青年海外協力隊って?
| このページの見方 初めから順番に全部見てもいいし、最初の「もくじ」を見て、自分が知りたいところだけを見てもいいですよ。 「もくじ」の各項目をクリックすると、その質問の説明の部分にジャンプします。「もくじ」に戻りたいときは、説明の最後についている「もくじへ」をクリックしてください。 |
| このページで調べ切れなかったことは、JICA(国際協力機構)のホームページに行ってみて下さい。 また、私に直接質問したいことがあったらメールで送ってください。メールで送ってもらった質問は、こちらからメールで返信しますが、同時にこのページにも、その質問と回答を載せていきます。メールアドレスは一番下にもあるよ。 |
日本政府は開発途上国に対して、資金や技術の協力をしています。これを「政府開発援助(ODA )」といいます。この「政府開発援助」にはいろいろなものがありますが、「青年海外協力隊」は、開発途上国に対して「技術協力」をするためのものです。そして、この事業を実施しているのは「国際協力機構(JICA)」です。 右の図は、分かりやすくするために「青年海外協力隊」に関わる部分だけをあげました。 |
||||
協力隊員は、現地の人々と生活を共にし、それぞれの技術や能力を生かして国づくりに協力します。 現地の人々と同じものを食べ、同じ言葉を話し、その国の文化や習慣を尊重しながら社会にとけこみ、国づくりに協力します。例えば私の場合は、グイノペという村にホームステイしながら、現地の小学校をまわり、子どもたちの様子を見ます。そして、問題点を見つけ調査をしたり先生方に講習会を開いたりします。もちろん、ホームステイ先では家族と同じものを食べ、スペイン語を使って活動します。そして食事がのどを通らなかったり、スペイン語が通じず苦労することもよくあります。 なお、報酬はもらわない「ボランティア」としての活動です。 その他詳しい活動内容については「ホンジュラスと青年海外協力隊」で。 |
||||
日本は今、世界でもトップクラスの経済力や技術を持っている国の一つです。しかし、昔からそうだったわけではありません。 第2次世界大戦後、日本は苦しい時期でした。そのときに、他の国や国連、世界銀行などが日本の発展に協力してくれたのです。ですから、日本が豊かになった今、今度は私たちが「開発途上国」に協力してあげる役目がある・・・そんな考えから、外国に協力をしているのです。 また、現在日本は「工業国」ですが(5年生で習いましたね)、「資源」がありません。開発途上国の中には日本に「資源」を輸出している国も多くあります。それを考えると、外国への協力の必要性がわかりますね。 |
||||
青年海外協力隊事業は、1965年(昭和40年)から始まりました。もう、40年近い歴史があるのですね。 |
||||
「開発途上国」といわれる国に派遣されます。 派遣されている国名(五十音順) 以上72カ国でした!ふ〜っ・・・つかれた・・・。 地図で確認したい人はこちらへ→ |
||||
一番多くの「青年海外協力隊員」が派遣されているのは、「パラグアイ」で76人です(2003年9月30日現在)。さて、パラグアイとはどこでしょう? |
||||
ここで全てをあげることはできませんので、代表的なものをあげてみましょう。 |
||||
1965年からの累計は・・・ 男性1万4800名、女性9100名。合計2万3900名です。(2003年9月30日現在) 累計では男性が多くなっていますが、最近では女性隊員の割合が増えています。 |
||||
男性1017名、女性1222名。合計2239名です。 |
||||
<1次選考> まず、応募をした後試験を受けます。英語の試験と適性検査です(ただし、現在教員をやっている人は、この試験が免除になります)。これが、1次選考です。この1次選考と同時に、最も重要な「健康診断」があります。これは、自分で病院に行って行うのですが、その検査はとても細かくて、普通の健康診断よりずっと厳しいものです。もちろん、これは私もきちんと受け、健康面での合格をもらいました。 <2次選考> 1次選考と健康診断に合格すると、今度は面接です。これは東京で行われます。面接は一般面接と、自分の職種についての面接の2種類があります。それと同時に更に健康診断が行われます。この時は「歯科検診」も行います。虫歯が1本でもあると隊員にはなれません。私も、この日のために約半年をかけて虫歯になりそうな歯を徹底的に治し、さらに歯周病にならないように歯医者に通い1本1本クリーニングしてもらいました。 <合格!派遣国決定> さて、2次選考に合格すると、合格通知が来てどの国に行くのかが決められます。しかし、まだ安心してはいけません。まだ続きがあるのです。 <国内訓練> 次は、活動に必要な語学(私の場合はスペイン語)を学ぶために、79日間訓練所で訓練を受けなければなりません。私は長野県の「駒ヶ根訓練所」に入りました。そこでは、スペイン語はもちろんのこと、開発途上国で生活するために必要なことや、国際協力に関する専門的なことも勉強します。もちろん、それぞれ試験があり、それに合格しないと隊員にはなれません。途中で怪我をしたり、病気になってもいけません。また、訓練所には厳しい規則があり、それを守れない人は不合格になり、訓練所を出て行かなければなりません。厳しいようですが、開発途上国での生活は、それ以上に厳しいのです。日本で決まりを守れないようでは、外国で危険な目にあったり、時には命さえ落としかねませんからね。 <絶対必要なこと> 外国語ができなければならないのでは?と思っている人も多いと思います。もちろん、できたほうが良いに決まっているのですが、私はスペイン語なんて勉強したこともなければ、聞いたこともありませんでした。言葉に関しては79日間の国内訓練で、みっちり学習すれば生活ができるまでにはなります(結構しんどい訓練ですが)。 では、絶対必要なこととは? |
||||
![]() |
||||
1976年(昭和51年)に、最初の協力隊員が派遣になりました。この時は5名でした。「ホンジュラス」という国名を聞いたことがない人も多いでしょうが、日本との関係は、ずっと前からあったのですね。 |
||||
1976年の5名から少しずつ増え、一時期は100名近い隊員がホンジュラスで活動をしていました。これまでの累計は、 男性448名、女性352名。合計800名です。(2003年11月1日現在) |
||||
一時期の100名近い隊員から比べればずいぶん減りましたが、それでも中米では最も多い隊員数です。 男性16名、女性35名。合計51名です。(2003年11月1日現在) |
||||
最も多いのが「小学校教諭」です。ホンジュラスでは、現地の先生方の算数指導力を上げるためのプロジェクトが組まれています。隊員が先生たちに算数の授業の仕方を教える講習会などを開いているのです。ですから、小学校教諭が非常に多くなっているのです。 そのほかの職種としては、幼稚園教諭、中学校・高校教諭、保健士、助産士、家畜飼育指導、市場調査、皮革工芸品指導、野菜栽培指導、音楽指導、感染症対策、村落開発などがあります。 難しい言葉でよく分からない職種もあるかもしれませんが、ここでは内容は省略します。 |
||||
「基礎教育総合強化モデルプロジェクト」といって、子どもたちがきちんと学校に行って勉強ができるようにするために、さまざまな面からの活動をしています。このプロジェクトでは、私を含めた小学校教諭が2名、幼稚園教諭1名、保健士1名、それにこのプロジェクトのリーダとなる「シニア隊員」の合計5名が活動をしています。 学校に通えなかったり、十分勉強が身につかないことには、さまざまな原因がありますね。例えば・・・ これは「保健士」の隊員が、保護者向けに講習会を開いたりして、正しい栄養のとり方を教えています。 これは「幼稚園教諭」が、地区の幼稚園に通って、先生方と一緒に子どもの指導をしています。 これは私「小学校教諭」の仕事です。先生方と一緒にテストを作成したり、時には足し算や引き算がどれくらいできるのか調査をしました。 もう一人の隊員は実際に学校で算数の授業をしています。 やらなければならないこと、やりたいことはたくさんあるのですが、まずは自分の名前と顔を覚えてもらって、地域の人から認めてもらわなければなりません。そのために、毎日学校に通い、近所の人ともお話しすることも大事な活動なのです。 活動については「La Vida en ほんじゅらす」にも少し書いています。見てくださいね。 |
||||
JICA(ジャイカ)とは、Japan International Cooperation Agency の略で、日本名は「国際協力機構」といいます。2003年10月に「独立行政法人」として新しくなりましたが、2003年9月までは「国際協力事業団」という名前でした。テレビでCMもやっていたので聞いたことがあるかもしれません。 「青年海外協力隊ってどんな組織?」でも書きましたが、JICAは政府開発援助(ODA)の中で、主に「技術協力」を実施している組織です。私たちは、このJICAによってそれぞれの国に派遣されているのです。
|
||||
一人当たりの国民総生産(GNP)が9385ドル(約106万円)未満の国を「開発途上国」といいます。 ※国民総生産とは・・・一つの国で一定の期間内に生産されたもの(財やサービス)の総額 9385ドル以上の国は「先進国」といいます。(日本やアメリカ合衆国などは先進国ですね) ちなみに、世界の人口は60億6000万人(2000年)といわれています。そのうちの約8割が、この「開発途上国」に住んでいるのです。 |
||||
大きく分けて次の5つがあげられます。(各項目をクリックすると、その詳しい説明にジャンプします) 世界の人口は60億6000万人(2000年)ですが、年間7500万人の増加があるといわれています。しかも、その7500万人のうちの95%は開発途上国での増加なのです。 「貧困」とは1日1ドルの収入を満たせない人々と考えています(世界銀行)。 この「貧困」に苦しむ人々は、世界に13億人いるといわれています。世界人口のうち5人に1人は貧困というわけです。開発途上国に限って言うと、3人に一人の割合で「貧困」に苦しんでいるということがいえます。各地域では次のようになっています。 南アジア・・・・・・・・・・・・5.2億人 東アジア・大洋州・・・・・・4.3億人 アフリカ・・・・・・・・・・・・・2.2億人 中南米・カリブ諸国・・・・1.1億人 これについては、さまざまありますが、ここでは代表的なものをあげます。 <エイズ> 世界では3610万人がエイズウィルスの保持者といわれています。しかも、そのうちの95%が開発途上国の人々です。 エイズの増加によって、親をなくす孤児が増えたり、時には不当な差別を受けるなどの人権問題も起こってきます。 <感染症> 微生物の感染によって起こる病気です。 途上国の悪い生活環境、医療施設の少なさ、栄養不良、水の欠如などの問題から、この感染症はさらに深刻な問題となっています。 世界には文字を読み書きできない人(非識字者)が8億5500万人(推定)いるといわれています。 そして、学校に通っていいない子ども(非就学学齢児童)は、1億1000万人いるといわれています。 これには、「政府の予算不足」「教員の不足」「貧困」などが原因としてあげられます。 開発途上国では、自然環境の悪化が進んでいます。 たとえば、「熱帯林や野生生物の減少」があります。日本は、外国からたくさんの資源を輸入しています。この問題には、日本などの先進国も責任を持って考えなければなりませんね。そのほかに、「環境保護のための法律や制度が整っていない」、「環境を考えない開発」などが原因としてあげられます。 |
||||
| もっと詳しく知りたい人はこちらへ・・・・国際協力機構(JICA)ホームページ | ||||
| 青年海外協力隊のことについて「TSUKASA」に直接聞きたい人はこちらへ・・・ 通信事情が悪いため上のアドレスで送信できない場合があります。そのときはこちらへ・・・ |