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三昧塚古墳
玉造町の北西、小川町境の沖積地に営まれた前方後円墳。鎌田川の河口付近で、川と霞ヶ浦が造り出した州 を利用してできた標高4.8mに立地する低地型古墳の代表である。全長85m、後円部径48m、前方部幅40m、後 円部高さ8m、前方部高さ6mの大きさがある。 また、塚の周囲には深さ2mの周掘(水濠)が、めぐらされている。 三昧塚古墳出土の冠は、長さ60cmで正面には蝶形金具を持ち二つ山形式で、銅版に鍍金がほどこされてい る。上縁部には左右4頭ずつ計8頭の馬形飾がついており、冠帯は、3段に区画され各段はまた方形の区画に 分割され、花文や動物分の透かし彫りをほどこしている。 この冠は、製作技法に未熟な点が見受けられ国産のものと考えられる。しかし、中国や朝鮮半島の金属工芸 技術の大きな影響を受けたものとして、当時では最高の作品であったと考えられる。
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