K君の2002年12月の劇場映画評

 

ウェイキング・ライフ


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“これが未来の映画か?”

閲覧時期・場所 2002年12月 劇場にて 
監督 チャード・リンクレイター
出演 ワイリー・ウィギンス/ローレライ・リンクレイター/トレバー・ジャック・ブルックス/ロバート・C・ソロモン/エディス・マニックス/スピード・レヴィッチ
評価 C
批評 実写フィルムにデジタルペインティングを施した独特の映像で、“未来の映画”と話題を呼んだ作品。フルCGの作品に比べると、人間の表情などが自然で抵抗はないが、ちょっとした表情の変化を誇張して表現するため、目が輪郭をはみ出したり、微妙な揺れが常にあるため目が疲れた。かなりサイケな感じでストーリーはあってないようなものだが、様々な登場人物が哲学的な問いを繰り返し人間の存在の根源を探るというかなり野心的な作品である。延々と続く会話が眠気を誘った。

マイノリティ・リポート


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“スピルバーグ+クルーズの嫌な予感・・・”

閲覧時期・場所 2002年12月 劇場にて 
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 トム・クルーズ/コリン・ファレル/サマンサ・モートン/マックス・フォン・シドー/ロイス・スミス/キャサリン・モリス/ティム・ブレイク・ネルソン
評価 C
批評 現在のハリウッドの誇る大スター俳優と映画史上最強のヒットメーカーが組んだ作品である。言い換えると究極の商業映画。ただし、スピルバーグの前作“A.I”は新境地を開いたと言われたが商業的には惨敗、クルーズも“ヴァニラ・スカイ”は期待ほどヒットせず限界説が囁かれ始めている。(米国での話、相変わらず日本等では大ヒット)あまり子供っぽい大作が好きでない私のような人には、この2人の組み合わに嫌な予感が漂う。見た感想としては、可もなく不可もなく。毒にも薬にもならない作品。サスペンスとしては驚きもないし、感動するような脚本でもない。同じ作家の“ブレードランナー”の方が面白い。

 

ハリー・ポッターと秘密の部屋


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“小説は大人が読んでも面白いが、映画は子供向き”

閲覧時期・場所 2002年12月 劇場にて 
監督 クリス・コロンバス
出演 ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン/ケネス・ブラナー/トム・フェルトン/ボニー・ライト/ハリー・メリング
評価 C
批評 世界的ベストセラーの映画化第2段。1作目は賛否両論だったが大ヒット。今作も前作並のヒットは確実と見られている。アメリカでは、少し遅れて公開された“ロード・オブ・ザ・リング”の方が評価されていたようだが、今回もこの作品の数ヵ月後には“ロード〜”の第2段が控えている。僕はハリーも指輪物語も両方原作を読んでいるが、指輪の方が好きである。しかしハリーもかなり面白いと思う。ハリーの魅力は、よく練られたストーリーや徹底的に凝ったディテールなどたくさんあるが、会話の魅力も欠かせない。やはり映画では時間的な制約のせいで、大雑把にストーリーを追うことで精一杯のため原作の持つ魅力は半減している。また原作を読んでいない人には、スネイプ先生の人柄などは全くわからないような仕上がりになっている。まあ仕方ないか・・・・。

 

バースデイ・ガール


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“大スター競演のマニアックな作品”

閲覧時期・場所 2002年12月 劇場にて 
監督 ジェズ・バターワース
出演 ニコール・キッドマン/ベン・チャップリン/ヴァンサン・カッセル/マチュー・カソヴィッツ
評価 B
批評 トム・クルーズとの離婚後“アザーズ”や“ムーラン・ルージュ”により一気に才能を開花させたキッドマン主演で、“ドーベルマン”のヴァンサン・カッセルと有能な映画監督でもマチュー・カソヴィッツというフランスの誇る大スターとの競演。なのにあまり話題になってないのはなぜ?インターネット見合いでロシア美女を見つけ、同居をはじめるがロシアのいとこ達が押しかけて、実は結婚詐欺であることが判明するというストーリーはなかなか面白い。全体的にB級感が漂うが、ジャンルは違うが“ベティ・サイズモア”的な面白さがある。