モンスターNO.−17「MAT外伝其ノ壱・
ここの趣旨とは違うかもしれませんが 」
(アシゲ隊員報告)
中京11R知多特別の燃え立つようなメンツを見て「行かずには、いられまい」と思ったのが
3月17日の土曜日。ここ10年くらい春先になると体重と頬肉の具合が気になる妙な癖が
ついてしまっているので、ここはひとつ運動不足と贅肉解消のためにと、家のある桃谷から
難波WINSまで自転車で行くことにしました。大阪に住んでおられる方々はご存知と思い
ますが、私の住んでいる生野区とWINSのある難波の間には上町台地(谷町筋の谷町4丁目〜
四天王寺近辺:地図http://map.yahoo.co.jp/cgi/m?no=3091595000185000078参照)
と呼ばれるように急な坂があります。この上り下りの往復はなかなかいい運動になるので、
私は春と秋にはよく自転車で越えてます。その日も千日前通を西へ西へと上って下って難波
へと向かったのでした。
知多特別はいつもの病気が出て1−3着馬券の憂き目に合ったのですが、19日に強引に
有給をとって土曜日から20日まで4連休にして横浜から大阪に戻っていた旧知の知人と、
偶然難波WINSで再会しました。積もりに積もった笑い話やホロリとくる話を肴に酒を
酌み交わし、再会を約束して知人と別れたのが午後11時頃。自転車で松屋町筋と千日前通の
交差点に着いたとき、ふと「帰りも同じルートでは面白くないし、人通りもある。
すいてそうな方に行こう」と思い、生國魂(いくたま)神社参拝道に入って坂を登りに
かかりました。
大阪谷町近辺は生國魂神社、聖徳太子ゆかりの四天王寺など寺社仏閣のメッカ。どこでもそう
だと思いますが、一級河川沿い、高速道路出入口だけでなく寺社仏閣の集まるところもラブ
ホテルが多い。一説には、寺も神社も稼業柄まとまった土地を所有しており、税金面では宗教
法人法によって手厚く保護されているので、手っ取り早く大きい現金収益が見込めて不況に
強い風俗産業やラブホテルのために土地を貸したり、時には自前で経営してその売上を宗教
法人の収益として計上して旨味を余すことなくせしめるためだとか。
そんなラブホテル群の坂を乗り切ろうとしている最中(実は千日前通よりも斜面が格段に
急で、自転車は押してた)、酒からくる尿意が不意に私にふりかかりました。そういえば
知人と飲んでてもあまりトイレには行っておらず、このまま自転車に乗るというわけには
いかないほどの尿意。すると、生國魂神社そばに公衆トイレが。これ幸いと自転車をとめて
入って行きました。私がチャックを下ろすと、隣の便器に無精髭を生やした中年の男性が。
祭りや縁日があるわけではない夜11:30近くの神社近辺というシチュエーションでこの
ようなことがあるのも今から考えたら不自然なのですが、私はその時はさほど気にとめず
たまっていたものを気持ちよく放尿。そのとき、ふと視線を感じました。どうやら彼が私の
ナニを見ているようなのでした。男子校育ちの私は、高校時代に小便をしながら自分のナニの
大きさをツレションしてる友人達と言い合った経験から「ハハン、このおっさん自分のナニに
自信があって、わしのと比較して優越感を味わってるんやな」と思いました。
-続く-
男根、特に勃起した男根は世界中の様々な地域で「男性性」「力強さ」のシンボルとされて
きていることが文化人類学の発展によりわかっています。正面から見据えて立体的に突起して
いる部位を全体の象徴とするのは認知心理学的な根拠に基づいており、女性の場合は胸部が
「女性性」のシンボルとされます。日本でも巨根信仰は根強く、私も思春期には勃起時の
ナニの長さを定規で測った経験があります。しかし、刀剣自慢の段階ならともかく、実戦と
なるとどうかとなると、私の知り合いの某女性などは「大きさなんか関係あれへん。
小さかったら小さいなりに女の膣が相手の形に合ってくるもんや。それに、膣奥なんて
クリトリスとかGスポットと比べんでも、全く不感地帯やで。」とまで言います。女性に
与える快感とは関係ない、またはそのことを知らない、知ろうとしない(=女性の快感度を
女性の性感帯という観点から知ろうとしない)巨根自慢は、ただの男性性の誇示であり、
言うならば自分が男尊女卑の思想の持ち主だと言っているようなものなのです。英文科を出て
言語的・文化的にいっぱしのフェミニストを自負している私はおっさんの心理を内心で
小馬鹿にしつつ、「はいはいわかったわかった、あんたのモノはさぞかしスゴイんやろうね」
という視線をおっさんの下腹部に向けました。
ところが。彼のナニから尿は出ていませんでした。しかも、自分のナニを指でつまむのでは
なく、手のひらで握っているではありませんか。これじゃ排便行為じゃなく自慰行為じゃ
ないか。何かイヤな予感がしつつも視線を戻して放尿をすませ、手を洗おうと洗面台の水を
出したそのとき−。
来たぁ!顔を私の右肩に後ろから乗せたぁ!!
うっすら生えたヒゲを私の頬に摺り寄せる!!
左腕を私の腰に巻いてきた!!
右手が私の右の太腿に!!
おっさんの荒い鼻息が耳にあたる!!
AAAAAAAAAAAAAAAUUUUUUGH!!!!!!!!!
言葉にならない声をあげた(ホントにあげた)私はおっさんの組み手をふりほどいて急いで
自転車に飛び乗り、あらんばかりの力で坂道をのぼりました。すると、今まで目にした事の
ない信じられない光景が。
神社前の公園のベンチで男と男が手をつないで座っているゥゥゥ!!わひー!!
路駐している車の中で、男と男がキスしているゥゥゥ!!どっひー!!
そう、ここは文字通り(?)男尊女卑な男と男の社交場・ハッテンバだったのです。
幸いすぐ向こうが谷町筋だったので、捕捉されることなく安全地帯に脱け出て一目散に
坂を下って帰宅しました。大阪で生を受けて27年、桃谷で暮らすようになって9年。
ノーマルな私はハッテンバというと新宿二丁目しか知らず、そのような場所には精神的にも
地理的にも縁がないと思っていたのですが、こんな身近にあるとは。実は家の近くに地雷が
埋められていたことを知らされたベトナム人の気持ちがよくわかります。
寺といえば、一休さんこと一休宗純をはじめ坊主によるお稚児さん愛玩の風習があったと
聞きます。てことは、寺の近辺はラブホテルだけではなくハッテンバも多いのでしょうか?
それに、今回舞台となった神社はどうなんでしょう。寺と違って神社には斎宮・巫女・福娘
など女性の役職はあるのですが。何せ私は、MAT隊員の皆様が戦っている一方で、
モンスター襲来に逃げ惑う一村人ですから(よかった、今回は逃げ遅れて助けを求める
ジジイにならなくて(^^;)、練達な隊員の皆様からご教示いただければ幸いです。
それとも、生國魂神社だけは特別なのでしょうか?
番地が天王寺区生玉町というくらいですし。
完
危険度:★★★★★