一つ選択し、3〜4分の準備、4分程度のプレゼンテーション
ESSのスピーチでは主流はpreparedです。大会によってはpreparedとextemporaneousかimpromptuとの両方がセットになっている場合もあります。また、大会によってスピーチの後に審査員か質問者からの質疑応答があります。
(KUEL Speech Manualからの引用)