北海道一人旅
〜其のD〜

どこを調べてもサイフが無いのである。
サイフが無い・・・
旅先でサイフが無い、、、

えぇ〜っとサイフが無いとうことはお金が無い。
サイフが無いという事はキャッシュカードが無い。
お金が無いのにキャッシュカードも無い。

実家からお金を送ってもらおうにも現在住所不定!

か、帰れない・・・

おっ、オレは一生北海道から出られないか!?

と、とりあえずサイフを探さねば!

来た道を戻る!

来た道を戻るわけだがサイフを探しながら走るために対向車線を走る、非常に危険だ!

道が二股に分かれている、どっちから来た?

ポッ〜と走っていたから、覚えてない。

えぇっと、ぇえっと。

確か国道を走って来たはずだ!

国道は、どっちだッ!

歩道のおばさんに聞いてみる!
が、おばさんはサッパリ分からないらしい・・・

おばさん、オレの気迫にビビッたのか、近くにいる歩行者にも聞いてくれるが分からない。

歩行者B「そこに交番あるから聞いてみたらどう?」

交番?

歩行者Bの指先が指す方向には交番が・・・

そうか、交番かッ!

交番に駆け込むっ!

なにやら警官が女性と話している。

ふぅ〜、オレの用も緊急だが順番だ、、、。と思ったが

警官と女性の間の机には・・・

アレ?あれれ!?

お、オレのキャッシュカード(蒲信)?とお金??

「あ”ぁ”!!オレの金ぇぇぇぇ!!!」
「それオレのっすよ」って言う。

警官がほんとに?って感じで名前は?と聞く。

「Mです」って言うとゲッ、本物だって顔をされる。

女性が届けてくれたらしい。風に飛ばされていたところを拾い集めて届けてくれたみたい・・・

なんていい人だ

肝心のサイフは無いがキャッシュカードとお金(2万)と色々なレシートがあるだけでも助かる。

現金とレシートが風に舞っているところを心優しい女性が拾い集めてくれたくれたって。

結構美人な心優しい女性は拾い主の特権である2割のお金はいらないらしい、、、。

警官が「飯でも奢ってお礼しなよ(笑)」と言うので調子に乗って結構美人な心優しい女性に言ってみたが

苦笑いしながら「いえ、家に帰ったら夫がいますので」って微妙な言い回しで否決される・・・。

その後、女性は家から電話が掛かってきて足早に家路についた。

オレは警官に落とした状況などを聞かれる。落とした場所は大体見当が付いている。おそらくオートハウスに電話した時だ。確か薬局の前で電話していたので、それを警官に告げると、そこの薬局に近い交番がもう一つあるって言われる。

警官はその薬局に近い交番に連絡してくれた・・・

すると!

なんとサイフ本体が届けられているらしい。

ってことで警官(パトカー)に誘導されてサイフが届けられている交番に向かう。

確かにオレのサイフがあった〜(^o^)/

助かったよ〜、これも日頃の行いがいいからだな〜。 前に拾ったサイフをちゃんと届けてよかった。

サイフ本体を拾った人も拾い主の特権は放棄されたらしい。 北海道のはいい人が多いらしいナ

それで気を取り戻してオートハウスに向かう。

オートハウスに行くと結構バイクがある。野外にある炊事場というかお茶の間?にも人が多い。

着てよかった〜、なかでもミスチルの桜井に似た人、その人と道内で出会ってその人と一緒に周っているゴッツイ人が面白かった。話が面白いし、色々いい感じ。

決め手はジョンかな(笑

オートハウスに泊まってる外人なんだけどよく分からんくて面白い。

五右衛門風呂のことは「OHゥ〜五右衛門バス」って喜び、その夜あったちょっとした宴会においてはワインを2本持ち込みオレにそのまま渡すのでオレは瓶に口をつけグビって呑むと驚いた表情で「OHゥ〜」って手を広げ”やれやれポーズ”をくりだした。

しかも午前3時になった頃アメリカンフットボールの中継が見たいと言い残しミンナが止めるのを振り切り、小雨の降る中を札幌市内に出掛けて行った。札幌市内に行っても見れるかは分からないのに・・・

その時は知らなかったのだがジョンは風邪をひいていたらしく 、翌日は当然の如く風邪が酷くなってダウンしていた・・・

翌朝オートハウスに泊まった記念で貰えるラーメン一袋を頂き荷物をオートハウスにしばらく置かせてもらって札幌観光に行って、英語しか話せないジョンにお別れの挨拶をしたがここでも英語会話能力の無さを露呈しジョンに戸惑いを与えてしまう、その後苫小牧港に向かう。

今日で北海道ともお別れだ。なんとも言えない気分で小雨が降る中を走り、フェリー乗り場で熊カレーやとどの肉なんか北海道でしか買えなさそうな品物を買い。フェリーの出港を待つ。 その時いずみ氏達にお別れの電話をしたのを覚えている。

フェリーに乗り込みこう思う、素敵な想い出をくれた北海道、そして色々な想い出をくれた北海道で出会った人達に心から感謝・感謝 m(__)m

おわり






エピローグ

フェリーでロック好きな少年と出会う、彼はミッシエルを大音量で聞きながらじゃないと眠れない変わった少年だった。彼は競馬が好きで北海道に馬を見に行ってたそうだ。名古屋に着くとかなり暑く、そして空気が不味かった。空気が不味いせいで咳がでた。あっという間に北海道が恋しくなった。まるで北海道に行っていたことが夢のようだったが共に北海道を走った愛車”HONDA・スーパーカブ”の走行距離は出発時より7000Km増えていた。マフラーも所々錆が出てきていた。チッ と思いながらオレはホクレンの旗をしまいこんで、いつもの日常が待つであろう豊橋に向かって走り始めた。長渕剛の歌の中に「人が旅をするのは帰る家があるからだ」「帰る場所が無い事ほど寂しい事はない」と歌っているが帰る家というか帰らなきゃいけない場所があるのも微妙だな、まぁコレも帰る場所がある故思う事なのだろうがね。




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