* 報告その1
1月の始めの治療から約一月後に2回目の治療を行いました。
1回目に比べ副作用の危険度が増すわりには効果の方は同様か其れ以下と伝えられ
ていたため、治療に踏み切るのには随分迷いました。
《1回目の治療では目だった効果は認とめられず、現状を維持した程度でした。》
へたをすれば治療の副作用の為に寿命を短くしかねない、 また其れだけでなく効果の
方も薄い事を考慮すると、このまま自宅に帰った方が良いのではと薦められました。
一時その様に言われるままに事を運ぼうかとも考えました。しかし兆度この時期に新し
く担当になった先生が其れまでの先生とは少し違うお話を分かりやすく、全ての可能性
を事細かくお話しくださった結果、 本人共々皆内容を良く理解し納得した上で最終的に
治療を行う判断を無事下す事が出来ました。
後任の先生のお話ではたしかに危険度は増すが、 同時に1回目より
2回目の方が効
果的である可能性(例)も多少はある。 また使用する薬の濃度等のコントロールも前回
より慎重にしていく。良くない兆候が少しでも出れば当然止める事はできるので、リスク
はあるとは言いつつもここで”完全”にあきらめるのはやや早い段階である可能性があ
ると。それまでの先生は取り合えず危険度が増し更に効果もほとんど望めない、よって
少しでも残された時間を自宅ですごした方が良い。 と言う基本的に補足のない単純な
説明であったためその内容の差は歴然でした。
正確な情報提供を出来る医者の必要性をこれ以上に感じる事はそう無いような気がし
ます。また、後任の先生は頻繁に病室を訪れれる事により母との信頼関係も短い時間
内に築かれていきました。 よって先生の治療方針のアドバイスは自分には勿論母にも
説得力のある物に感じました。
《前任の先生は最後の挨拶もなく担当を変わってしました.....。この差はあまりにも大き
い思います。》
治療の結果により裁判沙汰になる恐れのある今、確かに医者がリスクを取る事は様々
な意味において難しい事であるとは思います。が、圧倒的に治療の方針においては 主
導権のある担当医が信頼関係の構築を”明らかに”怠り更にかたよった情報提供のみ
を行う事に強く抵抗を感じます。
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2回目の治療は体力を極力付ける努力をした後に行われました。
前回と比べ血液の状態も懸念されたレベルまで悪化せず(血小板及び白血球の数値)
比較的穏やかな状態で乗り切る事が出来ました。約2週間前にでた結果は腎臓、肝臓
、膵臓に関しては現状維持。 しかし一番懸念されている肺に関しては幸い若干の効果
が認められました。あくまで結果論ではありますが、最低限の副作用に留められたと同
時に多少であれ効果を得る事が出来ました。あのまま治療を断念していたら.....
と思う
ととても複雑です。本人も結果を肯定的に受けとめたようで、これは治療効果の有無を
細かく分析してしまう以前に大変よい傾向を生んだように感じます。
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状態が落ち着いてきた為一時退院の許可が出ました。
おかげさまで母にとって3ヶ月ぶりの我が家です。 病院は個室であったためプライバシ
ーが確保され、新築の良さである清潔感、 更に眺めの素晴らしさなど良い条件が大変
整った物でしたが、それらは自宅にかなうはずはなく、 病院では見せなかった安堵した
表情を見せています。
3度の食事の用意はなかなか仕事の合間をみて行うのは難しいものがありますが、病
院に出向く必要がなくなったのはやはり助かります。食器類の消毒《薬による副作用で
抵抗力が落ちているため》や食べ物のバランスを考えるのは難しいですが同時に勉強
にもなると思います。外食も可能ですし、見た限りでは母の状態はよくなっているような
気がして成りません。調子の良い時は病気の事を感じさせないような動きも見せてくれ
ます。12月の終わりの時点では殆ど食べられなかった事を考えればなおさらの事です
しかしこれは次回のCTによる検査を待たない事にはなんとも言えないのも現状です。
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次回の検査は5月17日です。
この結果及び当日の体の状態により 3度目の治療が可能かどうかの判断を下す予定
です。回数を重ねるごとに治療の是非の判断は母のケースにおいては難しくなるようで
すが、2ヶ月とはじめて言われていた時からすでに4ヶ月たちました。
(最悪のケースを伝えるのが基本なのは良く分かっていますが) 多大な期待は勿論出
来ませんが、今まで以上に希望が湧いてきているのも事実です。
今後も一日一日を大切にして希望を持ちながらすごしていきたいと思います。