1998年初春、良和の勤めている不動産会社が、
事業拡大の為に、フランチャイズのコーヒーショップを始めることになり、
その本部での約1ヶ月の研修に、他の会社から研修に来ていたのが亜季でした。

良和の亜季への第一印象は、「自分には無関係の人」、
亜季の良和への第一印象は、「友達にはなれそうにない人」です。
研修中は、互いにほとんど会話も無く、何の接点も無いままに、
厳しかった研修も終わりました。
それからしばらくして、ある飲み会の帰り道、
お互いの次の休日が、同じ日だったことが分かりました、
その頃は、二人とも別々の会社に勤めていたので、
それは偶然の事でもあったのです。
その休日を利用し、2人で伊豆の白浜に海水浴に行く事になったのです、
その日は天気に恵まれず、又、6月下旬という事もあり、肌寒い日になってしまい、
とりあえず白浜まで行って、どうするか考えることにしました。
白浜に着いても天気は変化無く、結局海水浴はあきらめ、
砂浜で海を眺めるだけになったのです、
しかしその事が、今の二人への始まりでした・・・・・。
海に入れないということで、砂浜でいろいろな会話を楽しんでいました、
良和は普段人見知りをするタイプなので、
付き合いの浅い人には、あまり込み入った話を出来ない人なのに、
亜季には何でも素直に話ができ、何か違うものを感じていました。
それからよく会うようになり、2人の仲が進展していったのです。
もしあの日が晴天になり、海に入れていたら、
今の2人はなかったかも知れない・・・・!?。