2002/07/20(土) 海の思い出
日常雑記-思ったこと
今日は「海の日」なので海にまつわる思い出話を書きましょう。
瀬戸内海に面した小さな港町に生まれ育ち、幼稚園卒園と同時に引っ越した家が海辺から数百メートルのところにあったので、海に対する思い入れは人一倍あるのですよ。毎年恒例の企画にしましよう。今回はその第一弾です。

幼稚園に入る前だったと思いますが、日曜日の朝早く親父に連れられて、当時住んでいた家からかなり離れた海岸に出かけました。そこは海水浴地として地元では有名で、夏の賑わいと言うのは、ちょっとしたお祭りみたいな雰囲気でお気に入りの場所でした。でも、その日は早春のまだ風の冷たい時期で、当然人っ子一人いない寂しい雰囲気につつまれていました。遠浅の海岸のかなり遠くの方に小さな波が見えました。海水浴シーズンには防波堤のすぐそばにまで波打ち際があって、あんな遠くにまで海が離れているなんて、子供心にとても不思議な感じがしました。
家の近所の海岸は砂利が多いのですが、そこは砂浜がずっと続いて、裸足での足の裏の感触の気持ちよ良さも、その海岸の好きな理由の一つでした。
その日は運動靴を履いたまま海岸を歩きました。そんなことは実は初めてでした。海で遊ぶ時は、いつも裸足かサンダルだったので、運動靴で踏みしめる細やかな砂地の感触は、その日初めて体験するものでした。湿った砂地に靴底の模様の付いた足跡と言うのは、子供心に妙な感じがしました。
波打ち際にやってきました。なんだか海って感じがしない、はっきりとした波がまったく見えない静まりかえった海面でした。なんだか夢を見ているような感じすらしてしまいました。さざ波とすら言えないような、雨上がりの水溜りにジョウロで水播きしているようなチョボチョボした水の跳ね返りでした。こんな穏やかな海と言うのは、その後一度も見たことがありません。
他人に話しても、それは夢だったんじゃないのと言われてしまいます。
あれは本当に現実だったのか夢だったのか・・・私は今でも「現実」だったと信じております。
2002/07/21 (日) 03:02

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