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1985年、G7に対抗してワシントンで行われたThe other Economic Summit で、リントンによってLETSが紹介され、世界各国に導入されるきっかけとなりました。現在では、リントンによれば、世界各地に2,000以上のLETSがあるそうです。そのシステムと目的は、各地域によって少しずつ違います。オリジナルであるリントンのLETSは、地域経済の活性化を目的としたものであったのに対し、欧州各国での導入は、コミュニティの再構築を目的としたものが多いそうです。
現在、コモックス・ヴァレーのLETSには450の口座が存在し、 総取引量は、1ヶ月あたり2,000〜3,000グリーンドルです。なお、もっとも活発であった80年代半ばには、600口座、
年間取引量は、30万グリーンドルに達しました。現在では、ICカードを利用したLETSシステムの構築を開始しているそうです。
ニュージーランド・オーストラリアでは、LETSを政府機関が積極的に支援しています。オーストラリアでは、州政府の支援を受け、ブルーマウンテン地域のLETSに対し、システム構築のため6万オーストラリアドルの助成が行われています。また、ニュージーランドでは、内務省ほか公的機関が積極的に支援を行い、支援額は14万5千ニュージーランドドルにのぼります。最大規模のオークランドLETSでは、2,000人が参加し、その取引額は年間100万グリーンドルに達するまでに発展しているそうです。
イギリスは、LETSが、最も普及している国です。イギリスのLETSは、1990年6月に、ウエストウィルシャーで始まりました。1991年にLETSの全国大会が開催され、全国組織LETS
LINK UKが、LETSの情報交換と普及のため設立されました。現在では、約500のLETSに、約5万人が参加しています。地域によって規模の大小があり、マンチェスターLETSでは、参加者が700人、ロンドンのブリックストンLETS、北部ロンドンLETSは200人程度です。なかでも、最も活発なマンチェスターLETSでは、LETS
go Manchester というプロジェクトを行い、LETSの普及に努めています。 |
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