モンスターNO.−22「MAT幹部会議事録」
(ハヤイ隊員報告)
「じゃ、ここで失礼しますっ。ホントにお疲れ様でしたぁ〜」
2001年2月11日(日) 16:30
名古屋駅のホームでそう口にし、世をしのぶ仮の会社の上司を
見送ったハヤイは、その瞬間からサラリーマンの姿を脱ぎ捨て、
MAT隊員として戦闘モードに入った。
そして携帯電話という名の通信機器を使い、周囲に気を使いな
がら同僚・モロダシ隊員に連絡をとる。
ハヤイ「こちら世を忍ぶ仮の任務終了。これから真の作戦に入
りたいがそちらは?」
モロダシ「了解。では名古屋市○○のMAT作戦支部へ向かわ
れたし」
モロダシ隊員の指示どおり、マットアロー1号、ではなく何故
かJRで移動するハヤイ。
名古屋のとある駅に降り立つと、今度はモロダシ隊員がスカイ
ラインベースのマットビハイクルで迎えに来ていた。
このMATビハイクルはかなりの性能を誇る車であるが、モロ
ダシ隊員の暴走気味の運転と、隊長によるハナクソなすりつけ
汚染が少々気がかりだ。
名古屋作戦支部に到着すると、早速モロダシ隊員は隊長と連絡。
が、様子がおかしい。
ハヤイ「どうしたモロダシ」
モロダシ「・・・、隊長が来ないかもしれん。ホットシークレ
ットが馬群に沈んだから、スネて『気が向いたら行
くカモ』と・・・」
その後、ハヤイの半ば脅迫チックな説得により名古屋に到着し
た隊長。いよいよ幹部会議の開催だ。
異様にデカく、不自然なアタマのモロダシ。
丸坊主で工作員チックなハヤイ。
こぼれたハラと太い分け目がチャームポイントの隊長。
ただでさえ怪しい3人の行動だけに、我々はこれまたロケーシ
ョンも店内も怪しい台湾料理屋を事前ミーティングの場所に選
んだ。
店前の「○スっ子○ラブ」なる看板の低料金な価格設定に異様
に興味を示す隊長とモロダシをなんとか台湾料理屋に押しやり、
いよいよ事前ミーティングの開始である。
店内で、異様にウマくて異様に辛い台湾料理に舌鼓をうつ。あ
まりのカラさにモロダシ隊員のビールが進む進む。思えばこれ
が後の悲劇の始まりだったのかもしれない。
モロダシ「さて、この後ですが・・・」
そのモロダシが切り出す。
隊長「スマンが、俺にはカネがない・・・」
ハヤイ「・・・、右に同じ・・・」
当初、潤沢な資金をと思いなんとか日々の生活をやりくりして
きた隊長とハヤイだったが、隊長はホットシークレットなんて
いう気まぐれなセン馬にとりつかれた為、ハヤイは前夜世を忍
ぶ仮の会社の上司に予定外のスーヘル突撃に付き合わされた為、
作戦資金が底をついていたのだ・・・。
ハヤイ「しかし、モロダシ隊員。以前通信した時は『実戦モー
ドではなく、○日井支部でのミーティングに終始しても可』と
認識していたのだが・・・」
モロダシ「うっ、うむ・・・・」
気まずい空気が流れる。何故かこの男たちは同じチームであり
ながら、事前にかなり身内のハラを探り合うのが慣例となって
いるのだ。
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さてさて「とりあえず出ようか」と台湾料理屋を後にしたMA
T隊員3名。先程の「○スっ娘クラブ」にお約束のごとく再度
興味を示す3人であったが、あまりの寒さ(モロダシ隊員は、
熱い野望に燃えていたせいかあまり寒くなかったようだ)に、
とりあえずモロダシ隊員のMATビハイクルに避難。
ハヤイ「ま、今日は俺も隊長もカネないしさ」
隊長「とりあえず、戻るべ。○日井」
モロダシ「・・・、んじゃ戻る?」
ということで○日井に戻ることとなったMATビハイクル。土
地感のない隊長とハヤイは何処をどう通っているか皆目検討が
つかなかったが、車はどうも名古屋の中心部にはいり、きらび
やかなネオンを横目に、そして、昨日ハヤイが世を忍ぶ仮の上
司と突撃したあたりを抜け、そして止まった。
モロダシ「ハイ。○日井とうちゃーく!」
ハヤイ「ここ、『錦』ってとこちゃうの?」
とにかく、MATらしい行動に移ることにした。
さすがは風俗の本場名古屋。錦界隈は日曜の夜。しかも3連休
の中日だというのにそれなりに人も出て、そういうお店も営業
している。
モロダシ隊員は一目散に足をある場所へ進める。昨日、ハヤイ
と電話で交信中にモロダシより情報提供のあった「○ャ○ンシ
○マビル」なる、そんなんばっかりのビルである。ポン引きの
おにーさん方もビル前でてぐすね引いて待っている。
あまりの雰囲気にヘタレ&グズなハヤイと優柔不断君な隊長は
たじろいだが、モロダシは地の利を活かしてかズンズン進み、
ポン引きさん達と交渉交渉。そうこうしているうちに、資金難
な我々を気遣ってかセクキャバに決定。店名は失念した。
さあ、よくよく考えてみれば飛新以来のMAT幹部3名による
突撃大作戦のはじまりであるっっっ!
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戦いは終わった。
え?戦いの模様は?という声が聞こえてくるが、結論から言うと
モンスターとも遭遇せず、サービスも女性たちもまあまあといったところか。
あいや、女の子達のレベルは中の上くらいだったかな?
しかし、モロダシ隊員はなんだかんだいいながらそのお店の中澤裕子と
矢口真里を足して2で割らないような女の子を現認
(後に隊長が『ありゃリマールだろ』と現認を訂正)し、今や足繁く通っている様子。
私も、「まあこんなもんか」って感じのフツーのお店だったので、
戦況については差し控えたい。ぱんつにYシャツ着たおねーさんたちと
お喋りし、ハッスルたーいむになるとYシャツ脱いで上に乗っかってき
てちちもみおっけーになるって仕組み。しかしこの店のはっするたーいんむ
が異様に長かった・・・。
しかし、いわゆるフツーのセクキャバに満足しなかった男がいる。
前向きなのか後ろ向きなのかイマイチよくわからない男、隊長である。
私が見る限り隊長は店内で、非常に機嫌よくおねーさん達とお喋りしてた
のを確認していたのだが、店を後にし、MATビハイクルに乗り込んだ
途端にその態度が豹変した。
後部座席にデンと座りタバコに火を付けたかと思うと、鼻から白い煙を
吹きながら開口一番
隊長「まったくチューのないセクキャバ
なんて信じらんねーよ」
さっきまで店内でキャバクラ嬢に振りまいていた珍獣のような愛らしい
笑顔は単なるコビ売りか愛想だったのか?隊長恐るべし。
この後も少ない作戦資金の中から捻出した金で突入したキャバクラで
ちゅーもできなかったことがよっぽど腹に据えかねたのか、延々恨み節を
炸裂させる隊長。
「まったくこれなら大阪居て○○の実行った方がマシだったよ」
「風俗の情報発信源とか言いながら、名古屋も大したことねえなあ」
と、恨み節を炸裂させる始末。
これにはここまで自らの駐屯地をクサされたモロダシ隊員も黙っていない。
モロダシ「あん、名古屋はやっぱ抜き系だよ。ヌキ系なら満足できたんじゃない?隊長も」
(マットビハイクル・速度65キロ)
隊長「いやいや、オレはもうわかったよ。あんな店であの金額じゃあ・・」
モロダシ「フム隊員かオマエは。費用対効果をもとめんなよっ!」
(マットビハイクル・速度78キロ)
隊長「あーあー、○○の実ならメンコ(注:おパンツのことです)の
お土産つきなのに、ここは客人を手ぶらで返すたぁ、
信長・秀吉も天下統一とかいいながら
大したことねえなあ」
モロダシ「あ?ああん?」
(マットビハイクル・速度91キロ)
隊長「もてなしのココロってのが判ってねえよなあ。
千利休の茶の湯のココロを勉強しないとダメだよ」
モロダシ「だからテメェ、ヌキ系経験しねーで<あーだこーだ名古屋風俗言うのは○*%$#!!‘@!!!!」
(マットビハイクル・速度計測不能)
前回マットビハイクルに搭乗したときもそうだが、今回もワタシは死を
覚悟した。
その後も「抜き系に行く」「いやカネ無いし時間ももう遅い」など、
あーだこーだ言いながら二人をなだめすかしてMAT名古屋支部に
何とか到着。
とりあえず、勝利の美酒(?)片手に反省会と作戦会議に入った三人
だが、先ほどのでかなりアドレナリンが上がったかモロダシ隊員の酒の
ピッチが早い。
調子よく隊長と小説談義をしていたかと思うとだんだんろれつが廻って
こなくなった。
「テロリストのパラソル」を肴に話をしていたのだが、ロレツのまわらない
モロダシ
モロダシ「・・・、っだからさぁ・・・・、オレはテドリストなんて
言われた時点でっざぁ・・・、ダメじゃん・・・」
隊長・ハヤイ「?」
こりゃあかん、寝かそうと隊長がモロダシを寝室までつれていこうと
したその瞬間
「どぉおおおおおおおん」
轟音と共にモロダシの重爆セントーンが私に炸裂した。
足が立たないほど酩酊したのか、次の瞬間立ち上がったかと思うと、
島田珠代ばりに今度はフスマに激突しフスマ破壊。かとおもうと
バランスを失ったモロダシ、再び重爆セントーン。
これ、実は訓練なのかっ!?
ようやくモロダシを寝かしつける。が、お約束の隊長のイビキと
先ほどモロダシが破壊したフスマから入り込む寒風で眠れない。
これも訓練なのか?
そんなこんなで幹部会議は終了。過酷な特訓を課しやがったモロダシに
せめてものイヤガラセだと思い、名古屋名物ういろを部屋にのこしてきた
ところ、モロダシちょい喜び。
どこまで行ってもあなどれん男である。
完
危険度:★★☆☆☆