超たまさん的日常 その1

ある日、日本からとても偉い人が来ました。遅刻はできないし、テキパキとお仕事をしなければならないし、会社は緊張した雰囲気です。その中でたまさんは一人で天主教のお勉強中。そして偉い人が部屋に入ってきた途端、たまさんはすっくと立ち上がり、「御機嫌いかが?私、たまと申します。今後とも宜しく」と御挨拶プラス握手。さすがです。他の人たちはあっけにとられて頭を下げるばかりで御挨拶もままなりません。自分の出番が終わったたまさん、いきなり天主教のお友達に電話をかけて「神様はねぇ」と天主教のお話を始めてしまいました。たまさんは権力に屈しない強い人です。




超たまさん的日常 その2
お昼に行こうとしたところ、トイレの方からたまさんの怒号が聞こえてきました。一体何があったのやら。

 ビ:たまさんどうしたの?
 た:トイレで座ったら便座が濡れてたの!
 同僚1:絶対誰かのよ
 た:違うわよ!水よ!透明だったもん
 同僚1:いや、たくさん水を飲むと透明になるものよ
 た:違うって!あれは少し黄色がかっているもの!だから水!!!
 同僚1:ううん、絶対誰かのもの
 ビ:前の人が水を流したときにはねたんじゃない?
 た:そうよ。絶対そう。そうそう。ね?
 同僚1:会社のトイレの水流はそんなに強くないもん。水じゃないって。
 た:じゃー誰のよ?みつけて文句言ってやる。でもあれは水よぉ〜

探求心旺盛なたまさんです。



超たまさん的日常 その3
ある日日本から派遣されてきた人が髪の毛をバーバーで切ってきました。正直いって確かに”変”。たまさんは子供達とビビアンに「あの頭すごぉーく変だよね、でも本人は直接言えないわぁ」そうかたまさんにも言えないことがあるんだと思っていたら、夕方になっていきなり「あなたの髪の毛どこで切ったの?え?バーバー?いくら?え?そんなに高いの?私がいいところを紹介してあげるわ。そこはもっと安くてもっといいわよ」と突撃しているではありませんか。3歩歩いたら言ったこと忘れちゃったのね。それからたまさんは更にパワーアップしてきました。「あなたの髪、後ろから見ると木を伐採したあとみたいなのよ。バリカンでがりがりやったのね〜。すごーく変」ここまで言えばたまさんは落ち着くのかと思ったら、別の派遣社員(通常の人より髪の量が少ない)「あなたは髪の毛が少ない分、散髪代も半額でしょ?」と変化球を投げて締めていました。

後日談:たまさんが紹介した美容師さんは中国語がメインで、あまり英語はできなかったそうです。それもたまさんが軽く忠告してました。更に、派遣社員が美容院に行ったあと暫くしてチェックしに行ってました。

たまさんは面倒見のいい人です。


超たまさん的日常 その4
最近の満帆商事シンガポール支店は大儲け?しているのかと思うほど忙しいのです。そこで電卓を手に吸い付かせながら必死になってお仕事をしている子供達のために、一肌脱ごうとビビアンが立ち上がりました(えらい!)

ビ:何か手伝うよ。ファイリングでもコピーでもするからね
子:ありがとう。じゃー、この表を作っていってほしいの
ビ:はーい。あれ?これって計算もしないといけないんだ。やり方教えてくれる?
た:お手伝い?たまもやってあげる。どうやるの?何やるの?簡単なのがいい!
子:え?たまさんは。。。いい。。。
た:教えてよー。やってあげるから

この後、ちょっと面倒な計算を含め、表を作成することになったビビアンとたまさんは午後の3時間を使ってしゃかりきにお手伝いをしたのです。しかしその3時間、たまさんの「これってどうやるんだっけ?」「これをかけるの?割るんだ!」「この欄には何を入れるんだっけ?」と叫び続けておりました。そしてお手伝い終了のゴングがなる直前、たまさんがビビアンのところにやってきました。「ビビアーン、これってどうやって計算するんだっけ?」

あの日、たまさんが作った表は1枚。それもビビアンが計算した値を書き写したもののみ。あの日以降、たまさんは絶対にお手伝いはしません。

たまさんは自分を良く知っている人です。





超たまさん的日常 その5
た:(子供2に向かって)ね〜、あの子どう思う?
子:え?あの男の子?別になんとも。。。
た:ふーん、結構いいと思うの。ハンサムだし、真面目そうだし、ビビアンどう思う?
ビ:ハンサムね〜。普通かな。でもあの人の中国語ってシンガポールの人のものじゃないよね?
た:多分マレーシアから来たのよ。で、高校からはシンガポールってとこね。
子:インドネシア(中国系)から来たらしいよ
た:ま!それって金持ちよ!子供2、彼をデートに誘いなさい!さっ、早く行って誘っておいで!
ビ:えええっ?たまさん、それって飛躍し過ぎじゃないの?ハンサムでお金持ちはいいけど、子供2の気持ちはどうなるの?
子:(余りの展開に固まっている)
た:ほら、何も言わないってことは気があるの。
子:うーん、今日はやめておく。まだ仕事あるし。
た: 何言ってるの?そんなにシャイじゃ一生結婚できないわよ!

たまさんはシャイじゃなかったので結婚したのね。と、ビビアンは変に納得してその場を去りました。たまさんは他人の幸せも考えられる心の広い人です。


超たまさん的日常 その6

最近たまさんは歯の痛みに耐えられず、とうとう歯医者へいきました。抜歯です。

ビ:たまさん、歯の具合どう?
た:うん、大丈夫よ。思ったより痛くなかったし、今は調子がいいの。でも。。。
ビ:でも?
た:変なのよ。今朝口の中から黒い糸みたいなのが出てきたの。不安だわ。ちゃんと治療されてなかったのかしら
ビ:えええええ?歯医者に行った?
た:今日予約したの。もうその黒い糸が気持ち悪くて、すぐに口の中に戻したんだけどね。

歯医者から帰ってきたたまさん

ビ:大丈夫だった?糸はなんだったの?
た:え?(頬を赤らめるたまさん)実は糸じゃなくて、ビーフンだったの

口の中で黒く変色したビーフン。それを治療ミスだと行って歯医者に行ったたまさん。 たまさんはとってもおちゃめな人です。




超たまさん的日常 その7

ある日の朝、お金の話しになりました。

た:ハゲは10人のうち9人は金持ちよ(断言)
ビ:ピコラは髪がびっちり生えてる!だから貧乏?
た:うふふ。これからよ。(ハゲるまで無理ねって顔)

そう言えばたまさんのご主人、ちょっと薄いかも。。。





超たまさん的日常 その8

先日ビルの管理会社の人が来ました。彼は副業で色々なことをしているそうです

た:あの人は人脈広くてね、私も以前。。。うしししし
ビ:うししししって何?
た:従姉妹がタイで3ドルで買ってきたTシャツを5ドル80で売って貰ったの。
ビ:何枚売ったの?
た:80枚。大もうけよ。うしししし

たまさんは商売上手です



超たまさん的日常 その9

たまさん、ある日すごい頭になってきました。

た:おかしい?変?この頭。どう思う?
ビ:うっ。。。へ、変。どうしちゃったの?そのチリチリ
た:髪にボリュームを出そうと思って。だってパーマかけないとビビアンみたいにぺっちゃんこの髪になるのよー
ビ:(悪かったな。ぺっちゃんこで)でも風が吹いても動かない髪は変だよ。
た:そうよね。これで当分パーマはかけなくて済むわよね

**次の週**

た:日曜日に映画を友達と観に行ったら後ろに変な男が座っててさ、
ビ:ふーん、その男の人は誰かの友達?
た:そうそう、女の子を紹介しようと誰かが連れてきた男なんだけどふられたらしいのよ
ビ:ふーん。それで?
た:そいつが私の後ろに座って「あ、ラーメン食べたい」って言ったのぉ!ゆるせなーい!


だってその髪変だもん。

超たまさん的日常 その10

たまさん、私に爆弾を投げました

た:ビビアン、パールハーバーのこと知ってる?
ビ:え?知ってるけど。。。(これは日星開戦の宣戦布告?)
た:パールハーバーって何?
ビ:(何か罠が?日本人に普通聞かないだろう)それはね、うーたらこーたら
た:ふーん、日本軍がハワイに突っ込んだんだ。どの飛行機で?
ビ:(旅客機だともしかして思ってる?)別に突っ込んだわけじゃないよ。
た:だって新聞にテロは第二のパールハーバーって書いてあるよ
ビ:そ、それはね。。。うーたらこーたら
た:ふーん、でもその飛行機ってなんだったんだろう

あんなに商売は上手なのに、何かが壊れているぞ、たまさん

超たまさん的日常 その11

社長がランチをご馳走してくれると言ったある日

ビ:社長が高級寿司屋でランチをご馳走してくれるんだって!予約してくれる?
た:え?ほんと!?やったー!ではベルトコンベヤーの前のお席を予約しておく
ビ:べ、ベルトコンベヤ?
た:だってお寿司って回ってくるんでしょ?

シンガポールの回転寿司と一緒にするなぁぁぁぁ

超たまさん的日常 その12

たまさんがロバートという人に電話で名字を聞いている

た:ロバート、領収書に名前書きたいから名字おしえて。
ロ:チー(Chee)
た:え?チー?だから名字おしえて欲しいのよ。
ロ:チー
た:チーってことはないでしょう。
ロ:だからチーなんだよ。俺がチーでなんで悪いんだ?
た:チーって中国系の名前よ、知ってる?(かなり高圧的である)
ロ:俺は中国系だよ
た:え?あなた、マレー系でしょう?中国系じゃないでしょう?マレー系にしか見えないわよ
ロ:いや、中国系だからチー(ビビアンはかなり気の毒に思ってきている)
た:ロバート、あなた陽に焼き過ぎ

たまさん、人の話を聞きなさい


超たまさん的日常 その13

たまさんは出張のアポを入れるのがとても上手です。

た:こちらは満帆商事、シンガポール支店ですが、弊社社長がMr.XXXに是非お目にかかりたいともうしております。
相手:残念ながら、その時は忙しくてね、ちょっと無理
た:ご存じない様ですが、満帆商事は世界でも有数の企業なんですよ。その会社のシンガポール支店、社長との会合を逃すということは、Mr.XXXにとっては大きな損害になると思います。それでもいいのですか?(そこまでのものでもないでしょう)
相手:はぁ、そんなもんですかねぇ
た:当たり前です!このチャンスをみすみす逃すなんて、私にはとても信じられません!(何度も言うけど、そこまでのものじゃないって)
相手:そうですか、では時間を作りましょう

たまさんはその後、電話の相手がMr.XXX本人であったこと、更にMr. XXXはその国の大蔵大臣であったことを知ります。もちろん「さすが私」で鼻たかだーかになったのは言うまでもありません。

大蔵大臣に直接電話で話せる女、それがたまさん

超たまさん的日常 その14

たまさんがシンガポール人の夫婦の実情を教えてくれました

た:旦那と結婚した当時はね、「荷物は持つよ、僕にかしてごらん」って優しかったのよぉ。
ビ:今も優しそうじゃない?(かなり無口なご主人である、口をはさめないという話もある)
た:ふん、今なんてね「俺にも手がある、お前にも手がある、自分で持てよ(I have hands, you have hands. Carry loh)
ビ:(ひたすら笑っている)
た:むかつくからね、旦那と買い物に行ったときに洗濯の粉とか結構高いものをこっそり旦那のかごに入れてやるの。そうしたら旦那のカードでおちるでしょー。はぁ新婚時代は良かったわ、らぶらぶで。

ご主人にも意見を聞いてみたいぞ、たまさん。
超たまさん的日常 その15

たまさんはコンピュータが苦手です。

た:ビビアーン、メールってワードの文書を添付できるのかなぁ
ビ:できますよ。まず、クリップマークを押してね。。。(今まで知らなくてどうやってたんだろう?)
た:クリップを押す。。。(クリップの絵をメモに書いている)
ビ:ところで最近やっとiBookを買ったのよー、見て見てこれなの(パンフレットを見せるビビアン)
た:うわぁ、真っ白。これ汚れたらジフで拭くときれいになるわよ

私のiBookはお風呂の床じゃなーい!

超たまさん的日常 その16

電話で友達と話してるたまさん、顔がちょっと恐いです。

た:「わかった、いいの、気にしないで」ガチャ。
ビ:ど、どうしたの?(顔が恐いとは言えない)
た:銀行に勤める友達が行員向けの外貨預金の口座を「あなただけよ」って貸してくれるって言ってたのよ。優遇利息だし、儲かりそうだからオーストラリアドルを入れることにしてたんだけど、急に今日になって彼女と同じ名字じゃなきゃ駄目になったって言うの。私のまわりに「Ng」なんて名字の人いないのよ。せっかくお金も用意したのに、急に何を言い出すかと思ったらそんな無理なこと言ってね、なんか腹が立ってきたわ!あの人っていっつもそう。ぷんぷん!(腹がたつツボに入ったらしく、どんどん顔が恐くなる)
ビ:たまさん、たまさんのダーリンって名字何?
た:え?うちの旦那?あぁぁぁぁぁぁ「Ng」だぁぁぁぁぁぁ

結婚10年たつと旦那さんの名字なんて記憶から消えるもの?

超たまさん的日常 その17

たまさんが銀行の人と電話をしています。

た:それってどういう意味?あなた我が社がどれだけ大きいかわかってそんなこと言ってるの?え?我が社がお宅にどれだけ貢献してきたか、あなた、本当にわかって言ってるのかしら!
ビ:(何かあったな、顔が赤くなってきたぞ)
た:あなたじゃ埒があかないわ!マネージャだして。ついでにあなたの名前もおしえて。
ビ:(あーあ、怒らせちゃった、電話の人も将来ないわね)
マネージャーにかわる
た:もしもし、今ね、お宅のカスタマーサービスとお話させていただいたんだけどね(態度および声質急変)、Ms. XXXが私にこんなことを仰るのよ。別に私は苦情を言ってるのじゃないの、おわかりよね?お宅の為を思って好意で言ってるのよ(思いっきり苦情じゃん)お宅のような大銀行があの程度のカスタマーサービスをやっていることを、上層部が知らないことは銀行にとって大変なマイナスだと思うの。うーたら、こーたら。(好意は10分ほど続く、マネージャーもお気の毒である)

人の為と書いて偽りと読む。















満帆商事シンガポール支店の掟 第一条

満帆商事には暗黙の了解や掟があります。まず遅刻してきた人に「おはよう!」と言ってはいけません。言っても挨拶は返ってきません。だって遅刻したことが目立ってしまうじゃないですか。特に雨の日は定時に全員が集合していることは絶対にありません。晴れている日でも定時に全員が着席することがないので、雨だと尚更です。もちろん遅刻の理由を聞くと「雨だから家を遅く出た」で終わります。



満帆商事シンガポール支店の掟 第二条

満帆商事の女性社員は朝ご飯を家の近所で買ってきて会社で食べます。同僚1は月曜から水曜まで、同僚2は木と金曜日にたまさんの朝ご飯も一緒に買ってこなければなりません。同僚1.2曰く、一番注意しなければならないことは代金の請求です。たまさんはお金持ちなのでお金に細かくありません。だから他人に払うお金もよく忘れるらしいのです。