なぜ わざわざ周波数変換しなければならないか。
一概には断言できませんが、下記のような理由からでは無いでしょうか。
周波数変換する理由

日本のCATVは、現在のところ一般的にはメタル線と呼ばれる同軸ケーブルを使用し一般家庭まで伝送しています。この同軸ケーブルは周波数が高くなると伝送ロスが増加する特徴があり、ロスが増加するとCATV局で受信されたテレビ信号がCATVに加入している視聴者のテレビ(端末)まで伝送できないと言った問題が発生してきます。

CATV伝送ではこの伝送ロスを補うための増幅器(トランクアンプ)が用いられていますが、古い施設で使用している増幅器は地上波デジタルが使用しているUHF帯域(470〜770MHz)まで対応していないため伝送ロスを補う役目を果たすことができず、受信信号が末端まで届かないことになります。さらに付け加えますと、増幅器以外にも同軸ケーブルの種類や分配器、分岐器が伝送しようとしている周波数帯域に対応していないと信号は通りにくくなり、信号品質が劣化したり最悪の場合通らなくなってしまいます。

参考値となりますが、下に主なケーブルのそれぞれの周波数に対応したケーブル長さ10mでのロス一覧表を記載します。環境温度や同軸ケーブルメーカーで多少の変動はありますのでご了承ください。

長さ10m当りの参考減衰量(dB) VHF、CATVミッド帯域 UHF帯域
同軸ケーブル名称 90MHz 222MHz 470MHz 770MHz
5C−2V 0.84 1.30 2.00 2.90
S−5C−FB 0.59 0.95 1.45 1.92
7C−HFL 0.35 0.56 0.82 1.13



戻る