モンスターNO.−21「喜劇 駅前温泉」(未完成)

(ハヤイ隊員@ちっともハヤくない:報告)






みなさんの会社でも大なり小なりレクリエーションとしての社
員旅行が存在すると思います。

あれは5年ほど前、ワタシが今の会社の東京本社にいたころ、の話。

組織が大きかったものだから、一般的にいう「社員全員が参加して」
の旅行は不可能だった為、1年に一度社員全員に「レク費」というも
のが支給され、部課単位で旅行にいってその報告をすればそのお金が
振り込まれるという仕組み。これが我が社の「社員旅行」にあたるも
のでした。

ただ、こういう仕組みだと忙しい職場だったのでなかなか部課単位で
も旅行などに行かず、毎年この制度を利用しないままの社員が多いの
が現状でした。


そんなある日、話は総務部から「今年度のレク費締め切りは2月末ま
でです」という回覧文書が回ってきたところからはじまります。

係長「あ〜、もう年度末やしな・・・」

ハヤイ「ことしも行けそうにないですね。仕事がこの調子やと・・・」

するとウチの課長が突然、

課長「アカン!オマエらよう考えてみい!会社がくれるっちゅうカネを
   これまでみすみす取り損ねてたっちゅうことやで」

係長「でも・・・、仕事がここまで忙しいと・・・・」

課長「今のプロジェクトが今週で終わるから、来週末はなんと
   かいけるやろ。よっしゃ。来週いけるやろ?よっしゃ」

ハヤイ「い、いやいやホンマに行くんですか?」

課長「エエエエ。俺にまかしとけ」


ところが、そのプロジェクトの完成は翌週までズレこみ、忙し
い日々が続いて、みんな旅行の事は忘れてしまっていた・・・。

そんな金曜日、課長は突然

課長「よっしゃ。ほんなら明日は9:00に東京駅集合ね。ベ
   タやけど銀の鈴んとこで」

ハヤイ「・・・、え?」

課長「もう忘れたんかいな。レクやレク。ゆーたやろ先週?」

係長「マジで行くんですか?」

課長「当たり前や。今年はきっちり利用するの」

そんな大号令のもとに集結したわが課。

係長「で、どこ行くんですか」

課長「・・・、いや、まだ決めてない」

一路、集団はみどりの窓口へ
土曜の朝っぱらから野郎6人がみどりの窓口の片隅でパンフレ
ット見ながら、あーでもないこーでもないとやるかなり情けな
い姿を晒すハメになった・・・。

ハヤイ「近場で旅費を安く切り上げて向こうの食事とかを豪勢
    にいきましょうよ」

係長「そうだね。日帰りだからそんなに遠くも行けないし」

課長「温泉はどや?」

ハヤイ「いいっすねー。箱根か熱海か、湯河原あたりでどうで
    す?」

そこで一人の男が口を割った。ワタシの同期Hである。

この一言が、今回の旅行の方向性を大きく左右することとなった。

(つづく)